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豊明卸問屋マガジン

多肉植物の卸売で大量仕入れしたのに売れない!まとめ買い前に確認したい5つの数字

植物の仕入れ

多肉植物の卸売で大量仕入れしたのに売れない!まとめ買い前に確認したい5つの数字

「まとめて仕入れたほうが安いと思って大量注文したら売れ残った」「ケース単位で買った商品が何か月も棚に残っている」「数量割引につられて必要以上に仕入れてしまう」。多肉植物の卸売では、数量が増えるほど1鉢あたりの単価が下がることがあります。しかし、安く仕入れられても売れなければ、在庫原価や管理コストが増えるだけです。今回は「多肉植物 卸売」で大量仕入れを検討する前に、必ず確認したい販売数・在庫日数・送料・消化率・在庫金額の5つの数字を解説します。

まとめ買い前に確認したい5つの数字

多肉植物の卸売で大量仕入れを行うとき、最も危険なのが「1鉢あたり安くなるから」という理由だけで数量を決めることです。

例えば12鉢なら1鉢350円、24鉢なら320円、48鉢なら280円だったとします。

48鉢仕入れれば12鉢仕入れより1鉢70円安くなります。48鉢では合計3,360円の単価差です。

しかし月販売数が8鉢しかない商品なら、48鉢は約6か月分の在庫です。

その商品を半年間管理するスペースや作業時間を考えると、3,360円の仕入れ差額だけで大量発注を決めるのは危険です。

まず確認したい数字の1つ目が「過去30日の販売数」です。

直近30日で何鉢売れたか確認します。

例えば30日販売数10鉢なら、48鉢は約4.8か月分です。

この商品が定番で長期販売できるなら問題ない場合もありますが、新商品や季節商品なら過剰在庫の可能性が高くなります。

2.在庫日数

2つ目は「在庫日数」です。

現在庫を1日平均販売数で割ると、何日分の在庫があるか概算できます。

例えば30日で15鉢売れるなら1日平均0.5鉢です。

現在庫30鉢なら約60日分です。

この状態でさらに48鉢仕入れれば合計78鉢、約156日分となります。

約5か月分あることになるため、追加仕入れが本当に必要か見直せます。

3.送料

3つ目は「送料」です。

大量仕入れで送料無料になる場合もあります。

例えば12鉢送料1,500円、48鉢なら送料無料だったとします。

送料1,500円を節約できますが、そのために追加36鉢仕入れる必要があります。

1鉢原価280円なら追加在庫は10,080円です。

1,500円の送料を節約するために10,080円の在庫を増やすことになります。

追加36鉢が短期間で売れるなら問題ありませんが、半年残るなら資金効率は悪くなります。

4.30日消化率

4つ目は「30日消化率」です。

例えば24鉢仕入れて30日で18鉢売れれば消化率75%です。

同じ商品を過去3回仕入れ、毎回70~90%程度売れているなら大量仕入れの候補になります。

一方、24鉢中8鉢しか売れなければ約33%です。

この状態で48鉢へ増やすのは慎重に考える必要があります。

大量仕入れの目安として、30日消化率70%以上を2~3回連続で記録した商品だけ数量を増やすというルールを作る方法があります。

5.在庫金額

5つ目は「在庫金額」です。

大量仕入れすると鉢数だけでなく原価金額も増えます。

例えば1鉢280円×48鉢=13,440円です。

同じような商品を10品種仕入れれば134,400円になります。

1品種では問題なく見えても、複数商品を大量発注すると在庫資金が大きくなります。

月間在庫原価の上限を150,000円と決めている店舗なら、それを超えないか確認しましょう。

大量仕入れする商品はA・B・Cに分類する方法も有効です。

Aは30日消化率70%以上、Bは40~69%、Cは39%以下などです。

A商品だけ数量割引を活用し、Bは通常ロット、Cは小ロットまたは発注停止とします。

例えばA商品10品種中3品種だけ48鉢、残りは12~24鉢にする方法です。

「全部まとめ買い」ではなく、実績のある商品だけ大量仕入れします。

季節商品では販売終了日も考えます。

例えば秋向け商品を10月15日に48鉢仕入れ、販売ピークが11月末までなら約45日しかありません。

過去45日で30鉢しか売れないなら、18鉢残る可能性があります。

イベント商品も同様です。

イベント用100鉢を用意するとき、終了後も通常販売できる商品を70~80%程度入れるとリスクを抑えやすくなります。

大量仕入れのメリットは単価だけではありません。

発注回数を減らし、送料や検品作業をまとめられる利点もあります。

例えば毎週12鉢ずつ4回仕入れるより、月1回48鉢のほうが作業回数は減ります。

一方、大量入荷すると1日に作業が集中します。

1鉢あたり入荷処理1.5分なら48鉢で72分です。10品種480鉢なら720分、12時間になります。

一度に大量仕入れする際はスタッフ作業時間も確認しましょう。

バックヤード容量も重要です。

売り場100鉢、バックヤード50鉢までしか置けない店舗で200鉢仕入れると、置き場所がありません。

最大在庫を150鉢と決めているなら、仕入れ後の総在庫が150鉢以内か確認します。

大量仕入れ前には、簡単な5項目チェック表を使う方法がおすすめです。

「30日販売数」「現在庫日数」「送料削減額」「30日消化率」「仕入れ後在庫原価」の5つです。

例えばA商品は30日販売20鉢、在庫15日分、送料削減2,000円、消化率85%、仕入れ後在庫原価20,000円なら大量仕入れ候補です。

B商品は30日販売5鉢、在庫90日分、送料削減1,000円、消化率25%なら、大量仕入れを避ける判断ができます。

月1回、大量仕入れ商品の結果も振り返りましょう。

例えば48鉢仕入れた商品が30日で40鉢売れれば83%です。次回も同程度でよい可能性があります。

48鉢中15鉢しか売れなければ31%なので、次回は24鉢以下へ減らします。

大量仕入れで重要なのは「安く買えたか」ではなく「早く売れたか」です。

単価280円で90日残る商品より、単価320円でも14日で売れる商品のほうが資金を早く回収できます。

多肉植物の卸売では、数量割引を活用する商品と、小ロットで仕入れる商品を分けることが重要です。

よくある質問

Q1. 大量仕入れ前に最も確認すべき数字は何ですか?

A. まず過去30日の販売数と30日消化率を確認し、実際に売り切れる見込みがあるか判断しましょう。

Q2. 送料無料なら大量仕入れしたほうが得ですか?

A. 送料削減額より追加在庫金額が大きい場合があります。30日以内に売れる数量か確認してください。

Q3. 大量仕入れしてよい商品はどう判断しますか?

A. 30日消化率70%以上を2~3回続けている定番商品など、販売実績のある商品から増やす方法があります。

Q4. 在庫日数はどう計算しますか?

A. 現在庫を1日平均販売数で割ると概算できます。30日で15鉢売れる商品なら1日平均0.5鉢です。

Q5. 大量仕入れ後はいつ結果を確認しますか?

A. 7日・30日程度で販売状況を確認し、30日消化率を次回発注量へ反映しましょう。

まとめ

多肉植物の卸売で大量仕入れを行う前には、30日販売数・在庫日数・送料・30日消化率・在庫金額の5項目を確認しましょう。特に30日消化率70%以上を2~3回継続している商品から数量を増やすと、売れ残りリスクを抑えやすくなります。送料無料や数量割引だけで判断せず、「何日で売れるか」を基準にすることが重要です。

植物の仕入れに関する情報を確認できます。

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この記事の作成者

豊明卸問屋ドットコム 編集部

鉢物植物を中心に卸売ネット通販を行っている豊明卸問屋ドットコムの編集部です。

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