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豊明卸問屋マガジン

多肉植物の卸売で高温期の仕入れが怖い!夏場の品質低下と在庫ロスを防ぐ方法

植物の仕入れ

多肉植物の卸売で高温期の仕入れが怖い!夏場の品質低下と在庫ロスを防ぐ方法

「夏に仕入れた多肉植物が傷みやすい」「配送中の蒸れや高温が心配」「暑い時期はどのくらい仕入れればよいか分からない」。多肉植物の卸売では、春や秋と同じ感覚で夏場も仕入れてしまうと、商品状態や在庫管理で悩みやすくなります。特に高温期は、配送環境や売り場温度、風通しなど複数の要因が重なり、商品ロスにつながる可能性があります。今回は「多肉植物 卸売」で夏場も安定して仕入れたい事業者向けに、発注量、配送日、到着後の検品、売り場管理まで具体的に解説します。

夏場の品質低下と在庫ロスを防ぐ方法

多肉植物の卸売で夏場に注意したいのは、「売れるかどうか」だけではありません。仕入れた商品が販売できる状態を維持できるかどうかも重要です。

例えば通常月に100鉢仕入れている店舗でも、夏場の販売数が70鉢程度まで落ちるのであれば、同じ100鉢を仕入れると30鉢分が余計な在庫になりやすくなります。

まず過去3か月から1年の販売データを確認し、夏場の販売量が通常期より何%減るのかを把握しましょう。

例えば通常月平均100鉢、7月80鉢、8月70鉢なら、夏は通常の70~80%程度が一つの目安になります。

販売数に合わせて仕入れ数量も70~80%程度へ調整することで、管理負担を減らしやすくなります。

高温期では発注曜日も重要です。例えば金曜日発送で土曜日に受け取れない店舗の場合、配送拠点や車内で滞留する時間が長くなる可能性があります。

できるだけ受取可能日の前日に発送してもらえるよう、月曜日から水曜日など週前半の発注を検討します。

例えば毎週火曜日発注、水曜日または木曜日到着という流れを作れば、到着後すぐに検品しやすくなります。

配送日数も確認しましょう。通常1日で届く地域と2~3日かかる地域では、夏場のリスクが違います。

仕入れ先を比較するときは、価格だけでなく「発送から到着まで何日かかるか」も確認します。

初めて利用する卸売先なら、夏場は20~30鉢程度の小ロットでテストする方法があります。

例えば30鉢仕入れて、到着時に29鉢問題なしなら良好ですが、5鉢以上に傷みが見られる場合は、梱包や配送条件を再確認したほうがよいでしょう。

到着後はできるだけ早く開梱します。おすすめは商品到着後30分以内を目安に箱を開け、その日のうちに全数確認することです。

50鉢届いたら50鉢すべてを確認し、株の状態、土こぼれ、鉢割れ、葉の変色、蒸れなどをチェックします。

特に夏場は、箱を閉じたまま数時間放置しないことが重要です。

問題商品があれば、全体写真、傷み部分、ラベルなどを3~5枚程度撮影して記録します。

商品を開梱した後は、いきなり強い直射日光の場所へ移動させず、店舗内の管理環境に合わせて状態を確認します。

急激な環境変化を避けながら、風通しや置き場所を整えます。

売り場の温度も確認しましょう。例えば窓際やガラス越しの棚は、店内温度より高くなる場合があります。

週2~3回、特に午後の時間帯に売り場の状態を確認し、葉の変色や株の状態変化がないかチェックします。

夏場は仕入れ頻度を増やして1回の数量を減らす方法も有効です。

例えば月1回100鉢ではなく、月4回25鉢ずつ仕入れる方法です。

1回あたりの在庫負担を減らし、販売状況を見ながら次回数量を調整できます。

ただし、送料が1回1,500円なら月1回で1,500円、月4回では6,000円になります。送料差4,500円と、過剰在庫削減のメリットを比較しましょう。

例えば大量仕入れで毎月20鉢、原価300円の商品を余らせているなら、在庫原価だけで6,000円です。この場合、発注回数を増やすほうが結果的に合理的な可能性があります。

夏場は新商品のテスト数量も減らします。通常5~10鉢試している場合、3~5鉢程度に抑える方法があります。

特に販売実績のない高単価商品を大量仕入れすることは避け、定番商品を中心に構成します。

例えば100鉢仕入れるなら、定番70鉢、新商品15鉢、特徴的な商品15鉢程度とし、通常期より定番比率を高めます。

また、長期在庫を持ち越さないことも重要です。

30日以上売れ残っている商品を週1回確認し、陳列変更、セット販売、仕入れ停止などを検討します。

例えば7月1日入荷の商品が8月1日時点で50%以上残っているなら、8月の追加発注は控えます。

廃棄数も必ず記録しましょう。

夏場に200鉢仕入れて10鉢廃棄した場合、廃棄率は5%です。春が2%だったなら、高温期にロスが増えていることが分かります。

廃棄理由も「蒸れ」「管理ミス」「長期在庫」「配送傷み」などに分けます。

例えば10鉢中7鉢が配送傷みなら仕入れ先や配送方法の見直し、7鉢が長期在庫なら仕入れ数量の見直しが必要です。

月末には「仕入れ数」「販売数」「廃棄数」「月末在庫」の4項目を集計します。

例えば仕入れ100鉢、販売70鉢、廃棄5鉢、在庫25鉢なら、翌月は仕入れ数量を80鉢程度へ減らすなど調整できます。

夏場だから仕入れを完全に止める必要はありません。重要なのは、通常期と同じ数量・同じ頻度・同じ管理方法を続けないことです。

販売数に合わせて仕入れを70~90%程度へ調整し、1回あたりの数量を減らし、到着当日に検品する。この3つを徹底するだけでも、夏場の在庫ロスを抑えやすくなります。

よくある質問

Q1. 夏場は多肉植物の仕入れ量を減らしたほうがよいですか?

A. 販売数が落ちる店舗では、通常期の70~90%程度へ調整する方法があります。必ず自店の過去実績を確認しましょう。

Q2. 夏場の商品は到着後すぐ開梱すべきですか?

A. できるだけ早く開梱し、当日中に全数検品することがおすすめです。

Q3. 夏は仕入れ回数を増やしたほうがよいですか?

A. 1回の数量を減らして月2~4回に分けることで、在庫管理しやすくなる場合があります。送料とのバランスも確認しましょう。

Q4. 夏場の新商品は何鉢くらい試せばよいですか?

A. 3~5鉢程度など少量から試し、販売状況と商品状態を確認してから追加するとよいでしょう。

Q5. 夏場のロスはどう管理すればよいですか?

A. 月1回、廃棄数と廃棄理由を集計し、春や秋との廃棄率を比較すると改善点が見つかりやすくなります。

まとめ

多肉植物の卸売を夏場に利用する場合は、通常期と同じ仕入れ方法を続けないことが重要です。販売実績に応じて仕入れ量を70~90%程度へ調整し、月2~4回に分散する方法を検討しましょう。商品到着後は当日中に全数検品し、週1回長期在庫、月1回廃棄率を確認することで、高温期の品質低下と在庫ロスを抑えやすくなります。

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この記事の作成者

豊明卸問屋ドットコム 編集部

鉢物植物を中心に卸売ネット通販を行っている豊明卸問屋ドットコムの編集部です。

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