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豊明卸問屋マガジン

植物の仕入れ価格が頻繁に変わって困る!値上がりに強い仕入れ方法と利益管理

植物の仕入れ

植物の仕入れ価格が頻繁に変わって困る!値上がりに強い仕入れ方法と利益管理

「前回より仕入れ価格が上がっていた」「同じ販売価格では利益が残らなくなった」「仕入れ価格の変動にどう対応すればいいのか分からない」と悩んでいませんか。植物は品種やサイズ、入荷量、輸送費などの条件によって仕入れ価格が変化することがあります。仕入れ価格が上がっているのに販売価格を何か月も据え置いていると、知らない間に利益が減ってしまうこともあります。植物仕入れ方法を安定させるには、価格変動を定期的に確認し、複数仕入れ先の比較や販売価格の見直しを行うことが重要です。この記事では、植物の仕入れ価格が変わる場合の管理方法や価格改定の判断基準を具体的に解説します。

値上がりに強い仕入れ方法と利益管理

植物販売では、一度決めた仕入れ価格が長期間同じとは限りません。商品によっては季節や供給量、輸送条件などによって価格が変わることがあります。

例えば、これまで1鉢1,500円で仕入れていた植物が1,800円になったとします。300円の値上がりで、上昇率は20%です。

この商品を3,000円で販売していた場合、単純な粗利益は以前1,500円でした。しかし仕入れ価格が1,800円になると粗利益は1,200円へ減ります。

月50鉢売れる商品なら、以前の粗利益は75,000円ですが、値上がり後は60,000円です。1か月で15,000円、年間では単純計算180,000円の差になります。

このように、1鉢数百円の価格変動でも販売数量が多い商品では大きな影響が出ます。

まず行いたいのが、仕入れ価格の記録です。商品ごとに「前回仕入れ価格」「今回仕入れ価格」「変動額」「変動率」を記録しましょう。

例えば前回1,500円、今回1,650円なら150円上昇、10%アップです。

毎回すべての商品を細かく確認するのが難しい場合は、売上上位20商品から始める方法があります。主力商品ほど価格変動が利益に与える影響が大きいためです。

仕入れ価格が上がった場合は、まず送料などを含めた実質原価を計算します。

商品価格が1,800円で、1鉢当たりの送料配分が200円なら実質原価は2,000円です。

販売価格が3,000円なら、粗利益は1,000円、単純な粗利率は約33%です。

以前の実質原価が1,700円だったなら、粗利益は1,300円でした。こうした変化を数字で確認することで、販売価格を見直す必要があるか判断できます。

価格見直しの基準も作っておくと便利です。例えば「実質原価が10%以上上がった商品は販売価格を再検討する」「粗利率が30%を下回った商品は必ず確認する」など、自店独自のルールを決めます。

ただし、仕入れ価格が上がるたびに即座に販売価格を変更すると、お客様に分かりにくくなる場合があります。そのため月1回または3か月に1回など、価格改定の確認日を設定する方法があります。

例えば毎月末に売上上位30商品の原価を確認し、必要な商品だけ翌月から価格を変更します。

仕入れ価格が上がった場合に必ず販売価格を上げる必要があるわけではありません。販売数や競合価格、利益額を確認して判断します。

例えば利益率は低下しても、月100鉢売れる集客商品なら価格を維持する判断もあります。その代わり、別の商品で利益を確保する方法を検討します。

一方、月2~3鉢しか売れない商品で原価率が高くなっている場合は、販売価格の変更や仕入れ停止も選択肢です。

複数の仕入れ先を比較することも重要です。A社が1,800円へ値上がりしても、B社では同等商品を1,650円で扱っている可能性があります。

ただし、価格だけで判断すると品質や送料が変わるため注意が必要です。

A社1,800円+送料200円で実質2,000円、B社1,650円+送料500円で実質2,150円なら、商品価格が安いB社の方が総原価は高くなります。

そのため「商品価格+送料」で比較しましょう。

また、大量仕入れによって単価を下げる方法は慎重に行う必要があります。

例えば10鉢なら1鉢1,800円、50鉢なら1,600円という条件があったとしても、50鉢を売り切るまで90日かかるのであれば、40鉢分の追加在庫を抱えることになります。

単価200円を下げるために在庫を大きく増やすより、必要な数量を適切な価格で仕入れた方が安全な場合があります。

価格上昇への対策として、商品構成を見直す方法もあります。

例えば仕入れ価格が高騰した商品を売場全体の30%から15%へ減らし、比較的価格が安定している商品を増やすことで、全体の原価率を調整できます。

仕入れ価格の変動は、個別商品だけでなく店舗全体で見ることも重要です。

毎月の総仕入れ額が500,000円から550,000円へ増え、売上が同じなら仕入れ負担は10%増えています。この場合は商品別の値上がりだけでなく、仕入れ数量が増えていないかも確認します。

月1回、「売上」「仕入れ額」「在庫金額」「粗利益」を確認すると、仕入れ価格上昇の影響を把握しやすくなります。

また、急な値上がりに備えて仕入れ先を2~3ルート持っておくことも有効です。ただし毎回最安値を探し続けると時間がかかるため、主力・補助という役割を決めておきましょう。

植物仕入れ方法で価格変動に強くなるためには、値上がりそのものを完全に避けるのではなく、変化を早く把握することが重要です。

売上上位20~30商品について月1回原価を確認し、10%以上変化した商品を重点的に見直す。仕入れ先と販売価格の両方を検討することで、利益の減少に気づかない状態を防げます。

よくある質問

Q1. 植物の仕入れ価格は毎回確認した方がよいですか?

A. 可能であれば確認しましょう。難しい場合は売上上位20~30商品を月1回確認するだけでも効果的です。

Q2. 仕入れ価格が何%上がったら販売価格を見直すべきですか?

A. 自店独自の基準が必要ですが、一例として実質原価が10%以上上昇した場合に再検討する方法があります。

Q3. 安い仕入れ先へすぐ変更した方がよいですか?

A. 商品価格だけでなく送料、品質、納期を含めて比較しましょう。総原価では現在の仕入れ先の方が安い場合もあります。

Q4. 値上がり前に大量仕入れするのはおすすめですか?

A. 販売速度が十分に速い商品なら有効な場合がありますが、売れ残ると在庫リスクになります。30~60日程度で販売できる量か確認しましょう。

Q5. 仕入れ価格の見直しはどのくらいの頻度がよいですか?

A. 主力商品は月1回、全商品については3か月に1回程度確認する方法があります。

まとめ

植物の仕入れ価格が変動する場合は、前回価格と今回価格を記録し、変動額と変動率を確認することが重要です。1鉢300円の値上がりでも月50鉢売れる商品なら、年間では利益に大きな差が出る可能性があります。売上上位20~30商品を月1回確認し、実質原価が10%以上上がった商品や粗利率が低下した商品を重点的に見直しましょう。植物仕入れ方法を価格変動に対応できる形へ整えることで、知らない間に利益が減る状況を防ぎやすくなります。

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この記事の作成者

豊明卸問屋ドットコム 編集部

鉢物植物を中心に卸売ネット通販を行っている豊明卸問屋ドットコムの編集部です。

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