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豊明卸問屋マガジン

観葉植物の梱包サイズが毎回バラバラ!鉢サイズ別にダンボールを標準化する方法

園芸資材の仕入れ

観葉植物の梱包サイズが毎回バラバラ!鉢サイズ別にダンボールを標準化する方法

観葉植物を発送するたびに、「どのダンボールを使えばよいか迷う」「同じ商品なのにスタッフによって箱サイズが違う」「梱包方法が統一できない」と困っていませんか?観葉植物は個体差があるため完全に同じ箱へ統一することは難しいものの、鉢サイズや植物の高さを基準に梱包パターンを作れば、発送作業を大幅に整理できます。今回は3号、4号、5号、6号、8号などの鉢サイズを基準に、観葉植物用の梱包ダンボールを標準化する方法を具体的に紹介します。

毎回の箱選びにかかる時間を標準化で減らす

観葉植物の発送業務で時間がかかる原因の一つが「箱選び」です。

一般的な雑貨であれば商品サイズがほぼ一定ですが、観葉植物は同じ6号鉢でも植物の高さや葉張りが違います。

そのためスタッフが毎回商品を見ながら、「この箱で入るかな」「もう一つ大きい箱にしようかな」と判断しているケースがあります。

1件につき箱選びに2分かかった場合、1日30件なら60分、月20営業日なら1,200分、つまり20時間です。

この時間を減らすために有効なのが、鉢サイズ別の標準化です。

発送の多い鉢サイズから基本箱を決める

まず、取り扱い商品の鉢サイズを集計します。

例えば月500件の発送内訳が、3~4号鉢150件、5~6号鉢250件、7~8号鉢80件、9号以上20件だったとします。

この場合、3~6号鉢だけで400件、全体の80%です。

まずこの80%に使用する箱を標準化すると、大きな効果を得やすくなります。

例えば3~4号鉢用をA箱、5~6号鉢用をB箱、7~8号鉢用をC箱として基本サイズを設定します。

鉢サイズと高さに葉張りの例外を加える

ただし鉢サイズだけでは判断できません。

同じ5号鉢でも高さ30cmの小型植物と、高さ80cmの背高植物があります。

そこで「鉢サイズ+高さ」という2つの条件を組み合わせます。

例えば「3~4号・高さ40cm以下はA1箱」「3~4号・高さ60cm以下はA2箱」、「5~6号・高さ60cm以下はB1箱」「5~6号・高さ90cm以下はB2箱」のように分類します。

さらに葉張りが大きな植物については「横広がりタイプ」という例外区分を作ります。

こうすると、20種類の箱を商品ごとに細かく割り当てるのではなく、5~8種類程度の基本パターンで多くの商品をカバーできる可能性があります。

発送実績から箱の在庫数と発注点を設定する

標準化する際は、過去1~3か月の発送実績を使うと効果的です。

実際に何号鉢を何件発送したか、どの箱を使ったかを集計します。

例えばB1箱が月200枚、B2箱が50枚、特殊箱が5枚なら、B1箱を多めに在庫する判断ができます。

箱の在庫管理も簡単になります。

「何となく足りなくなったら注文」ではなく、月間使用量を基準に発注点を設定します。

例えばB1箱を月200枚使用し、1週間平均50枚使う場合、残り50~70枚になったら発注するルールを作ることができます。

用途表示と完成写真で箱選びの基準を共有する

また、箱ごとに用途を表示しておくと便利です。

ダンボール置き場に「A1:3~4号・高さ40cm以下」「B1:5~6号・高さ60cm以下」といった表示を付けます。

新人スタッフでも商品サイズを確認するだけで箱を選びやすくなります。

梱包マニュアルには、箱番号だけでなく完成写真を入れる方法もおすすめです。

例えばA1、A2、B1、B2それぞれについて1枚ずつ写真を準備し、正しい鉢固定位置や葉の収め方を示します。

スタッフが5人、10人と増えても同じ基準で梱包しやすくなります。

標準化前後の梱包時間を測定する

さらに標準化の効果を確認するため、作業時間を測定します。

例えば改善前は1件平均13分だった梱包時間が、標準化後に11分になれば2分短縮です。

月500件なら1,000分、約16時間40分の削減です。

年間6,000件なら12,000分、約200時間になります。

個体差に対応する箱変更ルールを設ける

一方で標準化しすぎるのも問題です。

個体差が大きな観葉植物をすべて規格通りに押し込むと、葉折れや枝折れにつながる可能性があります。

そのため「標準箱で無理な場合は1サイズ上へ変更する」といった例外ルールも必要です。

例えば葉が箱の側面へ強く当たる、枝先が天面へ接触する、鉢周囲の固定スペースが不足するという3条件のどれかに該当すれば、一回り大きな箱へ変更すると決めます。

月1回程度、標準箱ごとのトラブル率も確認しましょう。

B1箱を200回使用して葉折れが4件なら2%、A1箱を150回使用してトラブルが1件なら約0.67%です。

B1箱だけ問題が多い場合は、サイズや梱包方法を見直す必要があります。

商品構成に合わせて基本箱と例外対応を見直す

さらに3か月に1回程度、商品構成自体も見直します。

季節によって大型植物が増えたり、小型観葉が増えたりすれば、最適な箱構成も変化します。

観葉植物の梱包ダンボール標準化では、「すべての商品を同じにする」のではなく、「発送量の多い80%程度を効率化し、残りは例外対応する」という考え方が現実的です。

鉢サイズ、高さ、葉張りの3条件を基準に梱包パターンを作れば、箱選びの時間、在庫管理、スタッフ教育まで効率化しやすくなります。

よくある質問

Q1. 鉢サイズだけでダンボールを決めてもよいですか?

A. 鉢サイズだけでは不十分です。高さと葉張りも確認し、少なくとも3条件で判断することをおすすめします。

Q2. 標準ダンボールは何種類くらいがよいですか?

A. 商品構成によりますが、まず5~8種類程度で発送量の多い商品をカバーできるか検討するとよいでしょう。

Q3. 箱選びを標準化するとどのくらい効率化できますか?

A. 1件2分短縮できれば、月500件で約16時間40分の削減になります。

Q4. 標準箱に入らない植物はどうすればよいですか?

A. 無理に押し込まず、1サイズ大きな箱や特殊箱を使用する例外ルールを設定しましょう。

Q5. 標準サイズはどのくらいの頻度で見直しますか?

A. トラブル率は月1回、商品構成と箱サイズは3か月に1回程度確認すると運用しやすくなります。

まとめ

観葉植物の梱包ダンボールを標準化するには、3号、4号、5号、6号といった鉢サイズだけでなく、高さと葉張りも組み合わせて分類することが重要です。まず過去1~3か月の発送実績を調べ、全体の80%程度を占める主力商品から5~8種類程度の基本箱を設定しましょう。1件2分の短縮でも月500件なら約16時間40分の効率化が可能です。ただし植物の個体差を無視せず、標準箱に無理に入らない場合は1サイズ上へ変更する例外ルールも用意しておきましょう。

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この記事の作成者

豊明卸問屋ドットコム 編集部

鉢物植物を中心に卸売ネット通販を行っている豊明卸問屋ドットコムの編集部です。

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