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アガベの仕入れで何を改善すればいいか分からない!売上・在庫・利益をまとめて見直す方法
植物の仕入れ
アガベの仕入れで何を改善すればいいか分からない!売上・在庫・利益をまとめて見直す方法
「アガベは売れているけれど仕入れがうまくいっているのか分からない」「在庫が多いのか少ないのか判断できない」「売上はあるのに利益が残らず、どこを直せばよいのか分からない」。アガベの仕入れでは、品種選びや仕入れ価格だけを見ても全体の問題点は見えてきません。販売数、在庫日数、在庫金額、粗利益、欠品回数など複数の数字をまとめて確認することで、初めて改善すべきポイントが分かります。今回は、アガベ仕入れを定期的に見直すために確認したい数字と、次回発注へつなげる具体的な方法を解説します。
販売数と月末在庫数をセットで確認する
アガベの仕入れを改善する際に最初に行いたいのが、「何となく売れている」「最近在庫が多い気がする」といった感覚を数字に置き換えることです。
最低でも月1回、次の5つを確認すると仕入れ状況を把握しやすくなります。
1つ目は販売数です。
例えば1か月にアガベを50鉢仕入れ、40鉢販売したとします。
単純に見ると販売は好調です。
しかし月初に30鉢在庫があった場合、月末在庫は、
30鉢+50鉢-40鉢=40鉢
となります。
販売数は多くても、在庫は30鉢から40鉢へ増えています。
この状態が毎月続けば、売上が伸びながら在庫も増え続ける可能性があります。
そのため「販売数」だけでなく「月末在庫数」をセットで確認することが重要です。
在庫鉢数と在庫原価を記録する
2つ目は在庫金額です。
例えば月末在庫40鉢の平均原価が5,000円なら在庫原価は20万円です。
翌月50鉢、平均原価6,000円になれば30万円です。
鉢数は10鉢しか増えていませんが、在庫金額は10万円増えています。
特に高額アガベを仕入れる場合は、在庫鉢数だけでは資金負担を正確に把握できません。
そこで月末ごとに「在庫鉢数」と「在庫原価」の2つを記録しましょう。
在庫日数を5段階に分類する
3つ目は在庫日数です。
商品を、
30日以内
31~60日
61~90日
91~180日
181日以上
の5段階に分類します。
例えば100鉢在庫していて、
30日以内:40鉢
31~60日:25鉢
90日超在庫率の上昇を仕入れへ反映する
61~90日:15鉢
91~180日:15鉢
181日以上:5鉢
なら、90日を超える在庫は20鉢、全体の20%です。
翌月25%、その次30%と増えているなら、仕入れ量が販売速度を上回っている可能性があります。
長期在庫率が上昇しているときは、新規仕入れを増やす前に既存在庫の販売改善を優先します。
粗利益と平均販売日数を主要商品で比べる
4つ目は粗利益です。
売上金額だけでは仕入れ効率は分かりません。
例えばA品種を10鉢販売して売上10万円、粗利益2万円。
B品種は5鉢しか売れていなくても売上7万5,000円、粗利益3万円だったとします。
販売数ではA品種が上ですが、利益貢献ではB品種の方が上です。
この違いを把握するため、主要商品について月1回、
販売数
売上
実質原価
粗利益
平均販売日数
実質原価と欠品需要を仕入れ判断に加える
の5項目を確認するとよいでしょう。
実質原価には仕入れ価格だけでなく、送料や梱包資材なども可能な範囲で含めます。
例えば仕入れ価格5,000円、送料按分500円、資材300円なら実質原価5,800円です。
10,000円で販売すれば単純な粗利益は4,200円となります。
5つ目は欠品回数です。
在庫を減らすことばかり意識すると、売れ筋商品が欠品して販売機会を逃すことがあります。
例えば主力商品が月20鉢売れるのに、月の半分で欠品していたら本来の需要を十分に取り込めていません。
欠品問い合わせが月10件、再入荷通知が20件ある商品なら、次回仕入れ数量を増やす余地があります。
一方、90日以上売れていない商品をさらに追加する必要性は低いでしょう。
商品を3分類して予算を配分する
そこで商品を3つに分類します。
A:よく売れ、利益も取れる商品
B:売れるが利益または回転に課題がある商品
C:売れにくく長期在庫になっている商品
例えば主要30品種のうち、
A:10品種
B:12品種
C:8品種
だったとします。
次回仕入れではAへ予算を多めに配分し、Bは数量や価格を調整、Cは新規発注を抑えるという判断ができます。
仕入れ予算50万円なら、
価格帯とサイズ別の販売率を比較する
A:30万円
B:15万円
C・テスト商品:5万円
というように配分する方法があります。
また、仕入れ改善は品種単位だけでなく価格帯別にも行います。
例えば過去3か月で、
5,000円以下:販売率75%
5,001~10,000円:販売率80%
10,001~30,000円:販売率45%
30,001円以上:販売率20%
だった場合、10,000円以下が自店の中心価格帯と考えられます。
仕入れ量を段階的に調整する
高額商品を完全になくす必要はありませんが、仕入れ比率を10~20%程度に抑えるなど調整できます。
サイズ別分析も有効です。
小型が30日以内に70%売れ、大型は30%しか売れないなら、次回は小型を増やし大型を減らします。
例えば前回30鉢の内訳が小型10・中型10・大型10だったなら、次回は小型15・中型10・大型5という構成に変えて反応を比較できます。
重要なのは、一度に大きく変えすぎないことです。
売れ筋商品だからと仕入れ数量を10鉢から50鉢へ増やすと、需要を超える可能性があります。
まず10鉢から15鉢、15鉢から20鉢というように20~50%程度ずつ調整し、30日間の販売実績を確認します。
改善前後を3か月単位で比較する
改善の効果は3か月単位で確認すると分かりやすくなります。
例えば改善前の3か月平均が、
月間販売数:50鉢
月末在庫:100鉢
90日超在庫率:30%
粗利益:20万円
だったとします。
改善後3か月で、
月間販売数:55鉢
月末在庫:80鉢
90日超在庫率:15%
5つの数字を月次サイクルで次の発注へ戻す
粗利益:25万円
になれば、在庫を減らしながら販売数と利益を伸ばせています。
このように、仕入れ改善では単に「仕入れ額を減らした」「商品数を増やした」ではなく、複数の数字がどう変化したかを見る必要があります。
月1回30分程度でも構いません。
「販売数」「在庫原価」「90日超在庫」「粗利益」「欠品」の5つを確認し、翌月の仕入れ数量を決めます。
さらに3か月ごとに、品種・サイズ・価格帯別の販売実績を比較します。
アガベ仕入れで最も避けたいのは、同じ仕入れ方を続けながら「なぜ売れないのだろう」「なぜ利益が残らないのだろう」と悩み続けることです。
仕入れには必ず結果が出ます。
何鉢売れたのか、何日で売れたのか、いくら利益が残ったのか、その結果を次の発注へ戻すことで仕入れ精度は少しずつ高まります。
アガベの仕入れ改善は、一度完成させるものではありません。
「仕入れる→販売する→数字を確認する→数量を修正する」というサイクルを月1回繰り返すことが、売上・在庫・利益のバランスが取れた仕入れにつながります。
よくある質問
Q1. アガベの仕入れ改善では何を最初に確認すればよいですか?
A. まず販売数、月末在庫数、在庫原価、90日超在庫率、粗利益の5項目程度を確認すると全体像を把握しやすくなります。
Q2. 数字はどのくらいの頻度で確認すればよいですか?
A. 基本的な数字は月1回、売れ筋商品の在庫は週1~2回、全体的な商品構成は3か月ごとに見直す方法があります。
Q3. 売れない商品はすぐ仕入れを止めるべきですか?
A. まず30~90日程度の販売実績を確認し、写真、価格、売場などを改善した上で追加発注を判断しましょう。
Q4. 売れ筋商品の仕入れ数量はどの程度増やせばよいですか?
A. いきなり数倍にせず、20~50%程度ずつ増やし、30日程度販売状況を確認する方法があります。
Q5. 仕入れ改善の成果はどのくらいの期間で評価しますか?
A. 月ごとの変化を確認しながら、3か月単位で販売数・在庫・粗利益の推移を比較すると判断しやすくなります。
まとめ
アガベの仕入れで何を改善すればよいか分からない場合は、感覚ではなく数字を一つずつ整理しましょう。月1回、販売数、在庫原価、90日超在庫率、粗利益、欠品回数を確認し、よく売れて利益が取れる商品へ仕入れ予算を重点配分します。また、品種・サイズ・価格帯別に3か月程度の実績を比較し、発注数量は20~50%程度ずつ段階的に調整することが重要です。「仕入れ→販売→確認→修正」のサイクルを繰り返すことで、過剰在庫や欠品を抑えながら、利益の残りやすいアガベ仕入れへ改善していきましょう。
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