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植物の仕入れで仕入れ単価が毎回違う!価格変動に振り回されない原価管理と発注方法
植物の仕入れ
植物の仕入れで仕入れ単価が毎回違う!価格変動に振り回されない原価管理と発注方法
「同じ植物なのに仕入れるたびに価格が違う」「前回と同じ販売価格では利益が残らない」「値上がりした商品をそのまま仕入れてよいのか分からない」と悩んでいませんか。植物は季節、入荷量、サイズ、品質、仕入れ先などによって価格が変動することがあります。そのため、植物仕入れ方法では前回価格だけを基準にせず、過去3~6か月の平均仕入れ価格や現在の粗利益率を確認することが重要です。この記事では、仕入れ価格が上がったときに慌てず判断するための平均原価、許容価格、販売価格見直しの方法を具体的な数字を使って解説します。
価格変動に振り回されない原価管理と発注方法
植物の仕入れでは、同じ品種・同じサイズでも毎回まったく同じ価格で仕入れられるとは限りません。
例えば前月まで1鉢1,500円だった商品が、今月は1,650円になっていることがあります。
150円の値上がりなので10%増です。
1鉢だけなら150円の差ですが、50鉢仕入れれば7,500円、100鉢なら15,000円の原価増になります。
販売価格をそのままにすれば、その分だけ利益が減ります。
そこで、まず商品ごとの「前回仕入れ価格」だけでなく、「平均仕入れ価格」を記録しましょう。
例えば過去5回の仕入れ価格が1,500円、1,550円、1,480円、1,600円、1,650円だった場合、平均は1,556円です。
今回1,650円でも、前回比だけを見ると高く感じますが、平均比では約6%高いことが分かります。
価格変動を見る際は、前回比と平均比の2つを確認すると判断しやすくなります。
仕入れ価格の記録は最低でも3~6か月分あると便利です。
「商品コード」「仕入れ日」「仕入れ先」「数量」「単価」「送料配分」の6項目を記録します。
送料まで含めると実質原価を把握できます。
例えば商品単価1,500円でも、1鉢当たり送料200円なら実質原価は1,700円です。
別の仕入れ先が商品単価1,600円、1鉢当たり送料50円なら実質1,650円で、後者の方が安いことになります。
仕入れ価格が上がった際は「何%までならそのまま仕入れるか」という許容ラインを決めておく方法があります。
例えば通常原価から5%以内なら通常発注、5~10%上昇なら数量を確認、10%超なら他社比較、20%超なら販売価格見直しまたは代替商品を検討するというルールです。
通常原価1,500円なら、5%増は1,575円、10%増は1,650円、20%増は1,800円です。
今回1,650円なら10%増なので、仕入れ数量や他社価格を確認する対象になります。
この基準がないと、担当者によって「少し高いけど買う」「高いからやめる」という判断がばらつきます。
価格上昇時に最も確認したいのが粗利益です。
例えば仕入れ1,500円、送料200円、実質原価1,700円の商品を3,500円で販売していたとします。
粗利益は1,800円です。
原価が1,650円へ上がり、送料込み1,850円になれば粗利益は1,650円へ減ります。
150円の差ですが、100鉢販売すれば15,000円の利益減です。
さらに原価2,000円、送料込み2,200円まで上がれば粗利益は1,300円になります。
以前より500円減るため、販売価格見直しを検討する必要があります。
販売価格を変更する場合は、仕入れ価格が一度上がっただけで即座に値上げするのではなく、3回程度続いているか確認する方法があります。
例えば1,500円→1,650円→1,700円→1,680円と3回連続で高い状態なら、一時的な価格変動ではなく新しい価格帯になった可能性があります。
一方、1回だけ1,700円で次回1,500円へ戻ったなら、販売価格を変えなくてもよいかもしれません。
平均原価を使う方法もあります。
例えば在庫10鉢を1,500円で持っている状態で、新たに10鉢を1,700円で仕入れた場合、平均仕入れ価格は1,600円です。
すべての商品を1,700円原価として扱うのではなく、平均原価を基準に販売利益を確認できます。
ただし、実際の会計上の原価計算方法とは別に、店舗運営上の判断指標として活用するイメージです。
仕入れ価格上昇時は数量を減らす方法もあります。
月20鉢売れる商品が通常1,500円だったところ1,800円へ20%上昇した場合、いつも20鉢仕入れるのではなく、まず10鉢仕入れて販売状況を確認します。
販売価格も上げる場合、値上げ後の販売速度が落ちる可能性があるためです。
例えば販売価格3,500円から3,900円へ変更した結果、月20鉢から12鉢へ減る可能性があります。
20鉢仕入れると8鉢余る方向です。
価格変更と同時に仕入れ量も20~40%程度抑え、実販売を確認すると安全です。
代替商品の比較も重要です。
例えば商品Aの仕入れ価格が1,500円から2,000円へ上昇した一方、似た商品Bが1,600円で安定しているなら、Bを一部増やす方法があります。
Aを毎月20鉢仕入れていたなら、A10鉢+B10鉢に分けます。
販売反応を30日間確認し、Bも売れるならAへの依存度を下げられます。
ただし、単純に安い商品へ置き換えるのではなく、サイズ、見た目、販売価格、用途が近いか確認しましょう。
仕入れ先別の価格変動幅も確認できます。
例えばA社は過去6回で1,500~1,600円と差100円。
B社は1,300~1,900円と差600円だったとします。
平均価格はB社の方が安くても、価格変動が大きいため仕入れ予算を組みにくい可能性があります。
定番商品は価格が多少高くても安定した仕入れ先、スポット商品は変動のある安価な仕入れ先という使い分けもできます。
価格の安定性を5段階で評価する方法もあります。
過去6か月の価格差が5%以内なら5点、5~10%なら4点、10~20%なら3点、20~30%なら2点、30%以上なら1点とします。
品質や納期と合わせて仕入れ先評価へ使えます。
仕入れ価格が下がった場合にも注意が必要です。
通常1,500円の商品が1,000円になっていると、大量に買いたくなります。
しかし販売数が月5鉢なら、50鉢仕入れると10か月分です。
25,000円安く仕入れられたように見えても、長期在庫や管理ロスが発生する可能性があります。
特価品は「通常販売量の30~60日分まで」など上限を決める方法があります。
月5鉢なら5~10鉢程度です。
安くなったから数量を増やすのではなく、販売速度を基準に判断します。
月1回、仕入れ価格上昇率の大きい商品を確認すると管理しやすくなります。
例えば売上上位30商品について、前月比10%以上値上がりした商品を抽出します。
その商品の粗利益率、在庫数、他社価格を確認します。
全商品を毎回調べるのではなく、影響の大きい商品だけ重点管理する方法です。
例えば月100鉢売れる商品が10%上がる場合と、月1鉢の商品が10%上がる場合では影響が違います。
「価格上昇額×月間販売数」で月間影響額を計算します。
1鉢150円上昇×月100鉢なら15,000円。
1鉢1,000円上昇でも月2鉢なら2,000円です。
金額影響の大きい商品から対策しましょう。
仕入れ予算にも価格変動分を含めます。
月400,000円の仕入れで主要商品の平均原価が5%上昇すれば、同じ数量を買うだけで約20,000円増える可能性があります。
予算を増やせない場合は、低回転商品の数量を減らす必要があります。
例えば売れ筋は維持し、新商品予算を40,000円から20,000円へ減らすなど調整します。
価格上昇分をそのまま予算超過にするのではなく、商品構成を変えることが重要です。
植物仕入れ方法で価格変動へ対応するには、「前回より高い・安い」という感覚だけで判断しないことがポイントです。
過去3~6か月の平均価格、実質原価、粗利益、販売数量を確認し、5%、10%、20%などの判断基準を設定しましょう。
数字で管理することで、価格が変わっても落ち着いて発注数量や販売価格を調整しやすくなります。
よくある質問
Q1. 仕入れ価格が何%上がったら見直すべきですか?
A. 一例として5%以内は通常、5~10%は確認、10%超は他社比較、20%超は販売価格や代替商品の見直し対象とする方法があります。
Q2. 仕入れ価格は何か月分記録すればよいですか?
A. まず3~6か月程度記録すると、平均価格や価格変動の傾向を確認しやすくなります。
Q3. 値上がりしたら販売価格もすぐ上げるべきですか?
A. 一時的な値上がりの場合もあるため、2~3回程度続いているか、粗利益がどの程度減るかを確認して判断しましょう。
Q4. 特価商品は多めに仕入れてもよいですか?
A. 販売速度を確認し、通常30~60日程度で売れる数量に抑えるなど在庫上限を設定しましょう。
Q5. 仕入れ先ごとの価格安定性も比較できますか?
A. はい。過去3~6か月の最高価格と最低価格を比較し、変動幅が小さい仕入れ先を定番商品用にする方法があります。
まとめ
植物の仕入れ単価が変動する場合は、前回価格だけでなく過去3~6か月の平均仕入れ価格を確認しましょう。通常原価から5%、10%、20%の上昇ラインを設定し、10%以上なら他社比較や発注量調整、20%以上なら販売価格や代替商品の見直しを検討します。さらに送料を含めた実質原価と月間販売数から利益への影響を計算することが重要です。植物仕入れ方法では、価格変動を感覚で判断せず、平均原価と粗利益を数字で管理することで安定した仕入れにつなげられます。
植物の仕入れに関する情報を確認できます。
