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アガベの仕入れで売れ残り処分に困る!値下げだけに頼らず在庫を動かす方法
植物の仕入れ
アガベの仕入れで売れ残り処分に困る!値下げだけに頼らず在庫を動かす方法
「アガベが90日以上売れずに残っている」「値下げしても動かない」「古い在庫を処分したいけれど利益を大きく減らしたくない」。アガベの仕入れでは、どれだけ慎重に商品を選んでも売れ残りが発生することがあります。特に個体差の大きい植物は、同じ品種でも一部だけ売れずに残ることがあります。売れないたびに価格を下げるだけでは粗利益が減り、お客様に「待てば安くなる」と思われる可能性もあります。今回は、アガベの長期在庫を値下げだけに頼らず動かすための具体的な方法を解説します。
在庫日数を5段階に分け長期在庫率を測る
アガベの売れ残り対策で最初に重要なのが、「何日売れていないか」を明確にすることです。
例えば在庫を、
30日以内
31~60日
61~90日
91~180日
181日以上
の5段階に分類します。
100鉢在庫があり、91日以上が20鉢なら、長期在庫率は20%です。
まずこの数字を月1回確認します。
売れない原因を4つに分けて対策する
長期在庫を見つけたら、すぐ値下げするのではなく原因を4つに分けます。
1つ目は「見られていない」。
2つ目は「商品情報が不足している」。
3つ目は「価格が合っていない」。
4つ目は「需要そのものが弱い」。
原因によって対策が変わります。
陳列と商品一覧の見られ方を改善する
まず店頭商品なら、陳列場所を変更します。
例えば売場の下段や奥に90日間置かれていた商品を、入口付近や目線の高さへ移動します。
2週間程度場所を変えて販売数や問い合わせが増えるか確認します。
オンライン販売なら、商品一覧で何回表示されているか、商品ページの閲覧数がどの程度か確認します。
例えば90日で閲覧数30回しかない商品なら、価格以前に見られていない可能性があります。
タイトルやカテゴリー、写真を変更する方が先です。
写真と商品情報を現在の株姿へ更新する
写真も見直しましょう。
アガベは3か月で成長し、株姿が変化することがあります。
90日以上在庫している商品なら、写真を5~8枚程度撮り直します。
入荷時より葉数が増えていたり、形が締まっていたりすれば、商品価値が高まっている可能性もあります。
「90日前の商品写真」をそのまま使う必要はありません。
商品説明も更新します。
例えば「株幅約15cm」と書かれている商品を再測定すると18cmになっていることがあります。
サイズ、発根状態、特徴を最新情報へ変更します。
この更新だけで購入判断がしやすくなることがあります。
セット販売と複数購入で付加価値を作る
次に、売り方を変えます。
単品で動かない商品でも、関連商品と組み合わせて提案できる場合があります。
例えば鉢、用土、鉢カバーなどと一緒に「アガベスターターセット」として見せる方法です。
通常アガベ4,000円、鉢1,500円、用土500円なら合計6,000円です。
セット価格を5,800円にすれば、単純な大幅値下げより付加価値を付けながら販売できます。
ただし利益計算は事前に行いましょう。
また、「複数購入」を提案する方法もあります。
例えば単品5,000円の商品を1鉢4,000円に値下げするのではなく、「2鉢購入で合計9,500円」のように設定します。
1鉢あたり250円の値引きでも、お客様にとってはまとめ買いの理由になります。
店舗全体の利益を見ながら設計することが重要です。
特集と再紹介で既存在庫を見せ直す
特集化も有効です。
売れ残りを「処分品」として見せるのではなく、「個性株特集」「育てて楽しむアガベ」「お手頃アガベ特集」などテーマを作ります。
同じような長期在庫を10鉢程度集め、売場の一角でまとめて展開する方法です。
商品を単独で見せるより比較しやすくなります。
例えば90日以上在庫が20鉢ある場合、そのうち10鉢を2週間限定の特集へ移し、何鉢売れるか確認します。
10鉢中4鉢売れれば消化率40%です。
効果があれば残りにも展開できます。
SNSやメールで再紹介する方法もあります。
新入荷商品ばかり投稿していると、既存在庫はお客様の目に触れません。
例えば週3回SNS投稿しているなら、そのうち1回を既存在庫の商品紹介にします。
「入荷から育ってさらに格好良くなりました」という切り口なら、新商品でなくても紹介できます。
高額株は相談販売から段階的に価格調整する
また、高額商品は相談販売も検討できます。
例えば30,000円以上の商品をECで掲載するだけではなく、店頭スタッフが特徴を説明したり、問い合わせ時に追加写真を送ったりすることで購入につながる可能性があります。
高額株は1鉢売れるだけでも在庫金額への影響が大きいため、通常商品より時間をかけて販売する価値があります。
それでも動かない場合に価格を見直します。
例えば90日で見せ方変更、120日でセット・特集、150日で価格調整、180日で処分判断というように段階を作ります。
いきなり30%値下げするのではなく、5%、10%程度ずつ反応を見る方法もあります。
ただし、商品価値や自社利益によって最適な値下げ幅は異なります。
最低販売価格を事前に決めておきましょう。
実質原価6,000円の商品で、最低限1,000円の粗利益を確保したいなら、7,000円を下限の一つとして考えます。
値下げを繰り返して6,000円以下にすると、送料や人件費を含めて赤字になる可能性があります。
長期在庫の傾向を次回の仕入れ量へ戻す
長期在庫の原因を仕入れへ戻すことも非常に重要です。
例えば90日以上残っている商品20鉢を分析し、
大型株:8鉢
高額株:6鉢
新商品:4鉢
その他:2鉢
なら、大型・高額商品の仕入れが過剰だった可能性があります。
次回の仕入れ数量を30~50%減らすなど改善します。
同じ商品を売り切った後に再び大量仕入れしては、売れ残り対策の意味がありません。
在庫期間ごとの順番で利益を守る
また、「販売できない状態」になった商品は無理に通常品として残さない判断も必要です。
状態を正確に確認し、商品価値が大きく下がっている場合は、通常在庫と分けて管理します。
売れ残り対策の目的は、すべての商品を定価で売ることではありません。
在庫資金を次の仕入れへ戻しながら、できるだけ利益を守ることです。
30日・60日・90日・180日のように在庫期間ごとの対策を決め、「見せ方→情報更新→セット・特集→価格見直し」の順番で対応することで、安易な値下げを減らしながら在庫を動かしやすくなります。
よくある質問
Q1. アガベは何日売れなければ長期在庫と考えますか?
A. 店舗によりますが、まず90日を一つの目安にし、30日・60日・90日ごとに状態を確認する方法があります。
Q2. 90日売れなければすぐ値下げした方がよいですか?
A. まず陳列場所、写真、説明文を見直しましょう。それでも動かない場合にセット販売や価格調整を検討します。
Q3. 古い在庫を特集にしてもよいですか?
A. 有効です。「個性株特集」などテーマを付けて10鉢程度まとめて展開すると再注目される可能性があります。
Q4. 長期在庫商品の写真は撮り直した方がよいですか?
A. 90日以上経過している場合は、株の成長や状態変化を反映するため再撮影をおすすめします。
Q5. 売れ残りデータは次回仕入れにどう使いますか?
A. 長期在庫をサイズ・価格帯・品種別に分類し、偏っているカテゴリーの次回発注を30~50%減らすなど調整できます。
まとめ
アガベの売れ残り処分に困った場合は、いきなり値下げするのではなく、まず在庫日数と売れない原因を確認しましょう。90日以上の商品は写真やサイズ情報を更新し、陳列変更、特集化、セット提案などを順番に試します。その後も動かない場合に価格調整を行い、最低販売価格を下回らないよう利益を管理します。また、長期在庫をサイズ・価格帯別に分析し、次回仕入れ数量へ反映することが重要です。売れ残り対策を販売だけで終わらせず、次の仕入れ改善までつなげることで在庫リスクを減らせます。
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