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豊明卸問屋マガジン

観葉植物市場で何を仕入れれば利益が出るか分からない!商品別に見る在庫回転率の考え方

植物の仕入れ

観葉植物市場で何を仕入れれば利益が出るか分からない!商品別に見る在庫回転率の考え方

観葉植物市場で仕入れをしていて、「売上はあるのに利益が残らない」「どの商品を増やせばよいのか判断できない」と悩むことはありませんか。仕入れ商品の評価では、単純な販売価格や利益率だけでなく、「どのくらいの速さで売れているか」を確認することが重要です。利益額が大きくても半年売れない商品と、利益額は小さくても毎週売れる商品では、仕入れ資金の動きが大きく異なります。今回は、観葉植物市場で利益につながる商品を見つけるために役立つ在庫回転の考え方を具体例とともに解説します。

利益額と販売速度から在庫期間を分類する

観葉植物市場で仕入れる商品を評価するとき、多くの店舗では「いくらで仕入れて、いくらで売れたか」を確認します。もちろん利益額は重要ですが、それだけでは商品の効率を正確に判断できません。

たとえばA商品を2,000円で仕入れて4,000円で販売し、1鉢あたり2,000円の差額が出るとします。一方、B商品は500円で仕入れて1,000円で販売し、差額は500円です。

一見するとA商品の方が優秀に見えます。しかしA商品が月1鉢しか売れず、B商品が月20鉢売れる場合、月間の単純な差額はA商品2,000円、B商品1万円となります。

このように「何鉢売れるか」「何日で売れるか」を組み合わせて判断することが重要です。

まずは商品ごとに平均在庫日数を確認します。仕入れてから販売まで平均10日の商品と平均60日の商品では、資金が戻ってくるスピードが大きく異なります。

たとえば仕入れ原価5,000円の商品を10鉢仕入れると5万円の資金が在庫になります。10日程度で売れるなら比較的早く資金を回収できますが、90日売れない場合は約3か月間5万円が在庫として残ることになります。

そこで、商品を在庫期間別に「14日以内」「15〜30日」「31〜60日」「61日以上」など4段階程度に分けます。

粗利益額と販売日数で重点・見直し商品を選ぶ

直近3か月または6か月のデータを集計し、どの商品がどのグループに入るか確認します。14日以内で売れる商品は回転が速く、61日以上の商品は長期在庫になりやすいと判断できます。

次に確認したいのが粗利益額です。回転が速くても利益がほとんどない商品ばかりでは十分な利益を確保できません。そのため「粗利益額」と「販売日数」をセットで見ます。

たとえば商品Aは1鉢あたり粗利益500円で月20鉢売れ、月間粗利益は1万円。商品Bは粗利益3,000円で月4鉢売れ、月間粗利益は1万2,000円です。どちらも重要な商品候補になります。

一方、粗利益3,000円でも3か月に1鉢しか売れない商品なら、仕入れ数量を抑える必要があるかもしれません。

おすすめは、主要30品種程度について月1回「販売数量」「平均販売日数」「粗利益額」「現在庫」を確認することです。

Excelなどに一覧化すると判断しやすくなります。販売数量が多く、平均販売日数が短く、利益も確保できている商品は「重点仕入れ商品」として分類します。

逆に販売数量が少なく、60日以上在庫し、値下げも多い商品は「仕入れ見直し商品」とします。

回転と利益の4分類から仕入れ量を更新する

商品を4分類する方法も便利です。「高回転・高利益」「高回転・低利益」「低回転・高利益」「低回転・低利益」の4つです。

高回転・高利益の商品は欠品を避けながら積極的に確保します。高回転・低利益の商品は来店頻度や品揃えのために必要か確認します。低回転・高利益の商品は数量を少なくして一点物として販売する方法があります。低回転・低利益の商品は、仕入れ継続自体を見直します。

また、売れ筋だからといって一度に大量に仕入れる必要はありません。月20鉢売れる商品でも、一度に60鉢仕入れれば約3か月分です。市場へ月2〜4回行けるのであれば、10〜20鉢ずつ分けて仕入れることで品質維持と資金効率を両立しやすくなります。

新商品については最初の30日間を重点的に確認します。5鉢仕入れ、30日以内に4鉢売れたなら消化率80%です。反対に5鉢中1鉢しか売れなければ20%です。この結果を次回数量に反映します。

観葉植物市場で利益を高めるためには、「高く売れる植物」だけを探すのではなく、「適正な利益を確保しながら早く売れる植物」を増やすことがポイントです。

平均販売日数、販売数量、粗利益、現在庫という4つの数字を月1回確認し、仕入れ商品を定期的に入れ替えることで、在庫資金を効率よく回しやすくなります。

よくある質問

Q1. 在庫回転とは何ですか?

A. 仕入れた商品がどのくらいの速さで販売され、在庫が入れ替わっているかを見る考え方です。

Q2. 売れるまで何日なら回転が速いですか?

A. 店舗によって異なりますが、14日以内、30日以内、60日以内など複数の区分を作って比較すると判断しやすくなります。

Q3. 利益率が高い商品を優先すればよいですか?

A. 利益率だけでなく販売数量と平均販売日数も確認しましょう。利益率が高くても長期間売れない商品は在庫負担が大きくなります。

Q4. 何品種くらい分析すればよいですか?

A. まず売上や仕入れ数量の多い20〜30品種程度から月1回確認すると始めやすいでしょう。

Q5. 新商品の評価はいつ行えばよいですか?

A. 最初の30日程度を一つの基準とし、仕入れ数に対して何鉢売れたかを確認する方法があります。

まとめ

観葉植物市場で利益につながる商品を見つけるには、仕入れ価格と販売価格だけでなく、在庫が何日で売れるかを確認することが重要です。主要20〜30品種について、販売数量、平均販売日数、粗利益額、現在庫を月1回確認しましょう。「高回転・高利益」「高回転・低利益」「低回転・高利益」「低回転・低利益」の4分類を使えば、重点的に仕入れる商品と見直す商品を整理できます。また、新商品は最初の30日間の消化率を確認し、次回数量を調整することが大切です。観葉植物市場での商品選びを感覚から数字中心へ変えることで、在庫を減らしながら利益を確保できる仕入れにつながります。

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この記事の作成者

豊明卸問屋ドットコム 編集部

鉢物植物を中心に卸売ネット通販を行っている豊明卸問屋ドットコムの編集部です。

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