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豊明卸問屋マガジン

アガベを仕入れたのに売れない!在庫を抱えないための品種・サイズ・価格帯の選び方

植物の仕入れ

アガベを仕入れたのに売れない!在庫を抱えないための品種・サイズ・価格帯の選び方

「人気のアガベを仕入れたのに思ったほど売れない」「高額な株ばかり残ってしまう」「どのサイズを仕入れればよいのか分からない」。アガベ販売では、このような仕入れの悩みが起こることがあります。アガベは品種だけでなく、株の大きさや仕立て、価格によって購入するお客様が大きく変わる商品です。そのため、話題の品種を集めるだけでは安定した売上につながらない場合があります。今回は、アガベ仕入れで在庫を抱えないために確認したい品種・サイズ・価格帯の考え方を、具体的な数字を交えて解説します。

品種とサイズを分けて販売率を比較する

アガベを仕入れる際に起こりやすい失敗の一つが、「人気品種だから売れるだろう」と考えて仕入れ数量を増やしてしまうことです。SNSなどで注目されている品種でも、自店のお客様が求めている価格帯やサイズと合っていなければ、販売まで時間がかかることがあります。

まず重要なのが、アガベの仕入れを「品種」「サイズ」「価格帯」の3つに分けて考えることです。

例えば、同じアガベでも直径5~10cm程度の小型株、10~20cm程度の中型株、20cm以上の大型株では、売場での見え方も販売価格も変わります。初心者のお客様には購入しやすい小型株が選ばれやすい場合がある一方、コレクター層には株姿が完成してきた中型株や特徴的な個体が好まれることがあります。

そのため、仕入れ時に一つのサイズだけへ集中させないことがポイントです。

例えば20鉢を仕入れる場合、「小型株10鉢・中型株7鉢・大型株3鉢」というように数量を分散させます。販売後30日程度で、それぞれ何鉢売れたかを記録します。

小型株が10鉢中8鉢、中型株が7鉢中4鉢、大型株が3鉢中1鉢売れたのであれば、小型株の販売率は80%、中型株は約57%、大型株は約33%です。この数字が分かれば、次回は小型株の比率を高めるなど、仕入れ内容を改善できます。

価格帯と在庫金額を同時に管理する

価格帯も同様です。

例えば販売価格を「3,000円未満」「3,000~10,000円」「10,000円以上」という3つに分け、月ごとの販売数を記録します。5,000円前後の商品が最も動く店舗で、20,000円以上の株を大量に仕入れてしまえば、在庫金額が急激に増える可能性があります。

アガベは比較的小さな株でも高額になるケースがあるため、「鉢数」だけで在庫を管理しないことも重要です。

例えば在庫が30鉢しかなくても、平均仕入れ価格が15,000円なら仕入れ原価だけで45万円です。一方、100鉢あっても平均仕入れ価格が2,000円なら20万円です。このように、在庫数と同時に「在庫金額」を確認する習慣をつけると、資金繰りを管理しやすくなります。

主力・テスト・特徴商品へ役割を分ける

さらに注意したいのが、品種の偏りです。

アガベ・チタノタ系ばかり、斑入りばかり、大型品種ばかりというように商品構成が偏ると、そのカテゴリーを探していないお客様には選択肢が少なく感じられます。

仕入れでは、主力商品を全体の50~60%程度、テスト商品を20~30%程度、特徴的な商品を10~20%程度というように役割を分ける方法もあります。

例えば30鉢なら、定番・実績商品18鉢、新しく試す商品8鉢、希少性やアイキャッチを意識した商品4鉢といった構成です。

もちろん最適な割合は店舗によって異なります。重要なのは、一度決めた比率を固定するのではなく、月1回程度販売データを確認して変更することです。

閲覧数と販売実績から商品構成を更新する

ネットショップで販売している場合は、閲覧数と購入数も確認しましょう。100回閲覧されて5鉢売れた商品と、100回閲覧されても1鉢しか売れない商品では、価格や商品写真、株の状態などに改善余地がある可能性があります。

また、90日以上動いていない商品が増えてきたら、新規仕入れを一度抑えることも検討しましょう。仕入れは「商品を増やす作業」ではなく、「売れる商品構成を維持する作業」と考えることが大切です。

アガベは魅力的な品種が多いため、仕入れる側もつい欲しい株を優先してしまいがちです。しかし商売として考える場合には、「自分が欲しいアガベ」と「お客様が購入するアガベ」を分けて判断する必要があります。

毎週在庫数を確認し、月1回は品種別・サイズ別・価格帯別の販売数を集計する。このシンプルな習慣を続けるだけでも、アガベ仕入れの精度を高めることができます。

よくある質問

Q1. 初めてアガベを仕入れる場合、何種類くらい用意すればよいですか?

A. 最初から大量の品種を揃える必要はありません。まず5~10種類程度を小ロットで仕入れ、30日程度の販売状況を確認する方法があります。

Q2. 小型と大型ではどちらが売りやすいですか?

A. 客層や販売価格によって異なります。最初は複数サイズを少量ずつ仕入れ、サイズ別の販売率を比較すると判断しやすくなります。

Q3. 高額なアガベは何鉢くらい仕入れるべきですか?

A. 初回は1~3鉢程度など少量からテストする方法があります。高額商品は鉢数が少なくても在庫金額が大きくなるため注意が必要です。

Q4. 売れないアガベはどのくらいで見直せばよいですか?

A. 30日、60日、90日など期間を決めて販売状況を確認しましょう。90日以上動きがない場合は、価格や見せ方、仕入れ方を再検討する目安になります。

Q5. 仕入れデータはどのくらいの頻度で確認すればよいですか?

A. 在庫数は週1回、販売実績や在庫金額は月1回程度確認すると、仕入れ数量を調整しやすくなります。

まとめ

アガベを仕入れたのに売れないという状況を防ぐには、人気品種だけに注目するのではなく、品種・サイズ・価格帯の3つを分けて販売実績を確認することが重要です。初めて扱う商品は少量から始め、30日程度の販売率を確認して追加仕入れを判断しましょう。また、在庫鉢数だけでなく在庫金額を管理し、90日以上動いていない商品が増えていないか確認することも大切です。売れた商品のデータを次回の仕入れに反映する仕組みを作ることで、アガベの過剰在庫を抑えながら安定した商品構成を目指せます。

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この記事の作成者

豊明卸問屋ドットコム 編集部

鉢物植物を中心に卸売ネット通販を行っている豊明卸問屋ドットコムの編集部です。

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