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多肉植物の卸売でセット仕入れの中身に偏りが出る!アソート商品の売れ残りを減らす管理方法
植物の仕入れ
多肉植物の卸売でセット仕入れの中身に偏りが出る!アソート商品の売れ残りを減らす管理方法
「アソートで仕入れると人気品種はすぐ売れるのに一部だけ残る」「セット内容を選べないので在庫が偏る」「安く仕入れられても売れ残りが多く、結局利益が出ない」。多肉植物の卸売では、複数品種がセットになったアソート商品は、一度に品揃えを増やせる便利な仕入れ方法です。しかし、内容によって販売速度に差が出ると、特定の品種だけ長期在庫になることがあります。今回は「多肉植物 卸売」でアソート仕入れを利用する際に、30日販売率、品種別残数、再発注基準を数字で確認しながら、売れ残りを減らす方法を紹介します。
アソート商品の売れ残りを減らす管理方法
多肉植物の卸売では、「24鉢アソート」「48鉢ミックス」など、複数品種がセットになった商品を利用できる場合があります。
アソート商品のメリットは、1品種ずつ選ばなくても短時間で品揃えを増やせることです。
例えば24鉢入りで8品種、各3鉢ずつ入っている場合、1回の注文で8種類の商品を売り場へ追加できます。
新規店舗や品種数を増やしたい売り場では便利です。
一方で問題になるのが、品種ごとの販売速度の違いです。
例えば8品種各3鉢、合計24鉢を仕入れたとします。
30日後にA・B・C・Dの4品種は各3鉢完売した一方、Eは2鉢、Fは1鉢、G・Hは0鉢だったとします。
販売数は15鉢、全体販売率は62.5%です。
全体だけ見ると悪くない数字ですが、G・Hは在庫率100%です。
この状態で同じアソートを再発注すると、G・Hの在庫がさらに増える可能性があります。
そこでアソート商品は「セット全体」と「品種別」の2段階で管理します。
まずセット全体について30日販売率を確認します。
24鉢中20鉢売れれば約83%、15鉢なら約63%、10鉢なら約42%です。
一例として30日販売率70%以上なら継続候補、50~69%なら内容確認、49%以下なら再発注慎重という基準を作ります。
ただし70%以上でも、特定品種だけ毎回残る場合は注意が必要です。
そこで品種別の残数も記録します。
例えば同じアソートを3回仕入れ、毎回G品種が3鉢中2~3鉢残るなら、Gの需要が自店では弱いことが分かります。
3回合計9鉢中2鉢しか売れていなければ販売率約22%です。
一方、A品種が9鉢すべて売れていれば100%です。
この差が大きいアソートは、単価が安くても実質的には不効率になる場合があります。
例えば24鉢アソートが1鉢250円で合計6,000円だったとします。
単品仕入れなら1鉢300円なので、50円安い計算です。
24鉢なら1,200円の仕入れ差額です。
しかし毎回6鉢売れ残り、そのうち最終的に値下げや廃棄になるなら、原価1,500円分が低回転在庫になります。
1,200円安く仕入れたメリットがなくなる可能性があります。
そのため、「アソート単価が安いか」ではなく「販売可能な商品1鉢あたりの実質原価」で考えることが重要です。
24鉢6,000円のうち、実質的に20鉢しか通常価格で販売できないなら、6,000円÷20鉢=300円です。
単品仕入れ300円と同じです。
さらに値下げ作業や在庫スペースまで考えると、単品仕入れのほうが効率的な場合があります。
アソートは初回1ケースだけでテストしましょう。
売れるか分からない段階で3ケース、5ケースと大量に買う必要はありません。
24鉢1ケースを仕入れ、7日・14日・30日の販売数を確認します。
7日で12鉢、14日で18鉢、30日で22鉢売れるなら回転は良好です。
次回2ケースへ増やすことを検討できます。
逆に30日で10鉢なら、同じアソートを追加する必要はありません。
売れ残った品種については、陳列場所を変えて14日程度再テストします。
例えば売れなかったG・H品種を「寄せ植え向け」「小型多肉特集」など用途別コーナーへ移します。
それでも売れない場合は、3鉢セットや寄せ植え材料へ転用します。
アソートの弱点は「欲しい品種だけ追加できない」ことです。
そのため、売れ筋品種が分かってきたら、単品仕入れへ切り替える方法があります。
例えばアソートを3回利用した結果、A・B・Cの販売率90%以上、D・E60%、F・G・H30%以下だったとします。
次回からA・B・Cを単品12鉢ずつ仕入れ、D・Eは6鉢、F~Hは仕入れ停止にします。
こうすればアソートで売れ筋を発見し、その後は単品で精度を高められます。
つまりアソートは「定番仕入れ」だけでなく「市場テスト」として使う考え方が有効です。
新しい仕入れ先を試す際にもアソートは便利です。
例えば初回24鉢で品質、品種構成、販売反応を確認します。
ただし、品種名不明の完全ミックス商品はEC販売で扱いにくい場合があります。
商品名や管理情報が必要な店舗では、品種名付きアソートかどうかを事前に確認しましょう。
ECで「品種おまかせ」として販売する場合も、内容の幅を明確にします。
「2.5号多肉植物3鉢セット」「品種はおまかせ」など、注文時に選べないことを分かりやすく表示します。
個別品種を期待させる表現は避けます。
店舗でアソート商品を販売する場合は、同じ品種が固まらないように陳列する方法もあります。
8品種×3鉢をそのまま品種別に並べると、売れ残り品種のまとまりが目立つことがあります。
テーマ別に組み合わせ、売り場内へ分散します。
例えば初心者向け8鉢、寄せ植え向け8鉢、個性派8鉢などです。
ただし商品管理上は品種別コードを付け、販売データを追えるようにします。
「全部アソート」で管理してしまうと、どの品種が売れたか分かりません。
最低でも品種名または識別コードを付けましょう。
アソートの再発注基準も決めます。
例えば「30日販売率70%以上」「残品種が全体の30%以下」「90日以上在庫0鉢」の3条件のうち2つ以上を満たしたら再発注という方法です。
24鉢中18鉢売れ、残6鉢が3品種なら販売率75%、残品種率37.5%です。
条件によっては再発注慎重と判断します。
同じアソートを連続発注する場合は、現在残っている品種を確認します。
例えば前回G品種4鉢残っている状態で、新しいケースにもGが3鉢入ると合計7鉢になります。
月販売1鉢なら7か月分です。
アソートを注文する前に「既存在庫と重複する可能性」を確認しましょう。
内容が事前公開されている場合は重複品種数をチェックします。
8品種中5品種が現在庫と重複しているなら、新鮮さも少なくなります。
仕入れ目的が品揃え拡大なら、別のアソートを選ぶ方法があります。
アソート商品の利益も月1回確認します。
例えばアソート由来の商品を月50鉢販売し、平均粗利益300円なら15,000円です。
長期在庫原価が10,000円ある場合、そのバランスを見ます。
通常仕入れ商品より長期在庫率が高いなら、アソート比率を減らします。
例えば仕入れ全体の30%をアソートにしていたものを20%、10%へ段階的に減らします。
一方、アソートの30日販売率が85%以上で、品種偏りも少ないなら仕入れ比率を増やしてもよいでしょう。
アソートは仕入れ作業時間の削減にもつながります。
8品種を1品種ずつ探して発注する場合、1商品3分なら24分です。
アソートなら5分で注文できるとすれば19分短縮です。
月10回なら190分、約3時間です。
この作業削減効果もメリットです。
ただし、販売後の売れ残り管理に毎月3時間以上かかるならメリットが相殺されます。
仕入れ時の手間だけでなく、その後の管理まで含めて判断しましょう。
多肉植物の卸売でアソート商品を上手に使うには、「安いから継続」ではなく、30日販売率と品種別販売実績を確認することが重要です。
最初は1ケースだけ仕入れ、3回程度の実績から売れる品種を特定し、その後は単品仕入れへ切り替えることで、アソートの便利さを活かしながら売れ残りを減らしやすくなります。
よくある質問
Q1. 多肉植物のアソート仕入れはお得ですか?
A. 単価が安い場合がありますが、売れ残り品種が多いと実質原価が上がるため、30日販売率まで確認しましょう。
Q2. アソートは何ケースから試すべきですか?
A. 初回は1ケース程度から始め、7日・14日・30日の販売状況を確認する方法がおすすめです。
Q3. アソート内の品種別販売数も記録すべきですか?
A. はい。セット全体だけでなく、どの品種が残るかを記録すると次回の単品仕入れに活用できます。
Q4. 売れる品種が分かったらどうすればよいですか?
A. 販売率の高い品種だけ単品仕入れへ切り替え、低回転品種を減らす方法があります。
Q5. アソートの再発注は何を基準にしますか?
A. 30日販売率70%以上など、自店で数値基準を作り、既存在庫との重複も確認して判断しましょう。
まとめ
多肉植物の卸売でアソート仕入れを利用する場合は、1ケースからテストし、30日販売率と品種別残数を記録しましょう。セット全体が70%以上売れていても、同じ品種だけ毎回残る場合は要注意です。3回程度の販売実績から売れ筋を特定し、人気品種は単品仕入れ、低回転品種は停止へ切り替えることで、品揃えの幅を維持しながら長期在庫を減らしやすくなります。
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