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豊明卸問屋マガジン

【観葉植物を仕入れても売場がまとまらない!卸売市場で売れる品揃えを作る方法】

植物の仕入れ

【観葉植物を仕入れても売場がまとまらない!卸売市場で売れる品揃えを作る方法】

「良い植物をたくさん仕入れたのに売場に統一感がない」「商品はあるのにお客様が選びにくそう」と感じることはありませんか。観葉植物卸売市場で魅力的な商品を見つけると、つい単品の良さだけを見て仕入れてしまいがちです。しかし店舗では、個々の商品だけでなく、サイズ、価格、テイスト、用途など売場全体のバランスが重要です。今回は、観葉植物卸売市場での仕入れと売場構成を連動させ、選びやすく売れやすい品揃えを作る方法を解説します。

サイズ・価格帯・葉姿の偏りを防いで売れる品揃えを作る方法

観葉植物卸売市場へ行くと、立派な大型植物、珍しい品種、ボリュームのある小型商品など、目を引く商品が多数並んでいます。その場では魅力的に見えても、店舗へ持ち帰って並べると「大型ばかり」「高価格帯ばかり」「似た葉姿の商品ばかり」と偏ってしまうことがあります。

売場を作りやすい仕入れにするためには、まず「売場から逆算する」ことが重要です。

例えば店舗の観葉植物売場が20平方メートルある場合、小型ゾーン8平方メートル、中型ゾーン8平方メートル、大型ゾーン4平方メートルなど、あらかじめ面積配分を決めます。

大型植物が1鉢あたり約0.5平方メートル必要なら、大型ゾーン4平方メートルに置けるのは単純計算で8鉢程度です。それなのに市場で大型植物を20鉢仕入れてしまえば、通路や他の商品スペースを圧迫することになります。

1つ目のポイントは「サイズ構成」です。自店の売上実績を確認し、小型・中型・大型の販売比率を把握します。例えば過去3か月の販売数量が、小型50%、中型35%、大型15%なら、仕入れ数量もおおむねこの比率を基準に考えます。

100鉢仕入れるなら、小型50鉢、中型35鉢、大型15鉢が一つの目安です。大型植物の単価が高い場合は、数量ではなく仕入れ金額比率でも確認しましょう。

2つ目は「価格帯のバランス」です。例えば1,000〜2,999円、3,000〜5,999円、6,000〜9,999円、10,000円以上など4つに分類します。

過去の販売データで3,000〜5,999円の商品が最も売れているのに、市場で1万円以上の商品ばかり仕入れると、お客様が選びにくい売場になります。売れ筋価格帯を全体の40〜50%程度確保し、残りを低価格帯と高価格帯へ分散するとバランスを取りやすくなります。

3つ目は「用途で分類すること」です。商品名だけでなく、「デスク向け」「リビング向け」「贈答向け」「初心者向け」など、お客様が選ぶ理由を考えます。

例えば仕入れリストに、初心者向け10鉢、ギフト向け15鉢、大型インテリア向け5鉢など用途欄を追加します。市場で商品を選ぶ際にも、「この商品はどの売場に置くのか」を考えるようになります。

4つ目は「葉姿の偏り」を防ぐことです。フィカス類ばかり仕入れると、緑の印象が似てしまうことがあります。丸葉、細葉、斑入り、つる性、立ち上がり型など、形状を4〜6種類程度に分けると変化のある売場を作れます。

例えば100鉢仕入れる場合、丸葉20鉢、細葉20鉢、斑入り15鉢、つる性20鉢、立ち上がり型15鉢、個性派10鉢といった配分を考えます。もちろん実際には売れ筋に合わせて調整します。

5つ目は「重点商品を決めること」です。すべての商品を同じ量だけ仕入れるのではなく、月ごとに3〜5品種程度の重点商品を設定します。

例えば今月はモンステラ、フィカス、ポトスの3商品を重点商品とし、それぞれ通常より20%多く仕入れます。売場でも入口や目立つ場所に配置し、POPやSNSで紹介します。仕入れと販促を連動させることで、商品回転を高めやすくなります。

6つ目は「死に筋を増やさないこと」です。市場で珍しい商品を見つけると、売場の差別化のために仕入れたくなります。しかし珍しい商品ばかり増えると、説明が必要な商品が多くなり販売効率が下がることもあります。

新商品・希少商品は仕入れ全体の10〜15%程度に抑え、1品種2〜3鉢程度から試す方法があります。30日以内に売れれば追加し、60日以上動かなければ次回仕入れを見送るなど明確な基準を持ちましょう。

さらに、売場写真を月1回残すこともおすすめです。仕入れ前と仕入れ後の写真を比較すると、特定サイズや葉姿への偏りが視覚的に分かります。

写真と販売データを組み合わせることで、「見た目は良いが売れない売場」「売れているが補充不足のカテゴリー」といった問題も発見できます。

観葉植物卸売市場で成功する仕入れは、良い商品をたくさん選ぶことだけではありません。「どこに置くのか」「誰が買うのか」「いくらで売るのか」まで想定して商品を選ぶことが大切です。市場と売場を別々に考えず、一つの流れとして管理することで、売れやすい店舗づくりにつながります。

よくある質問

Q1. 売場構成は仕入れ前に決めるべきですか?

A. はい。サイズ、価格帯、用途などの配分を決めてから市場へ行くと仕入れの偏りを防ぎやすくなります。

Q2. 売れ筋価格帯はどのくらい確保すればよいですか?

A. 店舗によりますが、最も売れている価格帯を全体の40〜50%程度確保する方法があります。

Q3. 珍しい商品はどのくらい仕入れるべきですか?

A. 最初は全体の10〜15%程度、1品種2〜3鉢からテストする方法がおすすめです。

Q4. 大型商品は何鉢くらい置けばよいですか?

A. 売場面積から逆算します。1鉢に必要なスペースを測り、通路も確保したうえで数量を決めましょう。

Q5. 売場の見直し頻度はどのくらいがよいですか?

A. 日々補充しながら、月1回は売場写真と販売データを使って全体を見直すと効果的です。

まとめ

観葉植物卸売市場で仕入れた商品を売上につなげるためには、売場から逆算して商品を選ぶことが重要です。小型・中型・大型のサイズ比率、価格帯、用途、葉姿などをあらかじめ決め、売れ筋商品を40〜50%程度確保することで選びやすい売場を作れます。また、新商品は10〜15%程度に抑えて販売テストを行い、月1回売場と販売実績を見直しましょう。仕入れと売場づくりを一体化することで、在庫回転と売場の魅力を両立しやすくなります。

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この記事の作成者

豊明卸問屋ドットコム 編集部

鉢物植物を中心に卸売ネット通販を行っている豊明卸問屋ドットコムの編集部です。

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