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多肉植物の卸売で欠品ばかり!売れ筋を逃さない発注点と安全在庫の決め方
植物の仕入れ
多肉植物の卸売で欠品ばかり!売れ筋を逃さない発注点と安全在庫の決め方
「人気の多肉植物だけいつも売り切れる」「注文しようと思ったら卸売先でも欠品している」「売れる商品ほど在庫がなく、売れない商品だけ残ってしまう」。多肉植物の販売では過剰在庫だけでなく、売れ筋商品の欠品も大きな機会損失になります。特に定番商品は、欠品期間が長くなるほどお客様が他店へ流れる可能性もあります。そこで重要になるのが、感覚ではなく販売数と納期から「発注点」を決めることです。今回は「多肉植物 卸売」で売れ筋を安定して確保するための安全在庫と発注タイミングを具体的に解説します。
売れ筋を逃さない発注点と安全在庫の決め方
多肉植物の仕入れでは、「在庫がなくなってから注文する」という方法では欠品が発生しやすくなります。
例えば1週間に平均5鉢売れる商品があり、卸売先へ注文してから到着まで7日かかるとします。在庫が0鉢になってから発注すれば、次の商品が届くまで約1週間販売できません。
そこで設定したいのが「発注点」です。
発注点とは、在庫が一定数量まで減った時点で次の注文を行う基準です。
例えば週5鉢売れ、納期が1週間なら、最低でも5鉢程度残っている段階で発注する必要があります。
さらに販売数の増加や配送遅延に備えて安全在庫を3鉢持つなら、発注点は8鉢程度になります。
つまり在庫が8鉢以下になったら発注するというルールです。
販売数が多い商品ほど発注点を高くします。
例えばA商品は週10鉢、B商品は週4鉢、C商品は週1鉢売れるとします。納期が1週間なら、A商品は10~15鉢、B商品は5~7鉢、C商品は2~3鉢程度など、商品ごとに基準を変えます。
すべての商品を「残り3鉢で発注」にすると、売れ筋ほど欠品しやすくなります。
まず過去8~12週間の販売数を確認し、1週間平均を計算しましょう。
8週間で80鉢売れていれば週平均10鉢です。8週間で24鉢なら週平均3鉢です。
季節変動が大きい商品なら、直近4週間と前年同月の両方を確認します。
例えば通常週5鉢でも春は週10鉢売れるなら、3月から5月だけ発注点を高くします。
卸売先の納期も記録しましょう。
A社は注文から2日、B社は5日、C社は10日なら、同じ販売数でも必要な安全在庫は異なります。
週7鉢売れる商品なら1日平均約1鉢です。納期2日なら2~4鉢程度でも対応できる場合がありますが、納期10日なら10鉢以上必要になる可能性があります。
卸売先の欠品頻度も重要です。
毎回注文できる商品と、月に1~2回しか入荷しない商品では在庫戦略が変わります。
例えば毎週入荷する定番品なら在庫を抑え、月1回しか仕入れられない商品なら3~4週間分を確保する方法があります。
ただし、安全在庫を増やしすぎると過剰在庫になります。
週3鉢しか売れない商品を30鉢持てば約10週間分です。これでは欠品防止より在庫負担のほうが大きくなります。
おすすめは売れ筋商品をABCの3段階に分類する方法です。
例えば月20鉢以上売れる商品をA、月5~19鉢をB、月4鉢以下をCとします。
A商品は週2~3回在庫確認、B商品は週1回、C商品は月2回程度確認します。
100品種すべてを毎日確認する必要はありません。販売への影響が大きい上位10~20品種を優先します。
発注曜日を固定する方法もあります。
例えば毎週月曜日と木曜日の週2回、A商品の在庫を確認します。
週2回なら年間約100回確認することになりますが、1回10分なら大きな負担にはなりにくいでしょう。
発注数量も販売数から決めます。
例えば週10鉢売れる商品を2週間分確保したいなら20鉢が基準です。現在庫8鉢なら12鉢程度を追加する考え方ができます。
ただし卸売ロットが12鉢単位ならちょうど1ケースです。
発注後は「入荷予定在庫」を必ず記録します。
現在庫8鉢、発注済み12鉢なら実質20鉢です。これを忘れてさらに12鉢発注すると32鉢になり、過剰在庫へ変わります。
スタッフ間では「在庫」「発注済み」「入荷予定日」の3項目を共有します。
欠品した場合も記録しましょう。
例えば1か月にA商品が5日間、B商品が2日間欠品したなら、欠品日数は合計7日です。
A商品が1日平均2鉢売れるなら、5日欠品で最大10鉢程度の販売機会を逃した可能性があります。
1鉢800円なら売上機会は8,000円です。
毎月「欠品回数」「欠品日数」「推定販売機会」を確認すると、安全在庫を増やすべき商品が見えてきます。
一方、欠品を恐れて大量仕入れしないことも大切です。
A商品は安全在庫を増やし、C商品は受注後仕入れや少量仕入れにするなど、商品ごとに対応を変えます。
仕入れ先を2社程度確保しておくことも欠品対策になります。
メイン卸売先で欠品した場合に、別の仕入れ先から同規格の商品を確保できる可能性があります。
ただし、価格や品質、送料が異なるため、事前に条件を比較しておきます。
多肉植物の卸売で欠品を減らすには、「残り少なくなったら注文」という感覚的な管理から、週平均販売数と納期を使った管理へ変えることが重要です。
まず売上上位10~20品種だけでも発注点を設定し、週1~2回確認しましょう。3か月続けて欠品日数と在庫数を記録すれば、自店に合った安全在庫が見つかりやすくなります。
よくある質問
Q1. 発注点とは何ですか?
A. 在庫が一定数量まで減ったら次の仕入れを行う基準です。平均販売数、納期、安全在庫から決めます。
Q2. 安全在庫は何鉢くらい必要ですか?
A. 商品によって異なります。週5鉢売れる商品なら2~5鉢程度から試し、欠品状況を見て調整する方法があります。
Q3. 在庫確認は毎日必要ですか?
A. 全商品を毎日確認する必要はありません。売れ筋上位10~20品種は週2~3回など、重要度で頻度を変えましょう。
Q4. 卸売先で欠品していた場合はどうしますか?
A. 代替品を提案するほか、条件の合うサブ仕入れ先を1~2社確保しておく方法があります。
Q5. 欠品状況も記録したほうがよいですか?
A. はい。月1回、欠品回数と欠品日数を確認すると、安全在庫を見直す判断材料になります。
まとめ
多肉植物の卸売で売れ筋商品の欠品を防ぐには、平均販売数と仕入れ納期から発注点を決めることが重要です。まず売上上位10~20品種を対象に、週1~3回在庫を確認しましょう。現在庫だけでなく発注済み数量も管理し、月1回欠品日数を集計することで、過剰在庫を増やさず販売機会を守れる仕入れ体制を作りやすくなります。
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