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【市場で仕入れた観葉植物が売場に入りきらない!棚割りから逆算する仕入れ方法】
植物の仕入れ
【市場で仕入れた観葉植物が売場に入りきらない!棚割りから逆算する仕入れ方法】
「卸売市場で予定通り仕入れたのに、店へ戻ったら置く場所がない」「売場の棚に同じサイズの商品が集中して、陳列しにくい」と困っていませんか。観葉植物は同じ鉢号数でも葉張りや高さが異なるため、数量だけを基準に仕入れると売場へきれいに収まらないことがあります。仕入れと売場づくりを別々に考えず、あらかじめ棚やゾーンごとの必要数を決めておくことが重要です。今回は、観葉植物卸売市場で棚割りから逆算して仕入れ数量を決める方法を解説します。
棚ごとの収容数と販売速度から市場仕入れを逆算
観葉植物卸売市場で仕入れをするとき、「パキラ10鉢」「モンステラ6鉢」など品種別の数量リストを作ることは多いでしょう。
しかし、商品が店舗へ到着すると「6号商品を置く棚がもういっぱい」「大型植物を置くスペースがない」という問題が起こることがあります。
この原因の一つが、「在庫数量」と「陳列可能数量」を分けて考えていないことです。
例えば小型棚に最大60鉢置ける店舗で、現在50鉢あるなら空きは10鉢です。それにもかかわらず市場で小型商品を30鉢仕入れれば、20鉢は別の場所へ置かなければなりません。
1つ目は「売場をゾーンに分けること」です。
例えば、
小型3〜4号ゾーン
中型5〜7号ゾーン
大型8号以上ゾーン
吊り下げゾーン
ギフトゾーン
の5つ程度に分けます。
各ゾーンの最大陳列数を決めます。
2つ目は「適正在庫を最大容量の70〜80%にすること」です。
棚に100鉢置けるから100鉢並べるのではなく、通常は70〜80鉢程度にします。
20〜30%の余白があれば、新着商品の追加や植物の葉張りにも対応しやすくなります。
例えば小型棚最大80鉢なら、通常在庫56〜64鉢程度です。
3つ目は「市場へ行く前に空き枠を数えること」です。
中型ゾーンの適正在庫30鉢に対して現在24鉢なら、空きは6鉢です。
大型ゾーン適正10鉢で現在10鉢なら空きゼロです。
当日は中型を6〜8鉢、小型を不足数、大型は原則追加なしなど仕入れ方針を決めます。
4つ目は「品種ではなく棚枠で仕入れリストを作ること」です。
例えば、
小型:あと15鉢
中型:あと8鉢
大型:あと2鉢
吊り:あと6鉢
という形です。
そのうえで市場で品種を選びます。
品種を最初から固定し過ぎないことで、その日の品質の良い商品を選びながら売場数量を守れます。
5つ目は「棚1段ごとの最大数を決めること」です。
小型植物なら棚1段15鉢まで、中型なら6鉢までなど具体化します。
例えば4段棚で1段15鉢なら最大60鉢です。
通常運用を1段12鉢×4段=48鉢程度にすれば余白を確保できます。
6つ目は「高さも棚割りへ入れること」です。
5号でも高さ30cmの商品と80cmの商品では同じ棚に置けません。
例えば高さ50cm以下、51〜100cm、101cm以上の3分類程度を作り、必要数を決めます。
市場で「6号だから中型ゾーン」と単純判断せず、全高も確認します。
7つ目は「葉張りを考慮すること」です。
モンステラやシェフレラなど葉が広がる商品は、鉢サイズ以上のスペースを使います。
棚幅180cmに通常12鉢置けても、葉張りの大きい商品なら8鉢しか置けない場合があります。
市場仕入れ時に横幅を確認し、通常商品の1.5倍程度のスペースを使う商品は数量を減らします。
8つ目は「新商品用の固定枠を作ること」です。
売場を定番品だけで100%埋めると、新商品を仕入れたとき置き場所がありません。
例えば売場全体の10%を新着・新商品専用にします。
100鉢の売場なら10鉢分です。
毎週入れ替えることで総在庫を増やさず新鮮さを出せます。
9つ目は「長期在庫が棚を塞いでいないか確認すること」です。
30日、60日以上残っている商品が棚枠を使っていると、新しい商品が入れられません。
例えば中型ゾーン30鉢のうち10鉢が60日以上なら、3分の1が長期在庫です。
次回市場で新たに10鉢買う前に、既存在庫の販売対策を優先します。
10個目は「売れたら補充する方式にすること」です。
棚に同じ商品を10鉢並べる必要がない場合、3鉢だけ陳列して売れたら追加します。
例えば在庫10鉢でも売場3鉢、補充在庫7鉢と分けることで、見た目をすっきりさせられます。
ただし総在庫数は別途管理します。
11個目は「売場変更予定も仕入れに反映すること」です。
来週大型植物フェアで大型ゾーンを5平方メートル増やす予定なら、今週から少し多めに仕入れることができます。
逆にイベント終了予定なら仕入れを抑えます。
週1回、仕入れ担当と売場担当が10分程度予定を共有すると無駄な仕入れを減らせます。
12個目は「売場完成形を写真で残すこと」です。
適正在庫のときの売場写真を保存します。
例えば「小型50鉢の状態が見やすい」「大型8鉢なら通路が確保できる」と写真で共有すると、新人スタッフも適正量を理解しやすくなります。
13個目は「陳列密度と販売数を比較すること」です。
棚を100%埋めた月と80%にした月で販売数を比較します。
例えば100鉢陳列で月50鉢販売、80鉢陳列で月55鉢販売なら、余白があるほうが販売効率が良い結果です。
2〜3か月程度試すと自店に合う密度が分かります。
14個目は「棚割り変更を月1回行うこと」です。
季節や売れ筋が変わるため、年間ずっと同じ棚割りにする必要はありません。
例えば小型商品がよく売れる春は小型ゾーンを20%増やし、法人需要が高い時期は大型ゾーンを広げます。
15個目は「仕入れ上限を空き枠+予備だけにすること」です。
小型の空きが10鉢なら、最大12鉢程度までなど上限を決めます。
市場で30鉢の特価商品を見つけても、置けない分は買わないというルールです。
観葉植物卸売市場での仕入れを売場と連動させることで、「買った後に置き場所を考える」状態を減らせます。棚割り、適正在庫、空き枠を数字で管理し、必要な分だけ市場から補充することが在庫回転の改善につながります。
よくある質問
Q1. 売場は最大まで商品を並べたほうがよいですか?
A. 必ずしもそうではありません。最大容量の70〜80%程度を通常在庫にすると余白を確保しやすくなります。
Q2. 市場へ行く前に何を確認すればよいですか?
A. 小型、中型、大型などゾーンごとの現在庫と空き枠を確認すると、必要数量を判断しやすくなります。
Q3. 品種別に仕入れリストを作らないほうがよいですか?
A. 定番品は品種指定しつつ、「中型あと8鉢」など棚枠の不足数も併記すると柔軟に仕入れできます。
Q4. 長期在庫が多い場合でも新商品を仕入れてよいですか?
A. まず30日・60日以上の在庫を動かす対策を行い、新商品の置き場を確保してから仕入れるほうが安全です。
Q5. 棚割りはどのくらいの頻度で見直しますか?
A. 月1回程度確認し、季節や販売構成の変化に合わせて調整するとよいでしょう。
まとめ
観葉植物卸売市場からの仕入れ量は、品種だけでなく売場の棚割りから逆算することが重要です。小型・中型・大型などゾーンごとに最大数と適正在庫を設定し、通常は最大容量の70〜80%程度で運用しましょう。市場へ行く前に空き枠を確認し、「中型あと8鉢」「大型あと2鉢」と数量を決めれば仕入れ過ぎを防げます。売場と仕入れを一体で管理することで、見やすく回転の良い店舗を作りやすくなります。
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