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【観葉植物の品揃えが似た商品ばかりになる!卸売市場で売場に変化を出す仕入れ方法】
植物の仕入れ
【観葉植物の品揃えが似た商品ばかりになる!卸売市場で売場に変化を出す仕入れ方法】
「市場へ行くと、つい自分が好きな観葉植物ばかり選んでしまう」「売場を見たら似た葉姿や同じようなサイズの商品だらけだった」と困っていませんか。観葉植物卸売市場には多くの商品がありますが、仕入れ担当者の好みや慣れた品種に偏ると、品揃えが単調になることがあります。売場の変化が少ないと、常連客に新鮮さを感じてもらいにくくなる可能性もあります。今回は、品種・サイズ・葉姿・価格帯をバランスよく組み合わせ、市場仕入れで売場に変化を作る方法を解説します。
葉姿・サイズ・用途を分散して売場の商品構成を変える
観葉植物卸売市場で商品を選ぶとき、仕入れ担当者にはそれぞれ得意な商品や好みがあります。
例えばフィカス類が好きな担当者なら、ベンガレンシス、アルテシマ、ウンベラータなどを多く選びやすくなります。どれも魅力的な商品ですが、売場全体を見ると「同じような樹形の商品ばかり」という状態になることがあります。
仕入れでは1鉢ずつを見るだけでなく、売場全体の構成を考えることが重要です。
1つ目は「植物を葉姿で分類すること」です。
例えば、大葉、細葉、小葉、斑入り、つる性、立ち性の6種類程度に分類します。
現在庫100鉢のうち、大葉が50鉢、細葉10鉢、斑入り5鉢なら、大葉へ偏り過ぎている可能性があります。
次回市場では大葉を減らし、細葉や斑入りを優先的に確認します。
2つ目は「サイズ別に構成を見ること」です。
売場200鉢のうち、3〜5号が140鉢なら小型比率70%です。
過去3か月の販売構成が小型50%、中型35%、大型15%なら、現在庫は小型へ偏っています。
次回仕入れで6〜8号を増やすなど調整します。
3つ目は「色の違いを意識すること」です。
観葉植物は緑が中心ですが、濃緑、明るい緑、赤葉、斑入りなど色調に違いがあります。
市場で商品を見る際、「今日の仕入れ20品種のうち斑入りを3品種」「明るい葉色を3品種」など簡単な目標を作ると売場に変化を出しやすくなります。
4つ目は「樹形を分散すること」です。
直立型ばかりではなく、曲がり仕立て、株立ち、吊り下げ、つる性などを組み合わせます。
例えば仕入れ30鉢なら、直立15鉢、曲がり5鉢、吊り5鉢、その他5鉢など大まかに分けます。
5つ目は「価格帯の重複を避けること」です。
魅力的な商品を仕入れた結果、3,980円の商品が20種類、その他価格がほとんどない状態になることもあります。
例えば1,000〜2,999円、3,000〜4,999円、5,000〜9,999円、1万円以上の4段階で在庫を確認します。
同じ価格帯が全体の60%以上を占めているなら、次回は不足価格帯を補います。
6つ目は「用途別の品揃え」を考えます。
デスク、棚、リビング、玄関、オフィス、ギフトなど、お客様が置く場所で商品を分類します。
例えばデスク向け商品が50鉢あるのに、床置き用が10鉢しかないなら、床置き商品を優先して仕入れます。
市場で「この商品はどこに置く植物か」を1鉢ずつ考えるだけでも品揃えの偏りに気づきやすくなります。
7つ目は「定番と変化球を分けること」です。
すべてを珍しい商品にすると売上が不安定になります。
例えば仕入れ全体の70%は定番商品、20%は仕立て違いやサイズ違い、10%は新商品・希少品などに分けます。
月100鉢仕入れるなら、70鉢定番、20鉢変化商品、10鉢新商品です。
8つ目は「同じ品種を仕入れ過ぎないこと」です。
月販売数10鉢の商品が市場で安かったから30鉢買うと、その品種だけ売場占有率が高くなります。
通常販売量の1.2〜1.5倍程度までを上限にするなど、自店基準を設けましょう。
9つ目は「市場へ行く前に売場写真を見ること」です。
当日の朝に売場を3〜5枚撮影しておき、市場で確認します。
「緑の大葉ばかり」「小型ばかり」と視覚的に分かるため、足りない商品を探しやすくなります。
在庫表の数字だけでは分からない売場の雰囲気を確認できる方法です。
10個目は「週替わりのテーマを1つ決めること」です。
例えば今週は吊り植物、翌週は斑入り、その次は曲がり樹形など、毎週1カテゴリーだけ重点的に探します。
月4回市場へ行くなら、1か月で4つの変化を加えられます。
11個目は「新商品を同じ売場でテストすること」です。
葉姿や樹形の違う新商品を3種類、各2〜3鉢仕入れ、14日間同じ場所で販売します。
Aが3鉢完売、Bが2鉢、Cが0鉢なら、次回はAを中心に増やします。
単に「珍しいから残す」のではなく、販売結果で品揃えへ反映します。
12個目は「スタッフの意見を聞くこと」です。
仕入れ担当者自身は品揃えの偏りに気づきにくいことがあります。
月1回、販売スタッフへ「足りないと思う商品3つ」「多過ぎる商品3つ」を聞きます。
5人のスタッフが共通して「小型が多過ぎる」と回答するなら、次回市場で数量を調整できます。
13個目は「常連客の反応を見ること」です。
「最近いつ来ても同じ感じ」という声がある場合は重要です。
新商品を月10〜20%程度入れ替えることで、総在庫を増やさず新鮮さを出せます。
例えば在庫100鉢なら、月10〜20鉢程度は今まで扱っていなかった品種や仕立てへ変更します。
14個目は「売れ筋と見た目のバランスを分けて考えること」です。
販売上位商品が大葉ばかりでも、売場全体まで大葉だけにする必要はありません。
売上を作る定番商品と、売場に変化を与える商品を分けます。
例えば売上目的80%、売場演出20%など役割を決めることで、売れ筋を維持しながら品揃えを豊かにできます。
15個目は「3か月ごとに構成比を確認すること」です。
葉姿、サイズ、価格、用途の4項目程度を集計します。
3か月前と比べ、小型比率が50%から70%へ増えているなら、仕入れ担当者の判断が徐々に偏っている可能性があります。
観葉植物卸売市場では選択肢が多いからこそ、担当者の好みに任せるだけでは品揃えが似通いやすくなります。市場へ行く前に「何が多く、何が不足しているか」を確認し、足りない要素を補う仕入れを行うことが重要です。
よくある質問
Q1. 品揃えの偏りは何で確認すればよいですか?
A. 葉姿、サイズ、価格帯、用途の4項目程度に分けると偏りを把握しやすくなります。
Q2. 新商品は全体の何%程度がよいですか?
A. 最初は仕入れ全体の10%程度から試し、販売状況を見ながら増減すると安全です。
Q3. 定番商品が多いのは悪いことですか?
A. いいえ。売上を安定させるため定番は重要です。ただし仕入れの10〜30%程度に変化を加えると売場の新鮮さを保ちやすくなります。
Q4. 市場へ行く前に何を確認すればよいですか?
A. 現在庫だけでなく売場写真を確認すると、色・サイズ・樹形など視覚的な偏りにも気づきやすくなります。
Q5. 品揃えはどのくらいの頻度で見直しますか?
A. 月1回簡単に確認し、3か月に1回程度構成比を詳しく分析する方法がおすすめです。
まとめ
観葉植物の品揃えが似た商品ばかりになる場合は、卸売市場へ行く前に葉姿・サイズ・価格帯・用途の構成を確認しましょう。定番商品を70〜80%程度確保しながら、10〜30%程度を仕立て違いや新商品へ入れ替えることで売場に変化を出せます。また、売場写真を市場で確認し、「今の店に足りない商品」を探すことも有効です。仕入れ担当者の好みだけでなく、売場全体のバランスから商品を選ぶことが重要です。
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