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豊明卸問屋マガジン

【観葉植物で売場がいっぱいなのに売上が伸びない!卸売市場仕入れで回転率を改善する方法】

植物の仕入れ

【観葉植物で売場がいっぱいなのに売上が伸びない!卸売市場仕入れで回転率を改善する方法】

「売場には観葉植物がたくさんあるのに売上が増えない」「商品を減らすと品揃えが悪くなりそうで、つい仕入れを続けてしまう」と悩んでいませんか。観葉植物販売では、在庫量の多さと売上の高さが必ずしも比例するわけではありません。むしろ商品を置き過ぎることで売場が見にくくなり、長期在庫が増えることもあります。今回は、観葉植物卸売市場からの仕入れ量を見直し、限られた売場スペースで商品回転と売上を高める方法を解説します。

売場の鉢数より販売速度を重視して回転率を改善

観葉植物売場を充実させようとすると、「空いている場所をすべて商品で埋めたい」と考えがちです。

しかし、商品数が多ければ多いほど売れるわけではありません。

例えば20平方メートルの売場に100鉢置いて月50鉢売れる場合と、70鉢置いて月55鉢売れる場合では、後者のほうが少ない在庫で高い販売数を作れています。

在庫量に対する販売効率を考えることが重要です。

1つ目は「売場在庫数を記録すること」です。

月初、月中、月末など最低3回、売場に何鉢あるか数えます。

例えば月初120鉢、月中130鉢、月末140鉢と増え続けているのに販売数が月60鉢のままなら、仕入れが販売を上回っています。

2つ目は「1平方メートルあたりの売上を見ること」です。

売場20平方メートル、月売上100万円なら1平方メートルあたり5万円です。

売場の一角5平方メートルを大型植物が占め、そのカテゴリー売上が10万円なら1平方メートルあたり2万円です。

別カテゴリーが1平方メートルあたり8万円売れているなら、スペース配分を見直す余地があります。

3つ目は「在庫密度を下げること」です。

商品が詰まり過ぎていると、一鉢ごとの樹形やサイズが分かりにくくなります。

例えば小型植物を棚1段に20鉢置いているなら15鉢へ減らし、5鉢分の余白を作ります。

売場全体で在庫を10〜20%減らし、2〜4週間販売数が変わるか確認します。

在庫を減らしても売上が維持できれば、以前は持ち過ぎていた可能性があります。

4つ目は「売れ筋へスペースを渡すこと」です。

60日以上売れない商品が売場の20%を占めているなら、そのスペースを14日以内に回転する商品へ移します。

例えば長期在庫10鉢を5鉢へ減らし、売れ筋を10鉢追加するなど商品構成を変えます。

5つ目は「品種数と鉢数を分けて考えること」です。

品揃えを増やすために、同じ品種を大量に置く必要はありません。

50品種×4鉢=200鉢ではなく、50品種×2鉢=100鉢でも品種数は同じです。

多様な品揃えを維持しながら在庫数だけ減らすことができます。

6つ目は「見本1鉢+追加在庫方式」を考えることです。

大型商品や定番商品は、売場へ全数並べず代表1〜2鉢を展示し、追加在庫は必要に応じて補充します。

ただしバックヤード在庫が増え過ぎると同じ問題になるため、総在庫量は管理する必要があります。

7つ目は「市場仕入れ量を売場上限に合わせること」です。

例えば売場の適正在庫100鉢、現在庫90鉢なら、今回仕入れは10〜20鉢程度にします。

市場で魅力的な商品が50鉢あっても、置けない分まで買わないことが重要です。

売場上限を100鉢、繁忙期のみ120鉢など数値化すると判断しやすくなります。

8つ目は「カテゴリー別の回転率を見ること」です。

小型は14日、中型は25日、大型は60日など、カテゴリーごとに販売日数が異なります。

同じ面積でも回転の速い小型商品は年間何度も商品が入れ替わります。

例えば14日で回転する商品なら年間約26回、60日なら約6回です。

粗利益額と組み合わせてスペース配分を考えます。

9つ目は「売場の死角を減らすこと」です。

植物が多過ぎると奥の商品が見えません。

高さのある商品を前に置き過ぎて後ろの小型植物が隠れている場合、売場の実質的な販売スペースが減っています。

大型、中型、小型で高さを段階的に配置するなど、見える商品数を増やします。

10個目は「在庫を増やさず新着感を出すこと」です。

毎週新商品を10鉢仕入れるなら、同時に既存在庫10鉢を別コーナーへ移す、販売促進を行うなど総量を増やさないルールを作ります。

「10鉢入れたら10鉢売る・動かす」という考え方です。

11個目は「30日以上在庫の占有面積を見ること」です。

長期在庫が何鉢あるかだけでなく、どのくらい売場を使っているか確認します。

例えば30日以上の商品が20鉢で売場の30%を占めるなら、回転率への影響が大きい状態です。

12個目は「月1回売場をリセットすること」です。

月初に全商品の入荷日と販売速度を確認し、売れ筋、新商品、長期在庫を配置し直します。

作業時間を60〜90分程度確保し、商品を動かすことで「いつも同じ売場」という印象も減らせます。

13個目は「仕入れ回数を増やして1回量を減らすこと」です。

可能であれば月2回50鉢ではなく、月4回25鉢にします。

総仕入れ量は同じ100鉢でも、売れ行きを見ながら修正できるため、店頭在庫を抑えやすくなります。

14個目は「在庫削減と売上を同時に測ること」です。

在庫120鉢から100鉢へ17%減らしても、売上が同じなら改善です。

逆に売上も20%下がれば減らし過ぎた可能性があります。

2〜3か月かけて在庫数と売上を比較し、自店の適正量を見つけます。

観葉植物売場では、「たくさん並んでいること」よりも「一鉢一鉢が見やすく、商品が定期的に入れ替わること」が重要です。卸売市場での仕入れ量を売場面積と販売速度から逆算することで、在庫を増やさず売上を伸ばせる可能性があります。

よくある質問

Q1. 売場の商品は多いほうが売れますか?

A. 必ずしもそうではありません。商品が多過ぎると見にくくなり、長期在庫が増える場合があります。

Q2. 在庫をどのくらい減らして試せばよいですか?

A. まず10〜20%程度減らし、2〜4週間売上や販売数が変化するか確認する方法があります。

Q3. 品揃えを減らさず在庫だけ減らせますか?

A. 同じ品種の陳列数を4鉢から2鉢へ減らすなど、品種数を維持しながら鉢数を減らす方法があります。

Q4. 売場上限は決めたほうがよいですか?

A. はい。通常100鉢、繁忙期120鉢など上限を決めると、市場で仕入れ過ぎにくくなります。

Q5. 在庫削減が成功したかどうかはどう判断しますか?

A. 売場在庫数、売上、販売数、長期在庫率を2〜3か月比較すると判断しやすくなります。

まとめ

観葉植物で売場がいっぱいなのに売上が伸びない場合は、卸売市場からの仕入れ量を見直す必要があります。まず在庫を10〜20%程度減らし、2〜4週間売上への影響を確認しましょう。同じ品種の陳列数を減らせば、品揃えを維持したまま余白を作ることもできます。また、売場の最大在庫数を設定し、30日以上の商品が占めるスペースを毎月確認することで、売れ筋商品へ売場を効率的に配分できます。

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この記事の作成者

豊明卸問屋ドットコム 編集部

鉢物植物を中心に卸売ネット通販を行っている豊明卸問屋ドットコムの編集部です。

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