豊明卸問屋マガジン
人気の記事
観葉植物市場で仕入れた商品が似たものばかり!売場の単調さを防ぐ品種構成の作り方
植物の仕入れ
観葉植物市場で仕入れた商品が似たものばかり!売場の単調さを防ぐ品種構成の作り方
観葉植物市場で仕入れを続けていると、「気づけば同じような葉色やサイズの商品ばかり」「売場全体が似た印象になっている」と感じることがあります。売れ筋を中心に仕入れることは重要ですが、同じカテゴリーに偏りすぎると、来店するお客様に新鮮さを感じてもらいにくくなる場合があります。一方、変わった品種ばかりを増やせば売れ残りのリスクが高まります。今回は、観葉植物市場で安定した定番商品を残しながら、色、形、サイズなどに変化をつける品種構成の作り方を具体的な数字とともに紹介します。
葉色とサイズの比率から売場の偏りを見つける
観葉植物市場で商品の仕入れが偏る原因として、まず挙げられるのが「売れた商品を繰り返し仕入れる」という行動です。これは仕入れとして間違いではありませんが、売場全体で見ると同じ印象の商品が増えてしまうことがあります。
まず直近1か月の売場を写真に撮影し、商品を「葉色」「葉の大きさ」「サイズ」「樹形」の4項目程度で分類してみましょう。
たとえば100鉢のうち、濃い緑色の商品が80鉢、斑入りや明るい葉色が15鉢、その他が5鉢だった場合、濃い緑に80%偏っています。
自店の顧客がそれを求めているなら問題ありません。しかし、「斑入りはないですか」といった問い合わせが月10件程度あるなら、仕入れ構成を調整する余地があります。
次にサイズ構成を確認します。「小型60%、中型30%、大型10%」など比率を数字で把握します。売場面積や客層に合っていればそのままで構いませんが、偏りが大きすぎる場合は次回仕入れで調整します。
たとえば小型商品が90%を占めている場合、次回100鉢仕入れるうち10〜20鉢を中型・大型に切り替えるだけでも売場の印象は変わります。
葉形と定番・変化・挑戦枠で品種を分散する
葉の形もポイントです。丸葉、細葉、大葉、小葉など4種類程度に分け、同じタイプが集中していないか確認します。
商品構成を作る際には、「定番70%・変化枠20%・挑戦枠10%」というように3段階に分ける方法が便利です。
100鉢仕入れるなら70鉢は販売実績のある定番、20鉢は葉色や樹形に変化をつける商品、10鉢は初めて扱う商品です。
挑戦枠10鉢については、1品種2〜3鉢程度に分散します。10鉢すべてを1品種にするよりも、3〜5品種試す方が新しい売れ筋候補を探しやすくなります。
また、品種数そのものにも目を向けましょう。売場に200鉢あっても10品種しかなければ平均20鉢ずつです。一方、40品種なら平均5鉢ずつとなり、見た目の変化は出しやすくなります。
管理上限・売場写真・問い合わせから構成を直す
ただし、品種を増やしすぎると在庫管理が複雑になります。そのため、自店で管理できる品種数の上限を決めることも重要です。たとえば常時30〜50品種程度など、スタッフ数や売場規模に合わせて設定します。
さらに、売場構成は月1回写真で記録すると変化を把握しやすくなります。毎月同じ位置から3〜5枚撮影し、前月と比較します。「緑一色になっていないか」「小型商品だけになっていないか」「空いているカテゴリーはないか」を確認します。
お客様からの問い合わせも記録しましょう。1か月で「大型植物が欲しい」が8件、「斑入りが欲しい」が6件、「吊り下げが欲しい」が5件あれば、合計19件のニーズが見えています。
次回市場へ行く際、これらを優先候補として仕入れリストに加えることで、感覚ではなく実際の要望を売場へ反映できます。
観葉植物市場には多くの品種があるため、品揃えに変化を出すには適した場所です。しかし、ただ種類を増やせばよいわけではありません。売れ筋を70%程度維持しながら、20〜30%を意図的に変えることで、在庫リスクを抑えながら売場の鮮度を保ちやすくなります。
よくある質問
Q1. 品揃えは何種類くらいあればよいですか?
A. 店舗規模によって異なります。まず30〜50品種程度など、自店で管理可能な範囲を設定するとよいでしょう。
Q2. 定番商品は何%くらい残せばよいですか?
A. 一例として全体の60〜70%程度を定番にし、残りを変化枠や新商品にする方法があります。
Q3. 新商品は何鉢ずつ仕入れればよいですか?
A. 1品種2〜3鉢程度からテストすると、複数の商品を比較しやすくなります。
Q4. 売場の偏りを確認する方法は?
A. 月1回、同じ位置から写真を撮り、葉色、サイズ、樹形などを前月と比較すると分かりやすくなります。
Q5. お客様の問い合わせは品揃えに反映すべきですか?
A. 同じ要望が月5〜10件程度ある場合は、次回仕入れの候補に加える価値があります。
まとめ
観葉植物市場で同じような商品ばかり仕入れてしまう場合は、売場を葉色、葉形、サイズ、樹形など4項目程度に分類して確認しましょう。仕入れ全体を定番70%、変化枠20%、挑戦枠10%などに分ければ、売れ筋を維持しながら新鮮さを出せます。さらに月1回売場写真を残し、お客様からの問い合わせ件数も集計することで、必要なカテゴリーを見つけやすくなります。観葉植物市場の豊富な選択肢を活かし、「売れる商品」と「見て楽しい商品」の両方がある売場を作ることが重要です。
植物の仕入れに関する情報を確認できます。
