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豊明卸問屋マガジン

植物の仕入れで季節商品を余らせる!販売終了時期から逆算して発注量を減らす方法

植物の仕入れ

植物の仕入れで季節商品を余らせる!販売終了時期から逆算して発注量を減らす方法

「春向けの植物を仕入れすぎて夏まで残った」「イベント商品が終了後も大量に在庫している」「季節商品の仕入れをいつ減らせばよいか分からない」と困っていませんか。植物仕入れ方法では、売れ始める時期だけでなく「いつ販売ピークが終わるか」を考えることが重要です。季節商品は通常商品と違い、販売できる期間が限られるため、シーズン後半まで同じ数量を仕入れ続けると長期在庫になりやすくなります。この記事では、前年同時期の販売実績、残り販売日数、現在庫を使って、季節終了前に発注量を段階的に減らす方法を具体的に解説します。

販売終了時期から逆算して発注量を減らす方法

季節商品は売れる時期がはっきりしているため、植物販売では売上を作りやすい一方、仕入れ判断を間違えると一気に在庫が残る商品でもあります。

例えば春に人気の商品が3月から5月までよく売れるとします。

3月100鉢、4月150鉢、5月80鉢、6月20鉢という販売実績だった場合、4月をピークに5月から販売数が大きく下がっています。

それにもかかわらず4月と同じ150鉢を5月にも仕入れると、単純計算で70鉢余る可能性があります。

1鉢仕入れ原価2,000円なら140,000円分です。

このような季節商品の在庫残りを防ぐには、「売れた数量」だけでなく「残り販売期間」を見ることが重要です。

例えば5月15日時点で、シーズン終了を5月31日と考えるなら残り16日です。

1日平均2鉢売れる商品なら、残り需要は約32鉢です。

現在庫20鉢なら不足分は12鉢です。

安全在庫3鉢を加えても、追加発注は15鉢程度で足ります。

いつも30鉢仕入れているから今回も30鉢、という判断ではなく、「残り販売日数×1日平均販売数-現在庫」で考えましょう。

季節商品の販売終了時期は、前年データを参考にします。

例えば前年は5月第2週まで週30鉢、第3週20鉢、第4週10鉢、6月第1週3鉢まで減ったとします。

この場合、5月第2週を過ぎたあたりから発注量を段階的に減らす必要があります。

例えば通常30鉢仕入れていたなら、第3週20鉢、第4週10鉢、最後は0~5鉢というように減らします。

一気に0にすると欠品する可能性がありますが、段階的に減らせば機会損失と売れ残りのバランスを取りやすくなります。

「ピークの2~4週間前から減産計画を作る」と覚えておくと便利です。

例えば販売ピーク終了が5月31日なら、5月上旬から最終仕入れ日を意識します。

仕入れ先の納期が7日なら、5月24日に注文した商品は5月31日前後に届きます。

それでは販売期間がほとんど残っていません。

納期7日の商品なら、最終通常発注日は5月15~17日頃など、販売終了の約2週間前に設定する方法があります。

その後は売れ筋のみ緊急補充にします。

仕入れ先ごとに納期が違う場合は、最終発注日も変えましょう。

A社は2日、B社は7日なら、A社はシーズン終盤の補充用、B社は早めのまとめ仕入れ用という使い分けもできます。

季節商品は仕入れ数量を月単位ではなく週単位で見ることが重要です。

月80鉢売れると言っても、前半60鉢、後半20鉢というケースがあります。

例えば5月全体で80鉢売れる商品でも、5月1~15日に60鉢、16~31日に20鉢なら、後半に40鉢仕入れると余ります。

そのため、季節終了が近づいたら直近7日販売数を使って予測します。

直近7日で14鉢なら1日2鉢です。

残り10日なら予測20鉢です。

現在庫15鉢なら追加5鉢程度で足ります。

直近28日平均より直近7日を重視することで、需要低下へ早く対応できます。

イベント商品も同じ考え方です。

例えば母の日向け商品は、イベント前週に販売が集中し、イベント翌日から需要が急減する可能性があります。

5月10日まで売れる商品を5月9日に大量仕入れしても販売期間は1~2日しかありません。

イベント3日前以降は追加発注を原則停止する、などルールを作ります。

例えば通常週50鉢売れる商品でも、イベント終了まで残り2日なら必要なのは2日分だけです。

1日10鉢売れるなら20鉢+安全在庫5鉢程度です。

50鉢をそのまま注文する必要はありません。

季節商品の仕入れでは「シーズン終了後に通常商品として売れるか」も確認しましょう。

例えば春の新生活向けに売れている観葉植物でも、商品自体は一年中販売できます。

この場合、シーズン後に完全に売れなくなるわけではありません。

通常月5鉢売れるなら、シーズン終了時に5~10鉢程度残っても問題ない場合があります。

一方、季節感が強いラッピング商品やイベント限定セットは、イベント後に販売しにくくなります。

こうした商品はシーズン終了時在庫0~2個を目標にするなど、商品特性によって残してよい数量を変えます。

商品を「通年販売可能」「季節需要あり」「完全季節限定」の3種類に分ける方法があります。

通年商品はシーズン後も30日分程度残してよい。

季節需要商品は7~14日分。

完全季節商品は終了時0~3日分を目標にします。

例えば母の日専用ラッピング商品なら終了時ほぼ0を目指します。

春に売れやすい通常観葉植物なら、終了時10鉢程度残っても夏以降販売できます。

この分類を商品マスターへ入れておくと発注判断がしやすくなります。

シーズン後半では最低ロットにも注意が必要です。

必要数量5鉢でも最低20鉢の場合、15鉢が余る可能性があります。

この場合、シーズン後半は小ロット対応仕入れ先へ切り替える方法があります。

単価が1鉢200円高くても、5鉢だけ買える方が総支出を抑えられる場合があります。

A社20鉢×1,500円=30,000円。

B社5鉢×1,700円=8,500円です。

必要数量が5鉢なら、単価の高いB社の方が21,500円少ない支出です。

季節終了前は単価よりロット柔軟性を重視する価値があります。

また、仕入れ先へ返品できない植物では特に慎重に発注しましょう。

雑貨なら翌年まで保管できる場合がありますが、植物は数か月、1年間そのまま保管することが難しい商品です。

翌年また売れるから残しておけばよい、という考え方は適用しにくい場合があります。

売れ残った植物には管理コストが発生します。

例えば50鉢残り、1鉢30秒の状態確認を週3回行うと、週75分です。

4週間で300分、5時間です。

さらに水やりや売場移動が加わります。

シーズン終了前に発注を止めることは、在庫金額だけでなく作業時間削減にもつながります。

シーズン終了後は必ず実績を記録します。

最低でも「最終仕入れ日」「シーズン販売数」「終了時在庫」「値下げ数」「廃棄数」の5項目です。

例えば今年の終了時在庫が30鉢、10鉢値下げ、5鉢廃棄だったとします。

翌年は最終発注を1週間早め、仕入れ総数を15~20%減らします。

逆に終了前に10日間欠品していたなら、翌年は最終仕入れを少し増やす必要があります。

「余った」「足りなかった」だけで終わらせず、何鉢ずれたかを残しましょう。

前年の終了時在庫30鉢に対し、翌年10鉢へ減らせれば改善しています。

シーズン売上が維持されていれば、仕入れ精度が上がったと考えられます。

目標として「季節終了時在庫率10%以下」などを設定する方法もあります。

100鉢仕入れた季節商品で終了時10鉢なら10%です。

完全季節限定商品なら5%以下を目指すなど、商品タイプで変えます。

季節終了が近づいた商品は値下げ前に販促も行います。

例えば残り2週間で在庫20鉢なら、SNS、店頭POP、メルマガなどで重点的に紹介します。

1週間後に10鉢まで減れば追加発注不要です。

逆に20鉢のままなら最終週は仕入れ停止を確定し、必要ならセット販売などへ切り替えます。

仕入れと販促を連動させることで、単純な値下げを減らせます。

季節商品の予算も後半に向けて減らしましょう。

例えば3月100,000円、4月150,000円、5月80,000円、6月20,000円というように、販売ピークに合わせます。

毎月同じ100,000円ではなく、過去販売実績に応じて配分します。

4月が最盛期なら予算を増やし、5月後半から急減させます。

その分を夏商品や通年商品へ振り替えます。

季節商品が残っている状態で次シーズンの商品を大量に入れると、売場もバックヤードも圧迫します。

例えば春商品在庫50鉢が残ったまま夏商品100鉢を仕入れると総在庫150鉢です。

売場上限120鉢なら30鉢置けません。

季節切り替え時は「旧季節商品を何鉢減らしてから新商品を入れるか」を決めましょう。

例えば春商品20鉢以下になったら夏商品初回50鉢を投入するなどです。

商品入れ替えのタイミングも仕入れ計画に含めることが重要です。

植物仕入れ方法で季節商品の売れ残りを減らすポイントは、売れ始めに多く仕入れるだけでなく、ピーク終了前に確実に減らすことです。

前年同時期と直近7日の販売数を確認し、残り販売日数から必要数量を計算しましょう。

シーズン終了2~4週間前から発注量を段階的に下げることで、終了後の値下げや廃棄を減らしやすくなります。

よくある質問

Q1. 季節商品の仕入れはいつから減らせばよいですか?

A. 販売ピーク終了の2~4週間前から、前年実績と直近7日の販売数を見ながら段階的に減らす方法があります。

Q2. シーズン終盤の発注量はどう計算しますか?

A. 「残り販売日数×1日平均販売数-現在庫+安全在庫」で考えると判断しやすくなります。

Q3. 最低ロットが大きい場合はどうしますか?

A. シーズン終盤は小ロット対応の別仕入れ先へ切り替える、または追加発注を停止する方法があります。

Q4. 季節終了時に在庫は何鉢残してよいですか?

A. 通年販売できる商品なら一定数残しても構いませんが、イベント限定商品は0~数鉢を目標にしましょう。

Q5. 季節終了後は何を記録すればよいですか?

A. 最終仕入れ日、総販売数、終了時在庫、値下げ数、廃棄数を記録し、翌年の発注量へ反映しましょう。

まとめ

季節商品の植物仕入れでは、販売ピークだけでなく「販売終了日」から逆算することが重要です。残り16日、1日2鉢売れるなら需要予測は約32鉢です。現在庫20鉢なら追加は12鉢前後で足ります。シーズン終了2~4週間前から通常30鉢→20鉢→10鉢と発注量を減らし、最低ロットが大きい場合は小ロット仕入れへ切り替えましょう。植物仕入れ方法に終了時期からの逆算を取り入れることで、季節後の値下げ、長期在庫、廃棄を減らしやすくなります。

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この記事の作成者

豊明卸問屋ドットコム 編集部

鉢物植物を中心に卸売ネット通販を行っている豊明卸問屋ドットコムの編集部です。

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