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観葉植物店を開業したいけど売場がごちゃごちゃする!見やすく買いやすい陳列方法
植物の仕入れ
観葉植物店を開業したいけど売場がごちゃごちゃする!見やすく買いやすい陳列方法
観葉植物店を開業すると、「商品をたくさん並べたら売場がごちゃごちゃしてしまった」「お客様から値段や違いが分かりにくいと言われる」と悩むことがあります。観葉植物は葉が広がり、高さや鉢サイズもさまざまなため、ただ数多く並べるだけでは商品同士が重なって見えにくくなります。売場づくりでは、商品量だけでなく、高さ、余白、カテゴリー、価格表示などを整理することが重要です。今回は、観葉植物店を見やすく買いやすい空間にするための陳列方法を、具体的な商品数や見直し頻度を交えて解説します。
見やすく買いやすい陳列方法
観葉植物店を開業すると、売場を充実させたい気持ちから、空いているスペースへ次々と植物を置いてしまうことがあります。
しかし、商品数が増えれば必ず売上が増えるわけではありません。
例えば幅120cmの棚に本来15鉢程度が見やすいところへ25鉢置くと、葉が重なり、値札も見えにくくなります。
お客様からすると「種類は多そうだけれど、どれを見ればよいか分からない」という状態になる可能性があります。
そこでまず、「置ける数」ではなく「見やすい数」を基準にしましょう。
例えば棚の最大容量が20鉢なら、実際の陳列は15〜16鉢程度、つまり75〜80%程度に抑える方法があります。
20%程度の余白を作れば、一鉢ごとの形が見えやすくなります。
植物同士の葉が触れ合いすぎないため、管理面でもメリットがあります。
売場全体でも同じ考え方ができます。
例えば10坪の売場に200鉢置けるとしても、150〜170鉢程度から始め、混雑感を確認します。
売れたスペースへすぐ別の商品を詰め込むのではなく、適度な余白を維持します。
次に、植物の高さを3段階程度に分けて配置します。
例えば、
小型 高さ20〜50cm
中型 50〜120cm
大型 120cm以上
という3分類です。
大型植物を売場中央に大量に置くと視線を遮るため、壁際や角へ配置します。
小型植物は棚の中段や手前、中型はその間に置きます。
高さ180cmの植物の前に高さ30cmの植物を置くなど、前後で高低差を作ると売場に奥行きが生まれます。
ただし、大型植物の葉で小型商品が完全に隠れないよう注意します。
通路から3秒程度見たときに、どんな商品がある場所なのか分かる配置を意識しましょう。
カテゴリー分けも重要です。
観葉植物を品種名順だけで並べても、初心者には選びにくい場合があります。
そこで、
初心者向け
小型
大型
日陰向け
ギフト
珍しい植物
など5〜6カテゴリー程度に分けます。
例えば店舗に150鉢あるなら、
初心者向け40鉢
小型35鉢
大型20鉢
ギフト20鉢
珍しい植物20鉢
その他15鉢
というように売場を作ります。
カテゴリー看板には細かい説明を大量に書かず、「初心者におすすめ」「デスクに置きやすい」など短い言葉を大きく表示します。
お客様が店内に入って10〜20秒程度で、自分が見るべき場所を判断できる状態を目指しましょう。
価格表示も陳列の一部です。
商品は気になるのに値札が見つからないと、スタッフに聞く必要があります。
気軽に相談できる店舗でも、すべての商品について価格を尋ねるのは負担に感じる人がいます。
そのため原則として全商品に価格を表示します。
例えば商品タグへ、
植物名
価格
鉢サイズ
高さ
育てやすさ
の5項目程度を入れます。
情報量が多すぎる場合は、
モンステラ
5,500円
7号
初心者向け
程度でも構いません。
詳しい管理方法は別のPOPやQRコードなどへ分ける方法もあります。
商品タグの位置も統一しましょう。
ある植物は鉢の右側、別の商品は葉の奥という状態では探しにくくなります。
例えば「タグはすべて鉢の正面右側」にするなどルールを決めます。
スタッフが3人いても同じ場所へ付けることで、売場全体が整って見えます。
入荷時の値付け作業も早くなります。
関連商品は植物と近くに置きます。
例えば7号モンステラの近くに7号対応の鉢カバーを2〜3種類展示します。
植物売場と鉢売場が店舗の反対側にあると、組み合わせを想像しにくくなります。
店舗の30%程度の植物で鉢カバーとのセット展示を行う方法があります。
例えば150鉢なら45鉢です。
毎週10〜15鉢程度セットを変更すれば、1か月で主要展示を入れ替えられます。
色のまとまりも意識できます。
観葉植物は緑が中心ですが、鉢カバー、POP、棚などに多くの色を使いすぎると雑然と見える場合があります。
例えば売場の基本什器や値札のデザインを2〜3パターン程度に抑えます。
「セールPOPは赤」「通常商品は白」「おすすめは別デザイン」というようにルールを作ると、情報が整理されます。
すべての商品に「おすすめ」「人気」「新商品」と表示すると、何が重要なのか分からなくなります。
例えば全商品のうち、
新商品10%
おすすめ10%
人気商品10%
程度に限定し、それ以外は通常表示にする方法があります。
150商品なら各15商品程度です。
入口付近にはテーマ商品を置くと売場にメリハリが出ます。
例えば入口から最初の1〜2坪程度を毎月変更する企画スペースにします。
1月 冬の室内植物
3月 新生活
5月 ギフト
7月 暑さに配慮した植物
9月 模様替え
11月 冬越し準備
など、月1回テーマを変更します。
商品数は10〜20鉢程度に絞ります。
店舗に入った瞬間に「今月はこれを提案している店だ」と分かる売場を作ることができます。
売れない商品は場所を変えてみましょう。
例えば60日以上売れていない植物10鉢を、店舗奥から入口側へ1週間移動します。
販売数が増えるなら、商品自体ではなく場所が原因だった可能性があります。
逆に場所を変えても反応がなければ、価格、商品説明、需要など別の要因を考えます。
売場変更は一度に全部行わず、10〜20商品程度ずつテストすると効果を確認しやすくなります。
店内動線も重要です。
入口からレジまで一直線に歩いて終わる売場より、自然に複数カテゴリーを見られる配置の方が商品の接点を増やせる場合があります。
例えば入口に新商品、その先に初心者向け、中央に中型、壁際に大型、レジ前に小型・管理用品という流れです。
ただし無理に迷路のようにすると歩きにくいため、主通路は十分な幅を確保します。
ベビーカーや大きな荷物を持った人が通れるか、スタッフ2人がすれ違えるか、実際に確認してみましょう。
毎週1回、売場をお客様目線で確認する時間を作ることもおすすめです。
例えば閉店後15分、
値札が見えるか
枯れ葉がないか
商品が詰まりすぎていないか
通路にはみ出していないか
売り切れ棚が空きすぎていないか
の5項目を確認します。
月1回は30〜60分程度かけてカテゴリーごとの売場面積を見直します。
例えば小型植物が売上の50%を占めるのに、売場面積が20%しかないなら小型コーナーを広げる判断ができます。
売場面積と売上構成を比較する方法も有効です。
例えば売場100%のうち、
小型30% → 売上45%
中型30% → 売上30%
大型25% → 売上15%
鉢15% → 売上10%
だったとします。
大型商品が25%のスペースを使って売上15%しか作れていないなら、少し縮小し、小型へスペースを振り分ける方法があります。
3か月単位で比較すると判断しやすくなります。
ただし売上だけでなく、大型植物が店舗のイメージ作りに役立っている場合もあるため、数字だけで完全に撤去する必要はありません。
写真映えする場所を1〜2か所作ることもSNS集客に利用できます。
例えば高さ150cm程度の植物と鉢カバーを組み合わせたコーディネートコーナーを作ります。
毎月1回組み合わせを変え、SNSでも紹介します。
単なる商品の山ではなく、「自宅で植物を置いたらどう見えるか」を提案する売場になります。
観葉植物店の陳列で重要なのは、できるだけ多くの商品を詰め込むことではありません。
商品を比較しやすく、価格を確認しやすく、自分に合う植物を見つけやすくすることです。
棚は75〜80%程度、カテゴリーは5〜6種類、入口企画は10〜20鉢程度など、自店なりの基準を決めて運用しましょう。
よくある質問
Q1. 棚には植物をいっぱい並べた方がよいですか?
A. 最大容量の75〜80%程度に抑え、20%前後の余白を作ると一鉢ずつ見やすくなります。
Q2. 観葉植物はどう分類して並べればよいですか?
A. 初心者向け、小型、大型、ギフトなど5〜6カテゴリー程度に分けると選びやすくなります。
Q3. 値札はすべての商品に必要ですか?
A. 原則として分かりやすく価格表示することをおすすめします。価格を聞かなくても購入検討できる売場を目指しましょう。
Q4. 売場はどのくらいの頻度で変更すればよいですか?
A. 毎週15分程度の簡易チェック、月1回30〜60分程度のレイアウト見直しを行う方法があります。
Q5. 売れない植物は場所を変えるべきですか?
A. 60日以上動かない商品などを10〜20鉢ずつ場所変更し、1〜2週間反応を見る方法があります。
まとめ
観葉植物店の売場がごちゃごちゃして見える場合は、商品量を増やす前に余白とカテゴリーを整えることが重要です。
棚は最大容量の75〜80%程度に抑え、植物は小型・中型・大型など高さに変化を付けましょう。また、初心者向け、ギフト、大型など5〜6カテゴリー程度に分け、全商品へ分かりやすい価格表示を行います。毎週15分の売場チェック、月1回のレイアウト見直しを習慣化し、「商品が多い店」ではなく「商品を選びやすい店」を目指しましょう。
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