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豊明卸問屋マガジン

多肉植物の卸売で客単価が上がらない!1鉢購入から複数購入につなげる商品構成

植物の仕入れ

多肉植物の卸売で客単価が上がらない!1鉢購入から複数購入につなげる商品構成

「多肉植物は売れているのに1人1鉢で終わる」「来店数はあるけれど売上が思ったほど伸びない」「複数購入してもらえる売り場を作りたい」。多肉植物は種類が豊富でコレクション性があるため、本来は2鉢、3鉢と複数購入につなげやすい商材です。しかし、卸売で仕入れた商品を単品で並べるだけでは、追加購入の理由が伝わりにくいことがあります。今回は「多肉植物 卸売」を活用しながら、価格帯・セット商品・関連商品を組み合わせて客単価を高める仕入れ方法を具体的に紹介します。

1鉢購入から複数購入につなげる商品構成

多肉植物の売上を伸ばす方法は、来店客数を増やすことだけではありません。1人あたりの購入金額、つまり客単価を高める方法もあります。

例えば1日の購入者数50人、平均客単価800円なら売上40,000円です。

客数が同じ50人でも平均客単価1,000円になれば50,000円です。1日10,000円、月25営業日なら250,000円の差になります。

そこでまず、現在の平均購入鉢数を確認しましょう。

月間購入者500人、販売鉢数650鉢なら1人平均1.3鉢です。

目標を1.5鉢へ引き上げるだけでも、同じ500人なら750鉢となり100鉢増えます。

多肉植物で複数購入を促すには、商品構成を工夫します。

例えば価格帯を500円・800円・1,200円の3段階にします。

1,200円の商品だけでは2鉢目を追加しにくくても、500円の商品が近くにあれば追加購入しやすくなります。

100鉢仕入れるなら、低価格50鉢、中価格35鉢、高価格15鉢など、自店の実績に合わせて構成します。

セット販売も有効です。

例えば単品600円の商品を「好きな3鉢1,700円」にします。

単品3鉢なら1,800円なので100円だけお得です。

大幅値引きではなく、3鉢買う理由を作ることがポイントです。

仕入れ原価300円×3=900円なら、セット販売1,700円との差額は800円です。ここから資材費などを考慮しても、単品1鉢だけより1回の取引額を高めやすくなります。

固定セットと選べるセットの2種類も試せます。

固定セットは「初心者向け3鉢」「寄せ植え3種」などです。

選べるセットは対象商品20品種から好きな3鉢を選ぶ方式です。

10セットずつ2週間テストし、どちらが売れるか確認します。

鉢や鉢カバーを関連販売することも客単価向上につながります。

例えば多肉植物800円を購入したお客様の20%が500円の鉢も購入すれば、平均客単価が上がります。

商品原価や利益も見ながら、植物の近くに2~3種類の鉢を置きます。

選択肢を10種類以上にすると迷いやすいため、最初は3価格帯程度にすると分かりやすくなります。

例えば鉢400円、700円、1,200円の3種類です。

寄せ植え用資材も関連商品にできます。

土、化粧砂、ピンセット、小型鉢など、購入後に必要になる商品を近くへ配置します。

ただし、多肉植物売り場と無関係な商品を増やしすぎないことが重要です。

まず関連商品3~5種類程度から始めます。

売り場では「もう1鉢買う理由」をテーマで作ります。

例えば「色違いで楽しむ」「3鉢で寄せ植え」「デスクとリビングに1鉢ずつ」といった提案です。

同じ商品を大量に並べるだけでなく、用途を見せます。

入口に「今週の3鉢セレクト」を作り、5~10セット程度展示する方法もあります。

ギフト商品も客単価向上に役立ちます。

単品700円の商品を、鉢・ラッピング込みで1,800円の商品にします。

例えば植物原価300円、鉢500円、包装100円、作業費200円なら原価1,100円です。販売価格1,800円なら単純差額700円です。

すべての商品をギフト化する必要はありません。

全体の10~20%程度だけ付加価値商品にすると、通常商品と比較しながら選んでもらえます。

ECショップでは、「あと○円で送料無料」の表示が使える場合があります。

例えば送料無料条件5,000円で、現在購入額4,200円なら800円前後の商品を追加提案できます。

ただし送料無料条件を高く設定しすぎると離脱につながるため、現在の平均客単価を確認します。

平均客単価2,500円なのに送料無料10,000円では、追加購入のハードルが高すぎる可能性があります。

客単価を分析するときは、「平均購入鉢数」「平均客単価」「セット販売比率」の3つを月1回確認しましょう。

例えば施策前は平均1.2鉢、客単価900円、セット比率5%。

3か月後に平均1.5鉢、客単価1,200円、セット比率15%なら改善しています。

一方、客単価が上がっても購入者数が大きく減っていないかも確認します。

例えば客単価900円から1,500円へ上がったものの、購入者が500人から250人へ半減したなら売上は下がる可能性があります。

単価と客数の両方を見ることが重要です。

新商品の仕入れでも複数購入を意識します。

似た商品10品種より、葉色や形が違う5品種を組み合わせたほうが「もう1鉢欲しい」と感じてもらえる可能性があります。

例えば赤系、白系、緑系、丸葉、細葉など、見た目の違う商品を各5鉢仕入れます。

1回の仕入れで25鉢でも、バリエーションを作れます。

リピーター向けには「今月の追加1鉢」を作る方法もあります。

毎月5品種程度を新着として紹介し、既に多肉植物を持っているお客様へ2鉢目、3鉢目を提案します。

週1回SNSで新着商品を紹介することも再来店につながります。

客単価改善は、いきなり2倍を目指す必要はありません。

例えば平均900円ならまず1,000円、1.2鉢なら1.4鉢を目標にします。

3か月ごとに100~300円程度上げられているか確認すると、無理なく改善しやすくなります。

多肉植物の卸売では、安い商品だけ大量に仕入れるのではなく、低・中・高価格帯、セット商品、鉢などをバランスよく組み合わせることが重要です。

よくある質問

Q1. 多肉植物の客単価を上げるには何から始めればよいですか?

A. まず平均購入鉢数と平均客単価を確認し、3鉢セットや関連商品など追加購入しやすい商品を作りましょう。

Q2. セット販売はどのくらい値引きすればよいですか?

A. 大幅値引きは必要ありません。単品合計より3~10%程度お得に感じられる設定から試す方法があります。

Q3. 関連商品は何種類くらい置けばよいですか?

A. 最初は鉢、土、ピンセットなど3~5種類程度に絞ると売り場を分かりやすく保てます。

Q4. 客単価はどのくらいの頻度で確認しますか?

A. 月1回、平均客単価、平均購入鉢数、セット販売比率を確認すると改善効果が分かりやすくなります。

Q5. 高価格商品を増やせば客単価は上がりますか?

A. 上がる可能性はありますが購入者数が減ることもあります。低・中・高価格帯をバランスよく揃えることが重要です。

まとめ

多肉植物の卸売を活用して客単価を上げるには、単品販売だけでなく、3鉢セット、鉢付き商品、関連資材などを組み合わせることが重要です。価格帯を3段階程度に分け、平均購入鉢数を1.2鉢から1.4~1.5鉢へ高めるなど小さな目標から始めましょう。月1回、客単価・購入鉢数・セット販売比率を確認することで、客数を大きく増やさなくても売上を伸ばしやすくなります。

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この記事の作成者

豊明卸問屋ドットコム 編集部

鉢物植物を中心に卸売ネット通販を行っている豊明卸問屋ドットコムの編集部です。

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