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【観葉植物の在庫回転が遅くて資金が足りない!卸売市場仕入れで回転率を上げる方法】
植物の仕入れ
【観葉植物の在庫回転が遅くて資金が足りない!卸売市場仕入れで回転率を上げる方法】
「売場には商品がたくさんあるのに、新しい観葉植物を仕入れる資金が足りない」「在庫金額は大きいのに現金が増えない」と困っていませんか。観葉植物の仕入れでは、利益率だけでなく在庫が何日で現金へ戻るかという回転速度も重要です。粗利益の高い商品でも90日、120日と売れなければ、その間は仕入れ資金が在庫として固定されます。今回は、観葉植物卸売市場での仕入れ数量と商品構成を見直し、在庫回転を改善する方法を解説します。
在庫日数と仕入れ頻度を調整して資金回転を高める
観葉植物販売では、「在庫が多い=資産が多い」と考えることができますが、店舗運営では在庫が増え過ぎると資金繰りを圧迫する原因にもなります。
例えば月間仕入れ50万円、月間販売原価40万円の店舗で、在庫金額が150万円ある場合、約3〜4か月分の仕入れ原価が在庫として店内にある状態です。
そのうち60日以上動いていない商品が50万円あるなら、その50万円を新しい売れ筋商品へ使えません。
そこで重要になるのが在庫回転です。
1つ目は「平均在庫日数を確認すること」です。
商品ごとに入荷日と販売日を記録します。
例えば小型植物平均15日、中型30日、大型75日なら、カテゴリーによって回転速度が大きく違います。
まず自店の現状を把握することから始めます。
2つ目は「30日以内販売率を見ること」です。
10鉢仕入れ、30日以内に8鉢売れれば80%です。
商品ごとに30日以内販売率を記録し、80%以上をA、60〜79%をB、30〜59%をC、30%未満をDなどに分類します。
A商品は維持・増加候補、C・Dは仕入れ数量を減らします。
3つ目は「60日以上在庫金額を確認すること」です。
長期在庫を鉢数だけで見ると高額商品を見落とします。
例えば60日以上在庫が20鉢でも、平均原価5,000円なら10万円です。
毎月末に60日以上の在庫金額を集計し、総在庫の10〜15%以下など目標を作ります。
4つ目は「仕入れロットを小さくすること」です。
月10鉢しか売れない商品を24鉢単位で仕入れると回転が遅くなります。
可能であれば12鉢、6鉢へ減らします。
1鉢単価が100円高くなっても、在庫金額を減らせるメリットが大きい場合があります。
5つ目は「仕入れ頻度を増やして1回量を減らすこと」です。
月1回40鉢仕入れるより、月4回10鉢ずつ仕入れるほうが販売状況に合わせて調整できます。
週ごとに売れ行きを確認できるため、需要変化にも対応しやすくなります。
6つ目は「高回転商品へ予算を移すこと」です。
月間仕入れ50万円のうち、低回転商品へ20万円使っているなら、5万円を高回転商品へ移します。
高回転商品が30日以内に現金化できれば、その資金を次の仕入れへ再利用できます。
7つ目は「粗利率と回転率をセットで見ること」です。
商品Aは粗利率50%でも90日で販売、商品Bは粗利率40%でも14日で販売するとします。
3か月でBを6回転できるなら、資金効率ではBが優秀な場合があります。
単純な1回の利益率だけで判断しないことが重要です。
8つ目は「大型商品比率を確認すること」です。
大型植物は高額で販売期間も長くなりやすいため、在庫金額への影響が大きくなります。
例えば総在庫100万円のうち大型が40万円なら40%です。
販売速度が遅い場合は、大型在庫を20〜30%程度へ減らすなど調整します。
9つ目は「新商品仕入れのための空き予算を作ること」です。
月間仕入れ予算を100%予定商品で埋めると、売れそうな新商品が出ても買えません。
全体の5〜10%程度を回転の速い新商品や緊急補充用に残します。
10個目は「売れない商品の再発注を止めること」です。
在庫が5鉢残っているのに、ケース単位だからという理由で12鉢追加すると17鉢になります。
現在庫が30日分以上ある商品は原則再発注しないなどルールを作りましょう。
11個目は「売れ筋でも持ち過ぎないこと」です。
週5鉢売れる商品だから30鉢持つと6週間分です。
市場へ週1回行けるなら、7〜14日分+安全在庫程度で十分な場合があります。
売れ筋は多く持つのではなく、切らさず小まめに補充する考え方が重要です。
12個目は「30日・60日商品を毎週確認すること」です。
月末だけ確認するのではなく、毎週10〜15分程度長期在庫リストを見ます。
30日超の商品は売場変更、60日超は価格・販路見直しというルールにします。
13個目は「滞留在庫の販売を優先する週を作ること」です。
月1回、仕入れ量を通常の70〜80%に抑え、既存在庫の販売を強化する週を作る方法があります。
通常週10万円仕入れるなら7〜8万円にし、残り2〜3万円を仕入れず資金として残します。
14個目は「ECや法人提案で商圏を広げること」です。
店頭だけで回転が遅い大型植物や高額商品は、ECや法人営業へ回します。
販売チャネルが増えれば、売場だけで待つより在庫日数を短縮できる可能性があります。
15個目は「在庫回転改善額を確認すること」です。
例えば総在庫150万円から120万円へ減らし、売上が維持できたなら30万円の資金を在庫から解放できたことになります。
この30万円を新商品、売れ筋補充、運転資金へ使えます。
16個目は「毎月同じ在庫金額を目標にしないこと」です。
繁忙期前は在庫が増え、閑散期は減るのが自然です。
通常100万円、繁忙期120万円、閑散期80万円など季節別に上限を設定します。
17個目は「回転率改善で売上を落とさないこと」です。
在庫を半分にすれば良いわけではありません。
在庫150万円→120万円へ20%削減しても、売上が同じなら改善です。
しかし売上も20%落ちたなら、必要な売れ筋まで減らした可能性があります。
2〜3か月単位で売上、粗利益、在庫金額を同時に確認します。
観葉植物卸売市場での仕入れでは、在庫をたくさん持つ安心感よりも、売れる商品を必要な数量だけ短い周期で補充する仕組みが重要です。在庫金額と販売速度を数字で管理することで、資金を固定せず、次の仕入れへ回せる店舗を作りやすくなります。
よくある質問
Q1. 在庫回転が遅いかどうかは何で判断しますか?
A. 平均在庫日数、30日以内販売率、60日以上在庫金額などを確認すると判断しやすくなります。
Q2. 在庫は少ないほどよいですか?
A. いいえ。欠品すると販売機会を失うため、売上を維持できる適正在庫を探すことが重要です。
Q3. 長期在庫は全体の何%までがよいですか?
A. 店舗によりますが、60日以上在庫を総在庫金額の10〜15%以下へ抑えることを一つの目標にできます。
Q4. 仕入れ頻度を増やすメリットは何ですか?
A. 1回の仕入れ量を減らし、販売状況に合わせて数量を調整しやすくなります。
Q5. 在庫回転改善の効果はどう測りますか?
A. 売上・粗利益を維持しながら総在庫金額や平均在庫日数が減ったかを2〜3か月単位で確認しましょう。
まとめ
観葉植物の在庫回転が遅い場合は、30日以内販売率と60日以上在庫金額を確認し、低回転商品の仕入れ数量を減らすことが重要です。大ロットを小ロットへ変更し、可能なら仕入れ回数を増やして1回量を減らしましょう。また、粗利率だけでなく販売速度まで評価し、高回転商品へ予算を移します。売上を維持しながら在庫金額を10〜20%減らせれば、次の市場仕入れへ使える資金を確保しやすくなります。
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