豊明卸問屋マガジン
人気の記事
多肉植物の卸売で送料が高すぎる!1鉢あたりの配送コストを抑える仕入れ方法
植物の仕入れ
多肉植物の卸売で送料が高すぎる!1鉢あたりの配送コストを抑える仕入れ方法
「多肉植物そのものは安いのに送料を加えると利益が出ない」「少量で注文すると配送費の割合が高くなる」「送料無料にするため大量に仕入れて在庫が余ってしまう」。多肉植物の卸売では、商品単価だけを見て仕入れ先を選ぶと、送料を含めた実質原価が想定以上に高くなることがあります。一方、送料を節約するためだけに大量注文すると、今度は売れ残りのリスクが高まります。重要なのは「商品代+送料」を基準に1鉢あたりの実質仕入れコストを計算することです。今回は「多肉植物 卸売」の送料負担を抑えながら、過剰在庫も防ぐ仕入れ方法を具体的に解説します。
1鉢あたりの配送コストを抑える仕入れ方法
多肉植物の卸売を利用するとき、商品ページに表示されている仕入れ単価だけで利益を計算してはいけません。実際の仕入れでは、商品代に加えて送料、梱包費、場合によっては代引手数料などが発生します。
例えば1鉢300円の商品を20鉢仕入れると、商品代は6,000円です。送料が2,000円なら支払総額は8,000円となり、実質的な1鉢あたり仕入れコストは400円です。
商品ページだけを見ると300円ですが、実際には送料によって約33%コストが増えています。
同じ商品を40鉢仕入れた場合、商品代12,000円+送料2,000円=14,000円なら、1鉢あたり350円です。
20鉢仕入れと比較すると1鉢50円安くなります。40鉢すべて売れるのであれば、まとめて仕入れるメリットがあります。
しかし、40鉢中20鉢しか売れず、残りが長期在庫になれば話は変わります。
送料を1,000円節約するために6,000円分の商品在庫を増やしてしまえば、資金効率は悪化します。
そこで、まず「送料無料になる金額」ではなく「30日以内に販売できる数量」を基準に注文します。
例えば過去3か月でA商品が月平均12鉢、B商品が20鉢、C商品が8鉢売れているなら、1か月分の合計販売量は40鉢です。
安全在庫を10%程度加えて44鉢前後を一つの仕入れ上限として考える方法があります。
送料を比較するときは、「送料÷仕入れ鉢数」も確認しましょう。
送料2,000円で20鉢なら1鉢100円、40鉢なら50円、80鉢なら25円です。
仕入れ数量が増えるほど1鉢あたり送料は下がりますが、その分だけ在庫リスクが増えます。
自店に適したバランスを探す必要があります。
仕入れ先ごとの送料条件も表にすると分かりやすくなります。
例えばA社は送料2,000円、B社は1,500円、C社は15,000円以上送料無料という条件だったとします。
商品単価がA社300円、B社320円、C社310円なら、単価だけではA社が最安です。
しかし50鉢仕入れる場合、A社は15,000円+2,000円=17,000円、B社は16,000円+1,500円=17,500円、C社は15,500円で送料無料なら15,500円です。
この条件ではC社が最も安くなります。
一方、20鉢だけなら条件が変わる可能性があります。このように注文数量別に比較することが重要です。
発注をまとめる曜日を決める方法も有効です。
例えばスタッフが必要になるたびに週4回注文している場合、1回1,500円なら送料だけで週6,000円です。
週1回へまとめれば1,500円なので、単純計算で週4,500円、月4週なら18,000円の差になります。
ただし、売れ筋商品が欠品する可能性があるため、定番商品は安全在庫を設定します。
例えば週5鉢売れる商品なら7~10鉢程度を発注点として設定し、週1回の注文でも欠品しないよう調整します。
複数店舗を運営している場合は、共同発注も検討できます。
店舗Aが30鉢、店舗Bが20鉢必要なら、別々に注文するのではなく50鉢を一括注文し、到着後に店舗間で分ける方法です。
送料2,000円を2回払えば4,000円ですが、一括なら2,000円で済む可能性があります。
ただし店舗間配送に追加費用がかかる場合は、その金額も計算します。
鉢サイズによる送料差も確認しましょう。
2号・2.5号など小型商品と、4号・5号の商品では1箱に入る数量が異なることがあります。
例えば2.5号なら1箱40鉢、4号なら20鉢しか入らない場合、同じ40鉢でも必要箱数が2倍になります。
卸売先へ「1ケースに何鉢入るか」を確認しておけば、送料を予測しやすくなります。
注文時には、箱の空きスペースを活用できるか確認する方法もあります。
例えば1箱にあと6鉢入る場合、30日以内に売れる定番商品を6鉢追加することで、追加送料なしで仕入れられる可能性があります。
ただし「送料が変わらないから」という理由だけで売れない商品を追加することは避けます。
送料を販売価格へ反映することも必要です。
例えば商品原価300円+1鉢あたり送料80円なら実質原価380円です。販売価格を600円にすると単純差額220円ですが、800円なら420円です。
値付け時には商品代だけでなく、1鉢あたり送料まで含めて考えます。
月1回、「商品仕入れ額」と「送料総額」を集計しましょう。
例えば商品仕入れ100,000円、送料15,000円なら送料率は15%です。翌月に商品仕入れ120,000円、送料12,000円なら10%まで改善しています。
送料率を毎月確認すると、注文回数を減らした効果が分かります。
また、1回あたりの平均注文金額も確認します。
月8回注文、仕入れ総額80,000円なら平均10,000円です。月4回にまとめて同じ80,000円なら平均20,000円になります。
注文回数を減らしても欠品や長期在庫が増えていなければ、効率的な仕入れに近づいていると考えられます。
多肉植物の卸売で送料を抑えるポイントは、「送料無料まで買う」ことではありません。「30日以内に売れる数量をまとめて注文し、1鉢あたり送料を下げる」ことです。
週1~2回程度に発注をまとめ、月1回送料率を確認することで、在庫を増やしすぎず配送コストを抑えやすくなります。
よくある質問
Q1. 多肉植物の仕入れでは商品単価だけを比較すればよいですか?
A. 商品代に送料を加え、仕入れ鉢数で割った「1鉢あたり実質コスト」で比較することが重要です。
Q2. 送料無料になるまで注文したほうがお得ですか?
A. 必ずしもそうではありません。30日以内に販売できない数量まで追加すると、在庫負担が送料節約額を上回る可能性があります。
Q3. 発注は何回くらいにまとめるとよいですか?
A. 販売量によりますが、週1~2回程度にまとめ、売れ筋商品の安全在庫を確保する方法があります。
Q4. 送料の管理では何を確認すればよいですか?
A. 月1回、送料総額、送料率、1回あたり平均注文額などを確認すると改善効果が分かりやすくなります。
Q5. 送料は販売価格へ含めるべきですか?
A. 利益を正確に把握するため、商品原価だけでなく1鉢あたり送料を実質原価として考えることがおすすめです。
まとめ
多肉植物の卸売で送料負担を減らすには、商品価格だけでなく「商品代+送料」で実質原価を計算しましょう。20鉢、40鉢、80鉢など注文数量ごとの1鉢あたり送料を比較し、30日以内に販売できる範囲で発注をまとめることが重要です。月1回送料率を確認し、週1~2回程度へ発注を集約することで、過剰在庫を増やさず物流コストを改善しやすくなります。
植物の仕入れに関する情報を確認できます。
