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豊明卸問屋マガジン

観葉植物店を開業したいけど在庫数が増えすぎる!商品回転率を改善する方法

植物の仕入れ

観葉植物店を開業したいけど在庫数が増えすぎる!商品回転率を改善する方法

観葉植物店を運営すると、「売場を充実させるために仕入れていたら在庫が増えすぎた」「売上はあるのにお金が残らない」と悩むことがあります。その原因の一つが、在庫回転の遅さです。植物は一般的な雑貨と違って日々の管理が必要なため、長期間売れ残るほど管理コストや品質低下のリスクが高くなります。今回は、観葉植物店の開業後に在庫を増やしすぎないため、入荷日、販売日、在庫金額などを数字で管理し、商品回転率を改善する方法を紹介します。

商品回転率を改善する方法

観葉植物店の売場を魅力的に見せるためには、ある程度の商品数が必要です。

しかし商品を増やし続けると、「売れているのに在庫が減らない」という状態になることがあります。

例えば月初在庫が150鉢、新規仕入れが100鉢、月間販売が70鉢なら、月末在庫は180鉢です。

翌月も同じなら、

180鉢+100鉢−70鉢=210鉢

となります。

毎月30鉢ずつ在庫が増える計算です。

6か月続けば180鉢増えます。

平均仕入れ価格2,500円なら、新たに45万円分の資金が在庫へ変わることになります。

この状態を防ぐためには、単に「何鉢売れたか」だけではなく、「何日で売れたか」を確認することが重要です。

まず商品ごとに入荷日を記録します。

例えば、

入荷後7日以内

8〜30日

31〜60日

61〜90日

91日以上

という5段階に分けます。

毎週1回、在庫表を確認し、どの商品がどのグループに入っているかを集計します。

例えば200鉢の在庫のうち、

7日以内 50鉢

8〜30日 70鉢

31〜60日 40鉢

61〜90日 25鉢

91日以上 15鉢

だったとします。

60日を超える在庫は40鉢です。

全体の20%にあたります。

この割合が翌月25%、30%と増えているなら、仕入れ過多や商品構成に問題がある可能性があります。

まず見直したいのが仕入れ数量です。

過去4週間で3鉢しか売れていない商品を毎月10鉢仕入れていれば、在庫は増えて当然です。

例えば4週間販売数が3鉢、現在庫が12鉢なら、単純計算では4か月分に相当する数量があります。

追加仕入れは一旦止め、在庫を減らすことを優先します。

一方、過去4週間で20鉢売れ、在庫3鉢しかない商品なら欠品リスクがあります。

このように商品ごとに販売数と在庫数を比較し、仕入れの優先順位を決めます。

在庫回転を改善するには、商品をA・B・Cの3グループに分ける方法もあります。

Aは30日以内に売れやすい商品。

Bは31〜60日。

Cは61日以上かかる商品です。

例えば在庫金額100万円のうち、

A商品50万円

B商品30万円

C商品20万円

という状態だったとします。

翌月はC商品の仕入れを減らし、A商品の比率を60%へ増やすなど調整します。

在庫数だけでなく在庫金額で確認することも重要です。

例えば小型植物50鉢で在庫10万円、大型植物10鉢で在庫20万円なら、鉢数では小型が多くても資金負担は大型の方が大きいからです。

毎月末に在庫金額を集計しましょう。

月商100万円に対し在庫金額が、

1月80万円

2月100万円

3月130万円

と増えている場合は注意が必要です。

売上が100万円で変わらないのに在庫だけ50万円増えているため、現金が商品へ変わっている状態です。

売場の見直しも回転率改善に効果があります。

売れない商品が悪い商品とは限りません。

店舗の奥に置かれていて存在に気づかれていない可能性があります。

例えば60日以上売れていない商品を入口付近の「今週のおすすめ」コーナーに移します。

1週間単位で10〜20鉢程度を入れ替え、反応を確認します。

値札やPOPも見直しましょう。

「フィカス 5,500円」だけでは特徴が分かりにくい場合があります。

「初心者にもおすすめ」「高さ約120cm」「リビング向け」など2〜3個の情報を追加します。

購入後のイメージが伝われば、動きが改善する場合があります。

鉢カバーと組み合わせる方法もあります。

例えば植物5,000円が60日売れ残っているなら、3,000円の鉢カバーとセットで展示します。

単品価格を下げるのではなく、完成形を見せることで価値を伝えます。

SNSでも長期在庫商品を紹介できます。

週3回投稿しているなら、そのうち1回を「スタッフおすすめ」にします。

1回の投稿で3商品紹介すれば、月4回で12商品を訴求できます。

ネットショップにも同時掲載し、実店舗だけでは接点のなかったお客様へ販売機会を広げましょう。

それでも長期間動かない場合は、販売方法を見直します。

例えば90日以上経過した商品について、

売場変更

SNS紹介

セット販売

価格見直し

の4つを順番に実施するルールを作ります。

いきなり値下げだけに頼らず、まずは商品の見せ方を改善します。

価格を変更する場合も、目的と期限を決めます。

例えば90日以上経過した商品を2週間限定で販売促進するなど、常時値下げにならないようにします。

在庫回転を改善するには「売れてから仕入れる」仕組みも重要です。

仕入れ日を週1回など固定し、毎週月曜日に売上と在庫を確認してから火曜日に発注します。

過去7日・30日の販売数を見て追加数量を決めます。

例えば月平均販売5鉢の商品なら、在庫上限を10鉢程度に設定します。

在庫が8鉢あるなら追加しない。

3鉢になったら5鉢発注する。

このように最低在庫と上限在庫を決めれば感覚的な仕入れを減らせます。

開業直後は売れ筋が分からないため、少量多品種から始める方法が安全です。

例えば20品種を10鉢ずつ仕入れて200鉢にするより、40品種を5鉢ずつにすれば、同じ200鉢でも1品種あたりのリスクを半分にできます。

3か月程度販売データを集めた後、売れ筋上位10商品を増やします。

在庫回転では「品切れが怖い」と考えすぎないことも大切です。

売れ筋が一時的に欠品することより、売れない在庫を大量に抱える方が資金繰りへ大きな影響を与える場合があります。

仕入れ先から週1回補充できるなら、少ない在庫で回すこともできます。

在庫管理は少なくとも週1回、在庫金額は月1回確認しましょう。

さらに3か月ごとに、売れ筋上位10商品と長期在庫上位10商品を比較します。

売れ筋には売場と仕入れを集中し、長期在庫は減らしていきます。

この繰り返しによって、商品が常に入れ替わる店舗を作ることができます。

観葉植物店では在庫が多いほど品揃えが良いように見えますが、利益が残らなければ経営は安定しません。

「何鉢持っているか」ではなく「どれだけ早く販売できているか」を重視し、在庫資金を効率よく回していきましょう。

よくある質問

Q1. 観葉植物の長期在庫は何日から注意すればよいですか?

A. 商品によりますが、30日、60日、90日など区切りを作り、60日以上の商品を重点的に確認する方法があります。

Q2. 在庫は鉢数だけ確認すればよいですか?

A. 在庫金額も重要です。大型植物など高額商品が多い場合は、鉢数が少なくても資金負担が大きくなります。

Q3. 売れない商品はすぐ値下げした方がよいですか?

A. まず売場、POP、セット提案、SNS紹介などを試し、それでも動かない場合に価格見直しを検討しましょう。

Q4. 在庫確認はどのくらいの頻度で行いますか?

A. 数量は週1回、在庫金額は月1回程度確認すると変化を把握しやすくなります。

Q5. 開業時は多品種を少量ずつ仕入れた方がよいですか?

A. 売れ筋が分からない段階では、1品種あたりの仕入れ数量を抑えて販売データを集める方法があります。

まとめ

観葉植物店で在庫を増やしすぎないためには、鉢数だけではなく入荷から販売までの日数と在庫金額を管理することが重要です。

7日、30日、60日、90日などで商品を分類し、60日以上動いていない商品を毎週確認しましょう。また、過去4週間の販売数をもとに上限在庫と最低在庫を設定すると、余計な仕入れを減らせます。売れない商品は売場変更、POP、セット販売、SNS紹介を行い、必要に応じて価格を見直します。商品回転を意識することで、売上だけでなく手元資金も改善しやすくなります。

植物の仕入れに関する情報を確認できます。

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この記事の作成者

豊明卸問屋ドットコム 編集部

鉢物植物を中心に卸売ネット通販を行っている豊明卸問屋ドットコムの編集部です。

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