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豊明卸問屋マガジン

【観葉植物の在庫がなかなか減らない!卸売市場仕入れで回転率を上げる改善方法】

植物の仕入れ

【観葉植物の在庫がなかなか減らない!卸売市場仕入れで回転率を上げる改善方法】

「観葉植物をたくさん仕入れているのに売場の商品が入れ替わらない」「いつ見ても同じ植物が残っている」と感じていませんか。観葉植物販売では、売上だけでなく在庫がどのくらいの速度で入れ替わっているかも重要です。在庫回転が遅いと、植物の管理時間が増え、値下げや商品劣化につながることがあります。今回は、観葉植物卸売市場での仕入れ方法を見直し、商品回転を高めるための具体的な改善策を解説します。

資金が在庫として固定されるのを防いで回転率を上げる方法

観葉植物販売では、「たくさん商品があること」が必ずしも良い状態とは限りません。商品数が多くても、何か月も同じ植物が売場に残っていれば、資金が在庫として固定されます。

まず確認したいのが「在庫日数」です。商品が入荷してから販売されるまで何日かかったかを記録します。

例えば月初に100鉢仕入れ、30日後に70鉢売れて30鉢残った場合、販売率は70%です。さらに残った30鉢のうち20鉢が前月からの在庫なら、長期在庫の比率が高いことが分かります。

管理しやすくするため、入荷から14日以内をA、15〜30日をB、31〜60日をC、61日以上をDと分類する方法があります。

毎月月末に確認し、Dランクの商品が在庫全体の10%を超えている場合は、仕入れ内容や販売方法を見直します。

回転率を改善する1つ目の方法は「仕入れ数量を減らすこと」です。売れない商品を広告や値下げだけで何とかしようとするより、次回から仕入れ数量を減らすほうが根本的な改善になります。

例えば毎月12鉢仕入れて平均6鉢しか売れない商品なら、次回仕入れを6鉢程度へ減らします。まず1か月試し、欠品が出るようなら8鉢へ戻すなど調整します。

2つ目は「仕入れ頻度を上げること」です。月1回30鉢仕入れるより、月3回10鉢ずつ仕入れられるのであれば、店頭在庫を少なく保ちながら鮮度を維持できます。

例えば月90鉢の商品を一度に仕入れる場合と、週1回20〜25鉢ずつ仕入れる場合では、平均在庫量を減らせる可能性があります。市場だけでなくオンライン注文を併用すれば、このような少量・高頻度の仕入れを実現しやすくなります。

3つ目は「SKU数を増やし過ぎないこと」です。品種数が多過ぎると、1品種あたりの販売数量が分散します。

例えば月100鉢しか売れない店舗で100品種を扱えば、単純平均では1品種1鉢です。50品種なら1品種2鉢です。もちろん実際には偏りがありますが、売場面積や販売数に対して品種数が多過ぎると、動かない商品が増えやすくなります。

月1回、過去90日間で1鉢も売れていない品種を抽出し、次回仕入れを止める候補にします。

4つ目は「売れ筋への集中」です。過去3か月の販売上位10〜20品種を確認し、欠品させないことを優先します。

例えば販売上位20%の商品が全体売上の60%を作っているなら、その商品を確実に仕入れるほうが売場全体の回転率を高めやすくなります。一方、動きの遅い商品を同じ数量ずつ仕入れる必要はありません。

5つ目は「入荷の見せ方」です。市場から仕入れた商品を既存在庫の奥へ追加すると、古い商品ばかり残ることがあります。基本的には先に仕入れた商品から販売しやすい配置を考えます。

ただし植物では状態の良い商品を前に出す必要もあるため、単純な先入れ先出しだけではなく、週1回程度商品状態も確認します。

6つ目は「30日を超えた時点で対応すること」です。60日、90日経ってから値下げを考えるのではなく、30日で一度販売方法を変えます。

例えば場所を入口付近へ移動する、鉢カバーとセット展示する、SNSで紹介する、POPを変更するなどです。それでも60日を超えた場合は、10〜20%程度の価格調整を検討するなど段階的なルールを作ります。

7つ目は「仕入れ原価ではなく在庫金額を見ること」です。大型植物が10鉢残る場合と小型植物が10鉢残る場合では、資金への影響が違います。

例えば大型1鉢8,000円なら10鉢で8万円、小型1鉢800円なら10鉢で8,000円です。そのため長期在庫は鉢数だけではなく金額でも確認しましょう。

月末に総在庫金額が100万円あり、そのうち60日以上の在庫が20万円なら、長期在庫比率は20%です。まず10%以下を目標にするなど、自店の基準を作ります。

8つ目は「回転した商品をきちんと再発注すること」です。在庫削減を意識し過ぎて売れ筋まで減らすと、売上機会を失います。14日以内に完売した商品は次回10〜20%増やすなど、減らす商品と増やす商品を同時に判断することが大切です。

観葉植物の在庫回転を改善するには、売れ残りを処分するだけでは不十分です。卸売市場で仕入れる段階から数量、品種数、頻度を調整し、「仕入れる→販売する→結果を見る→次回を修正する」という流れを毎月繰り返すことが重要です。

よくある質問

Q1. 長期在庫は何日を目安にすればよいですか?

A. まず30日で見直し、60日以上を長期在庫として重点管理する方法があります。

Q2. 売れない商品はすぐ値下げすべきですか?

A. まず売場変更やPOP、SNS告知などを試し、それでも動かない場合に価格調整を検討するとよいでしょう。

Q3. 仕入れ頻度を増やすとコストは上がりませんか?

A. 送料や交通費が増える場合があります。オンライン仕入れなども活用し、総コストで比較しましょう。

Q4. 品種数は多いほうがよいですか?

A. 必ずしもそうではありません。販売数や売場面積に対して多過ぎると在庫回転が悪くなることがあります。

Q5. 売れ筋商品の仕入れ量は増やしてもよいですか?

A. 14日以内など短期間で完売する商品は、次回10〜20%程度増やして販売状況を見る方法があります。

まとめ

観葉植物の在庫回転を高めるには、30日・60日など基準を決めて在庫日数を管理し、動きの遅い商品は仕入れ量を減らすことが重要です。一方、14日以内に売れる商品は10〜20%程度増やすなど、商品ごとに数量を調整しましょう。月1回は在庫金額と販売日数を確認し、長期在庫比率を把握することも大切です。市場仕入れを「購入」で終わらせず、販売結果まで追跡することで、資金効率の良い店舗運営につながります。

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この記事の作成者

豊明卸問屋ドットコム 編集部

鉢物植物を中心に卸売ネット通販を行っている豊明卸問屋ドットコムの編集部です。

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