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豊明卸問屋マガジン

植物の仕入れでサイズ違いが余る!号数別の販売データから発注比率を決める方法

植物の仕入れ

植物の仕入れでサイズ違いが余る!号数別の販売データから発注比率を決める方法

「同じ品種でも4号は売れるのに8号だけ残る」「サイズ違いを同じ数量で仕入れて在庫が偏る」「何号を何鉢仕入れればよいか分からない」と困っていませんか。植物仕入れ方法では、品種単位だけでなく鉢サイズごとの販売実績を確認することが重要です。同じ観葉植物でも3号、4号、6号、8号、10号では価格、用途、置き場所が異なるため、販売速度も大きく変わります。この記事では、過去3か月のサイズ別販売比率、在庫日数、価格帯を使い、売れやすい号数へ仕入れ予算を配分する方法を具体的に解説します。

号数別の販売データから発注比率を決める方法

植物の仕入れでは、「この品種が人気だから多めに仕入れよう」と考えることがあります。

しかし、その品種全体が売れていても、すべてのサイズが同じように売れているとは限りません。

例えばフィカス系の商品が1か月に合計40鉢売れているとします。

内訳が4号20鉢、6号12鉢、8号6鉢、10号2鉢だった場合、販売構成比は4号50%、6号30%、8号15%、10号5%です。

それにもかかわらず各サイズ10鉢ずつ、合計40鉢仕入れると、4号は早く欠品し、10号は在庫が残る可能性があります。

そこで仕入れ数量をサイズ別販売比率へ近づけます。

月40鉢仕入れるなら、4号20鉢、6号12鉢、8号6鉢、10号2鉢を基本にする考え方です。

実際には最低ロットや安全在庫があるため完全一致させる必要はありませんが、各サイズ均等より販売実績に近い構成にした方が在庫を持ちすぎにくくなります。

まず過去3か月の販売数をサイズ別に集計しましょう。

1か月だけだと法人案件やセールなどの影響を受けることがあります。

例えば3か月で4号60鉢、6号45鉢、8号18鉢、10号6鉢なら合計129鉢です。

割合は約47%、35%、14%、5%です。

この比率を次の仕入れ構成の参考にします。

例えば次月50鉢仕入れるなら、4号23~24鉢、6号17~18鉢、8号7鉢、10号2~3鉢という構成です。

サイズ別の在庫日数も確認します。

4号が平均15日で売れ、6号25日、8号60日、10号120日かかるなら、サイズが大きくなるほど在庫回転が遅い状態です。

同じ品種だからと同じ安全在庫を持つ必要はありません。

4号は10~20鉢、6号5~10鉢、8号2~3鉢、10号1鉢など、販売速度に合わせて上限を変えます。

特に大型植物は1鉢当たりの仕入れ金額も高くなります。

4号1鉢1,000円、10号1鉢20,000円なら、10号5鉢で100,000円です。

4号100鉢と同じ仕入れ金額になります。

鉢数だけでなく在庫金額もサイズ別に確認する必要があります。

例えば在庫数量では10号が全体の5%しかなくても、在庫金額では30%を占めている場合があります。

その状態でさらに大型を追加すると資金が固定されます。

サイズ別の販売価格帯も重要です。

4号2,000円、6号4,500円、8号8,000円、10号20,000円なら、お客様の購入目的も変わります。

小型はデスクや棚、ギフトなど幅広く使われ、大型は床置きやオフィス用など用途が限定されやすくなります。

そのため「人気品種だから大型も売れる」とは限りません。

サイズごとの用途を考えて仕入れ比率を決めることが重要です。

店舗立地によっても売れるサイズは変わります。

駅近で持ち帰り客が多い店舗なら3~5号の小型比率が60~70%になる場合があります。

車で来店する郊外型店舗なら6~10号の比率が高くなる可能性があります。

法人需要が多い店舗なら8~10号以上の販売が増えることもあります。

そのため一般的な人気サイズではなく、自店の販売実績を使いましょう。

サイズ別販売数を「店頭」「EC」「法人」に分けるとさらに分かりやすくなります。

例えば4号はEC70%、店頭30%。

8号は店頭70%、法人30%。

10号は法人80%などです。

このデータがあれば、4号はEC需要を見ながら常時在庫を持ち、10号は法人向け受注後仕入れへ寄せるなど調整できます。

大型商品を常時5鉢置く必要がなく、見本1~2鉢+取り寄せで対応できる可能性があります。

同じ品種でサイズ展開を増やしすぎることにも注意しましょう。

3号、3.5号、4号、5号、6号、7号、8号、10号と8サイズ扱うと、各サイズの在庫管理が複雑になります。

例えば1サイズ最低3鉢持つだけで24鉢です。

売れるサイズが4号、6号、8号に集中しているなら、その3サイズを定番にし、その他は取り寄せにする方法があります。

過去6か月で販売数0~2鉢しかないサイズは常時在庫から外すことを検討します。

サイズ構成を絞ることで、売れ筋サイズへ在庫を集中できます。

新しい品種を導入する際にも、最初から全サイズ仕入れない方が安全です。

例えばまず4号2鉢、6号2鉢、8号1鉢の合計5鉢からテストします。

30日後に4号2鉢完売、6号1鉢、8号0鉢なら、次回は4号4鉢、6号1~2鉢、8号0~1鉢に調整します。

これを2~3回繰り返せば、自店で売れやすいサイズが分かります。

初回から4サイズ各10鉢など大量に仕入れる必要はありません。

サイズ違いの欠品も記録しましょう。

例えば4号が毎月5日欠品している一方、8号は常に10鉢残っている場合、品種全体では在庫が多くても機会損失が起きています。

8号の予算を4号へ移します。

例えば8号を月6鉢から3鉢へ減らし、その仕入れ資金で4号を10鉢増やします。

売上全体を変えずに在庫構成だけ改善できます。

価格帯別の粗利益も確認します。

大型は販売数が少なくても1鉢当たり利益が大きいことがあります。

4号が1鉢粗利益800円で月20鉢なら16,000円。

10号が1鉢粗利益10,000円で月2鉢なら20,000円です。

販売数だけを見て10号をなくすと利益を落とす可能性があります。

そのためサイズ別に「販売数」「粗利益額」「在庫日数」の3つを確認します。

10号が月2鉢でも粗利益が大きく、平均60日以内に売れるなら1~2鉢常時在庫する価値があります。

一方、粗利益が高くても180日売れないなら受注後仕入れを検討します。

サイズ別の仕入れ予算も作れます。

例えば月300,000円の植物仕入れ予算で、小型50%150,000円、中型30%90,000円、大型20%60,000円という構成です。

実際の売上と在庫回転を見て3か月ごとに調整します。

大型在庫が増えているなら20%から15%へ下げ、小型を55%へ増やします。

仕入れ予算の総額を増やさず、配分を変える方法です。

ECではサイズ別の送料も考慮しましょう。

小型商品は送料1,000円、大型は5,000円以上かかる場合があります。

大型は商品粗利益が高くても配送費で利益が減ることがあります。

EC向けの仕入れ数量を決める際は、実質原価に梱包・送料負担も含めます。

大型商品のEC販売が少ないなら、店頭・法人中心の在庫へ切り替える判断もできます。

サイズ表記は統一しましょう。

4号、4寸、約12cm鉢などが混在すると販売集計が分かれます。

自社では4号に統一し、必要に応じて直径約12cmを補足します。

SKUもサイズ別に分けます。

例えばFIC-04、FIC-06、FIC-08という形です。

これにより、品種全体ではなくサイズごとの販売・在庫を正確に確認できます。

月1回、サイズ別の「販売構成比」と「在庫構成比」を比較する方法がおすすめです。

例えば4号販売50%なのに在庫30%なら不足傾向です。

8号販売15%なのに在庫35%なら過剰傾向です。

差が±10ポイント以上あるサイズを重点的に見直します。

4号販売50%・在庫30%なら+20ポイント不足。

8号販売15%・在庫35%なら20ポイント過剰です。

翌月の仕入れで4号を増やし、8号を減らします。

季節によってサイズ構成が変わる場合もあります。

春は新生活需要で小型が増え、法人移転が多い時期には大型需要が増える可能性があります。

そのため過去3か月だけでなく前年同月も参考にします。

前年3月に大型販売が通常の1.5倍だったなら、今年も2~4週間前から大型を少し増やす方法があります。

ただし受注後仕入れと組み合わせ、常時大量在庫は避けます。

サイズ違いの長期在庫には入れ替え販売も有効です。

例えば同じ品種の4号が売れ続け、8号が90日残っているなら、売場で「小型と大型の比較展示」を行います。

4号と8号を横に置き、置き場所のイメージを見せる方法です。

それでも反応が弱ければ、次回8号仕入れを減らします。

売り方改善と仕入れ改善をセットにすることが重要です。

植物仕入れ方法では、品種名だけで販売実績を見るのではなく、「品種×サイズ」で確認することがポイントです。

過去3か月のサイズ別販売比率、在庫日数、粗利益を確認し、売れるサイズへ仕入れ予算を寄せることで、サイズ違いによる売れ残りを減らしやすくなります。

よくある質問

Q1. 同じ品種ならサイズごとに同じ数量を仕入れてよいですか?

A. 販売速度が異なるためおすすめできません。過去3か月のサイズ別販売比率を確認して数量を変えましょう。

Q2. どのサイズを定番にするかはどう決めますか?

A. 販売数、在庫日数、粗利益を確認し、継続的に売れる2~4サイズ程度へ絞る方法があります。

Q3. 大型植物は販売数が少ないので在庫0でよいですか?

A. 粗利益が大きい場合もあるため、見本1~2鉢+受注後仕入れという運用も検討できます。

Q4. サイズ別データは何か月分確認しますか?

A. まず3か月平均を使い、季節性が強い商品は前年同月も確認しましょう。

Q5. サイズ別の在庫過多はどう判断しますか?

A. 販売構成比と在庫構成比を比較し、差が10ポイント以上あるサイズを重点的に見直す方法があります。

まとめ

植物のサイズ違いによる売れ残りを防ぐには、「品種が人気だから全サイズ多めに仕入れる」という考え方を避けましょう。4号50%、6号30%、8号15%、10号5%という販売実績なら、仕入れ数量もその比率を基本に調整します。さらにサイズ別の在庫日数、粗利益、販売チャネルを確認し、大型は見本1~2鉢+受注後仕入れにする方法も有効です。植物仕入れ方法では、品種単位ではなく「品種×サイズ」で管理することで、欠品と長期在庫の両方を減らしやすくなります。

植物の仕入れに関する情報を確認できます。

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この記事の作成者

豊明卸問屋ドットコム 編集部

鉢物植物を中心に卸売ネット通販を行っている豊明卸問屋ドットコムの編集部です。

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