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豊明卸問屋マガジン

ビカクシダをイベント前に仕入れすぎた!需要を読み違えない数量計画の立て方

植物の仕入れ

ビカクシダをイベント前に仕入れすぎた!需要を読み違えない数量計画の立て方

「イベント用にビカクシダを多めに仕入れたら大量に残った」「フェアを開催したいけれど、何株用意すればよいか分からない」と困っていませんか?ビカクシダフェアや植物イベントは売上を伸ばすきっかけになりますが、期待だけで仕入れ量を大幅に増やすと、イベント後に大量在庫を抱えることがあります。重要なのは、通常販売数、開催日数、来店数、過去イベント実績から必要数を予測することです。今回は、ビカクシダのイベント仕入れで過剰在庫を防ぐ数量計画について解説します。

過去実績と分割発注でイベント在庫を抑える

ビカクシダのフェアや特集イベントを企画するとき、「普段よりたくさん売れるだろう」と考えて仕入れ数量を増やすことがあります。

しかし、根拠なく通常の2倍、3倍と増やすと、イベント終了後に在庫が残る可能性があります。

まず基準にしたいのが通常時の販売数です。

たとえば通常1週間でビカクシダが5株売れる店舗が、7日間のフェアを開催するとします。

通常販売なら7日間で約5株です。

イベントによって販売数が2倍になると想定するなら10株、3倍なら15株です。

この店舗でいきなり40株仕入れるのは、かなり強い販売増を想定していることになります。

初回イベントなら、通常販売数の1.5〜2倍程度からテストする方法があります。

通常週5株なら8〜10株程度です。

既存在庫が5株あるなら、新規仕入れは3〜5株追加するだけで対応できる場合もあります。

つまり「イベント用仕入れ数」ではなく「イベント時に必要な総在庫数」から考えることが重要です。

次に確認したいのがイベント日数です。

3日間イベントと14日間イベントでは必要在庫が違います。

たとえば通常1日1株売れる店舗なら、3日で3株、14日で14株が通常販売目安です。

イベント効果を150%と見込むなら、3日で約5株、14日なら約21株です。

このように「通常1日販売数×開催日数×想定倍率」で目安を作れます。

ただし、想定倍率は過去データがなければ控えめに設定しましょう。

初回は1.2〜1.5倍、実績があるイベントなら過去実績から1.5〜2倍など、段階的に考える方法があります。

商品構成も重要です。

イベントだからといって高額・希少品種ばかりを揃えると、見る人は増えても購入につながらない可能性があります。

たとえば30株用意するなら、購入しやすい価格帯を15株、中価格帯を10株、高額・希少品種を5株程度に分ける方法があります。

割合では50%、約33%、約17%です。

高額商品は売場の目玉として使い、売上の中心は購入しやすい商品で作る考え方です。

イベントでは新品種も増やしたくなりますが、テスト商品は全体の20〜30%程度に抑えると安全です。

30株なら6〜9株程度です。

残りは通常時に販売実績がある商品を中心にします。

これにより、イベント後も販売しやすい在庫構成になります。

仕入れタイミングも一度にまとめないほうがよい場合があります。

14日間のイベントなら、開始前に必要数量の70%程度を用意し、残り30%は前半の売れ行きを見て追加する方法があります。

30株想定なら21株を初期在庫として準備し、残り9株分は追加発注枠として残します。

イベント開始から3〜5日後に販売状況を確認します。

21株中15株売れていれば追加仕入れを検討できます。

一方、5株しか売れていないなら追加を見送ります。

これだけでも過剰在庫を大幅に防ぎやすくなります。

来店数が把握できる店舗なら、購入率も記録しましょう。

イベント期間中に植物売場へ100人来て、ビカクシダを10人が購入すれば購入率10%です。

次回150人の来店を見込むなら、単純計算で15件程度の購入が予測できます。

1人平均1.2株購入するなら約18株です。

このように来店数と購入率から必要数量を予測することもできます。

イベント終了後は必ず結果を振り返りましょう。

最低でも「用意した株数」「販売数」「販売率」「売上」「残在庫」の5項目を記録します。

たとえば30株用意し22株売れたなら販売率約73%、8株残ります。

次回同じ規模のイベントなら25〜28株程度でも十分かもしれません。

逆に20株用意して初日で完売したなら、次回は30〜40%増やす検討ができます。

商品別の販売率も確認します。

小型15株中13株、中型10株中7株、高額5株中1株が売れた場合、それぞれ約87%、70%、20%です。

次回は高額商品を減らし、小型・中型を増やすことで販売効率を上げられます。

イベント後の残在庫対策も、仕入れ前に決めておくことが重要です。

イベント終了後30日間は通常売場へ移動し、60日以上残る場合はECへ掲載するなど、出口を用意しておきます。

イベント限定商品を大量に仕入れ、終了後に販売しにくくなる状況は避けましょう。

できれば通常売場でも継続販売できる商品を全体の70〜80%程度入れておくと安心です。

イベントの効果は売上だけではありません。

新規顧客、SNS投稿、問い合わせなども増える可能性があります。

そのため、イベント前後30日間のビカクシダ全体売上を比較する方法もあります。

イベント期間だけでなく、その後の販売増まで含めて評価すると、次回の仕入れ計画を立てやすくなります。

ビカクシダのイベント仕入れでは、「イベントだから大量に仕入れる」のではなく、通常販売数、開催日数、想定倍率、既存在庫の4つから必要数量を考えることが重要です。

初回は通常の1.5〜2倍程度から始め、長期イベントでは70%を先に仕入れ、残り30%を追加枠にすることで、売れ残りを抑えながら販売機会も確保できます。

よくある質問

Q1. 初めてのビカクシダフェアでは何株仕入れればよいですか?

A. 通常販売数の1.5〜2倍程度を一つの目安にし、現在庫を差し引いて追加仕入れ数を決める方法があります。

Q2. イベント商品は一度に全部仕入れるべきですか?

A. 14日程度のイベントなら70%程度を事前に用意し、残り30%を途中追加枠にする方法があります。

Q3. 高額商品は何割くらいがよいですか?

A. 全体の10〜20%程度に抑え、購入しやすい商品を50%前後用意すると売場を作りやすくなります。

Q4. イベント終了後は何を記録しますか?

A. 用意した株数、販売数、販売率、売上、残在庫の5項目を記録すると次回計画に活用できます。

Q5. イベント後に残った商品はどうしますか?

A. 通常売場、EC、別イベントなど複数の販路を用意し、30日・60日単位で販売状況を確認しましょう。

まとめ

ビカクシダのイベント仕入れでは、期待だけで数量を増やさず、通常販売数と開催日数から必要量を予測することが重要です。初回は通常の1.5〜2倍程度を目安とし、長期イベントなら70%を先に用意して30%を追加仕入れ枠に残しましょう。終了後は販売率と残在庫を記録し、次回の仕入れ精度を高めることで、イベント後の大量在庫を防ぎやすくなります。

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この記事の作成者

豊明卸問屋ドットコム 編集部

鉢物植物を中心に卸売ネット通販を行っている豊明卸問屋ドットコムの編集部です。

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