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豊明卸問屋マガジン

【市場に行っても何を見ればいいか分からない!観葉植物卸売市場で情報収集する7つのポイント】

植物の仕入れ

【市場に行っても何を見ればいいか分からない!観葉植物卸売市場で情報収集する7つのポイント】

「観葉植物卸売市場へ行っているけれど、結局いつも同じ商品しか見ていない」「市場には情報が多すぎて、何をチェックすればよいのか分からない」と感じていませんか。卸売市場は商品を仕入れる場所であるだけでなく、価格、出荷量、人気品種、生産者、季節変化など、多くの情報を集められる場所です。仕入れの精度を高めるには、商品を買うことだけでなく、市場からどのような情報を持ち帰るかが重要です。今回は、観葉植物卸売市場で確認しておきたい情報収集のポイントを解説します。

相場や流行まで把握する卸売市場での情報収集

観葉植物卸売市場へ行く目的を「商品を仕入れること」だけにしていると、市場が持つ情報価値を十分に活かせません。市場には複数の生産者や産地の商品が集まり、その時々の相場や流行を確認できます。

まず1つ目に見たいのが「入荷量」です。いつも多く見かける品種が急に少なくなっている場合、今後の仕入れ価格が上がる可能性や、供給が不安定になる可能性があります。逆に、今まで少なかった商品が複数の生産者から出てきている場合、これから流通量が増える可能性があります。

市場へ週1回行くなら、毎回5〜10品種程度を決めて入荷状況を記録してみましょう。例えばモンステラ、パキラ、フィカス、サンスベリア、ポトスなど定番品の数量感を記録します。3か月で約12回分の情報が集まれば、変化が見えやすくなります。

2つ目は「価格」です。購入した商品だけでなく、仕入れを見送った商品も価格を記録すると相場感をつかみやすくなります。例えば6号モンステラが1,800円、翌週1,900円、その次が2,100円と3週連続で上がっていれば、需要増加や供給減少が起きている可能性があります。

3つ目は「生産者」です。同じ品種でも、どの生産者がどのサイズを出荷しているかを見ることが大切です。例えばA生産者は5〜6号の小型品、B生産者は8〜10号の大型品に強いなど、特徴があります。

品種名、生産者名、鉢サイズ、価格、印象の5項目だけでもスマートフォンや表計算シートに残しておくと、数か月後に大きな情報資産になります。

4つ目は「新商品」です。市場では今まで見なかった品種や新しい仕立ての商品に出会うことがあります。すぐ大量仕入れする必要はありませんが、気になる商品は写真や品種名を記録しておきましょう。

例えば毎回3品種ずつ新しい商品をチェックすれば、月4回市場へ行く場合、1か月で12品種、半年で72品種の候補が蓄積されます。その中から実際に自店で売れそうな商品を選び、1〜3鉢程度から試すことができます。

5つ目は「他の買い手の動き」です。特定の商品だけ急速に数量が減っている場合、市場内で需要が高まっている可能性があります。ただし、他店で人気だから自店でも売れるとは限りません。そのため「市場で人気」と「自店で売れる」を分けて考えることが重要です。

例えば市場で人気の商品を3鉢だけテスト仕入れし、14日以内に2鉢以上売れたら追加する、といった基準を作ると感覚だけの仕入れを防げます。

6つ目は「サイズの変化」です。同じ品種でも、3号、5号、7号、10号など市場に出るサイズ構成が変化する場合があります。例えば春は小型が増え、法人需要が高まる時期は大型が増えるなど、季節によって傾向が変わることがあります。

7つ目は「自店で探している商品の有無」です。市場へ行く前にスタッフから要望を集めましょう。「5号フィカスが不足」「斑入り商品を探している」「5,000円以下で販売できる大型が欲しい」など具体的な条件を10項目以内にまとめます。

市場ではこのリストを見ながら情報を集め、見つからなかった場合も「今回はなし」と記録します。3〜4回連続で見つからない商品は、別市場や生産者、オンライン卸へ探す範囲を広げる判断材料になります。

また、市場で集めた情報を担当者だけで持たないことも重要です。市場へ行った翌日までに10〜15分程度、販売スタッフと情報共有する時間を作ります。「フィカス価格が上昇」「新しい生産者を発見」「来週から大型品が増えそう」など3〜5項目だけ共有すれば十分です。

月4回共有すれば年間48回になります。仕入れ担当と販売担当が同じ情報を持つことで、売場づくりやお客様への提案にも活かせます。

さらに、3か月に1回は市場情報をまとめて振り返りましょう。価格上昇品、入荷増加品、新規生産者、新商品などに分類すると、次の仕入れ戦略を考えやすくなります。

観葉植物卸売市場は、単なる仕入れ場所ではなく、生産と販売の間にある情報拠点です。毎回10〜20分だけでも情報収集の時間を決めておくことで、市場を見る視点が変わり、仕入れの精度を高めることができます。

よくある質問

Q1. 市場では商品価格だけ見ればよいですか?

A. 価格に加えて、入荷量、生産者、サイズ、新商品なども確認すると仕入れ判断に役立ちます。

Q2. 市場情報はどのくらい記録すればよいですか?

A. 毎回5〜10品種程度から始めると続けやすく、3か月程度で傾向が見え始めます。

Q3. 新商品はすぐ仕入れたほうがよいですか?

A. いきなり大量に仕入れず、1〜3鉢程度から販売テストする方法がおすすめです。

Q4. 市場情報はスタッフと共有したほうがよいですか?

A. はい。市場訪問後10〜15分程度でも共有すると、販売や売場づくりに活かしやすくなります。

Q5. 市場へ行く頻度が少なくても情報収集できますか?

A. できます。月2回でも同じ項目を継続して記録すれば、数か月で変化を把握しやすくなります。

まとめ

観葉植物卸売市場では、商品を仕入れるだけでなく、入荷量、価格、生産者、新商品、サイズなど幅広い情報を集めることが重要です。毎回5〜10品種を決めて記録し、市場訪問後は10〜15分程度スタッフと共有しましょう。3か月程度データを蓄積すれば、価格変動や出荷傾向が見えやすくなります。市場を情報収集の場として活用することで、欠品や仕入れ失敗を減らし、より魅力的な品揃えにつなげられます。

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この記事の作成者

豊明卸問屋ドットコム 編集部

鉢物植物を中心に卸売ネット通販を行っている豊明卸問屋ドットコムの編集部です。

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