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豊明卸問屋マガジン

多肉植物の卸売で売れる品種が分からない!初心者でも仕入れやすい商品構成の考え方

植物の仕入れ

多肉植物の卸売で売れる品種が分からない!初心者でも仕入れやすい商品構成の考え方

「多肉植物を販売したいけれど、種類が多すぎて何を仕入れればよいか分からない」「珍しい品種を仕入れたのに売れ残った」「定番商品ばかりで売り場がマンネリ化している」。多肉植物の卸売を初めて利用するときに悩みやすいのが品種選びです。多肉植物は種類が非常に豊富だからこそ、仕入れ担当者の好みだけで選ぶのではなく、お客様の購入目的や販売実績を基準に商品構成を考える必要があります。今回は、売れる品種が分からない場合に役立つ多肉植物の仕入れ方法を紹介します。

初心者でも仕入れやすい商品構成の考え方

多肉植物の卸売で商品を選ぶ際、「珍しい品種をたくさん並べれば売れる」と考えてしまうことがあります。しかし、実際の売れ方は店舗の客層、立地、販売価格、季節などによって変わります。そのため、最初から売れる品種を完璧に予測するのではなく、少量ずつ仕入れて販売データを集める方法が現実的です。

例えば最初に100鉢仕入れるなら、1品種100鉢にするのではなく、10品種を10鉢ずつ仕入れる方法があります。さらに「定番商品60鉢」「特徴のある商品30鉢」「テスト商品10鉢」というように役割を分ける考え方もあります。

定番商品には、比較的説明しやすく、お客様が選びやすい多肉植物を配置します。特徴のある商品には、色や葉の形、株姿などに個性があるものを加えます。そして全体の10%程度を新しい品種のテスト枠としておけば、売り場に変化を加えながら販売実績を確認できます。

多肉植物を仕入れるときには「品種」だけでなく「価格帯」も分散させましょう。例えば売り場の商品を500円前後、1,000円前後、1,500円以上というように複数の価格帯で構成すると、お客様の予算に合わせた提案がしやすくなります。実際の販売価格は仕入れ原価や店舗経費などを踏まえて設定する必要がありますが、すべての商品が同じ価格帯にならないように意識することがポイントです。

サイズについても同様です。2号や2.5号程度の小型商品を中心にしながら、3号以上の存在感のある商品を一部加えるなど、売り場に高低差を作ると見た目にも変化が生まれます。小型多肉は複数購入や寄せ植え材料として提案しやすく、大きめの商品は単品で存在感を出しやすいという特徴があります。

仕入れ後は、品種別の販売実績を必ず確認しましょう。おすすめは週1回、同じ曜日に販売数量を記録する方法です。例えば10鉢仕入れた商品が1週間で5鉢売れれば販売率は50%、1鉢なら10%です。4週間程度記録すると、どの商品が動いているのか比較しやすくなります。

さらに「販売数」だけでなく、お客様から聞かれた回数を記録する方法もあります。「この多肉植物は何という名前ですか?」「育て方は難しいですか?」など質問が多い商品は、購入には至らなくても関心を持たれている可能性があります。POPや育て方説明を追加することで販売につながることもあります。

季節によって商品構成を変更することも大切です。同じ品種を12か月同じ数量で仕入れるのではなく、過去1~3か月の販売実績を確認しながら発注量を調整しましょう。販売イベントやギフト需要が見込める時期には、寄せ植えやセット販売を意識した商品構成に変更する方法もあります。

卸売サイトを利用する場合は、新着商品を定期的に確認することもおすすめです。例えば週2回、月曜日と木曜日に10分程度確認するルールを作れば、新商品を探す時間を確保できます。ただし、新商品だからといって大量に発注せず、最初は5鉢程度など少量から販売テストすることが重要です。

売れ筋商品が分かってきたら、「定番」「準定番」「テスト」の3つに分類すると仕入れがさらに簡単になります。毎月安定して売れる商品は定番、一定期間だけ売れる商品は準定番、新しく試す商品はテスト商品として管理します。

例えば仕入れ予算が月100,000円なら、60,000円を定番、30,000円を準定番、10,000円をテスト商品に配分する考え方があります。この比率は店舗によって調整する必要がありますが、仕入れ担当者の感覚だけで全商品を選ぶ状態を防げます。

多肉植物の卸売では、「絶対に売れる品種」を探し続けるより、自店で売れる商品を数字から見つけることが重要です。10品種を少量ずつ仕入れ、1週間、2週間、4週間と販売状況を記録する。その結果を次回発注に反映する。このサイクルを3か月、6か月と続けることで、自店独自の売れ筋商品が見えてきます。

よくある質問

Q1. 初めて多肉植物を仕入れる場合、何品種くらいがおすすめですか?

A. 売り場規模にもよりますが、最初は5~10品種程度を少量ずつ仕入れると販売傾向を比較しやすくなります。

Q2. 珍しい多肉植物は多めに仕入れたほうがよいですか?

A. 最初は5鉢程度など少量から試す方法がおすすめです。実際の反応を確認してから追加発注すると、在庫リスクを抑えられます。

Q3. 売れ筋商品はどのくらいの期間で判断できますか?

A. まず4週間程度記録し、その後3か月程度のデータを見ると傾向を判断しやすくなります。季節による違いもあるため長期的な記録も重要です。

Q4. 多肉植物の売り場には何種類の価格帯が必要ですか?

A. 店舗によりますが、低価格・中価格・高価格など2~3段階程度を用意すると、お客様が予算に合わせて選びやすくなります。

Q5. 同じ品種を継続して仕入れるべきですか?

A. 安定して売れている商品は定番として継続しながら、一部に新商品を取り入れる方法があります。全体の10%程度をテスト商品として入れ替える考え方も便利です。

まとめ

多肉植物の卸売で何を仕入れればよいか迷った場合は、最初から品種を絞り込み過ぎず、5~10品種程度を少量ずつ仕入れて販売データを集めることが重要です。週1回販売数を確認し、4週間、3か月と記録を続けることで、自店で売れやすい品種や価格帯が見えてきます。「定番・準定番・テスト」の3分類を活用しながら、売れる商品を増やし、売れない商品の仕入れを減らしていくことが、無理のない多肉植物販売につながります。

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この記事の作成者

豊明卸問屋ドットコム 編集部

鉢物植物を中心に卸売ネット通販を行っている豊明卸問屋ドットコムの編集部です。

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