豊明卸問屋マガジン
人気の記事
多肉植物の卸売で品種を増やしすぎる!取扱数が多すぎて管理できない時の整理方法
植物の仕入れ
多肉植物の卸売で品種を増やしすぎる!取扱数が多すぎて管理できない時の整理方法
「多肉植物の品種数が増えすぎて在庫管理が大変」「100品種以上あるけれど、ほとんど売れない商品も多い」「珍しいものを仕入れるたびに商品数だけ増えていく」。多肉植物の卸売では、豊富な品種を仕入れられることが大きな魅力です。しかし、品種数が増えすぎると、発注、値札、在庫登録、棚卸し、商品説明などすべての作業が複雑になります。今回は「多肉植物 卸売」で取扱品種を整理し、売上を落とさず管理負担を減らすための具体的な商品整理方法を紹介します。
取扱数が多すぎて管理できない時の整理方法
多肉植物の品揃えを増やすことは、売り場の魅力につながります。
しかし、「品種数が多い=売上が高い」とは限りません。
例えば150品種扱っていても、売上の80%を上位30品種が作っている場合、残り120品種が管理作業を増やしている可能性があります。
まず過去90日間の販売実績を商品別に並べてみましょう。
例えば150品種のうち、30品種が月10鉢以上、50品種が月3~9鉢、70品種が月0~2鉢だったとします。
月0~2鉢の商品が全体の約47%です。
この70品種を毎月同じように発注し続ける必要があるかを確認します。
商品をA・B・C・Dの4段階に分類すると整理しやすくなります。
A=主力商品、B=通常商品、C=低回転商品、D=終了候補です。
例えばAは月10鉢以上、Bは月3~9鉢、Cは月1~2鉢、Dは90日販売0鉢という基準です。
150品種ならA30、B50、C40、D30などに分かれるかもしれません。
D商品の追加仕入れは原則停止します。
現在庫だけ販売し、新しく入れないルールです。
例えばD商品30品種を各3鉢、平均原価300円で毎月補充していたなら、月27,000円です。
追加仕入れを止めるだけで、その資金を売れ筋や新商品へ回せます。
C商品も数量を見直します。
1品種6鉢仕入れていたなら3鉢へ半減するなど、最低在庫だけにします。
40品種×3鉢削減×原価300円なら36,000円分の在庫削減です。
品種数を減らすと、お客様から「品揃えが少なくなるのでは」と心配になることがあります。
そこで完全に削減するのではなく、「常時在庫」と「入れ替え在庫」に分けます。
例えば常時80品種、入れ替え20品種の合計100品種です。
毎月20品種のうち5~10品種を入れ替えます。
常時在庫80品種は安定した売れ筋や定番、入れ替え20品種は新商品や季節商品です。
これなら管理対象を150から100品種へ減らしながら、新鮮さは維持できます。
仕入れ先ごとにも整理しましょう。
A社から80品種、B社50品種、C社20品種など複数仕入れている場合、同じような商品が重複していないか確認します。
例えば同じ価格帯、同じサイズ、似た見た目の商品が10品種あるなら、販売実績の高い5品種へ絞る方法があります。
商品を「品種名」だけではなく「役割」で見ることがポイントです。
例えば初心者向け10品種、寄せ植え向け15品種、高単価10品種、新商品10品種などです。
同じ役割の商品が多すぎる場合は整理できます。
例えば初心者向けが30品種あっても、実際に売れる上位8品種で販売の70%を占めているなら、残りは入れ替え枠へ回します。
サイズ違いも商品数を増やす原因になります。
同じ品種を2号、2.5号、3号、3.5号で扱うと4SKUになります。
50品種なら最大200SKUです。
販売実績を確認し、2.5号と3号だけ残すなどサイズを整理します。
例えば2号販売10%、2.5号50%、3号35%、3.5号5%なら、2号と3.5号を一部削減する判断ができます。
価格帯も確認しましょう。
500円商品が50品種、700円商品60品種、1,000円商品10品種など偏っている場合があります。
客層に合わせて、低・中・高の3価格帯で品種数を調整します。
例えば100品種なら低価格45、中価格40、高価格15などです。
価格帯の役割が明確になると仕入れ判断もしやすくなります。
品種削減では売上への影響を段階的に確認します。
150品種からいきなり80品種へ減らすのではなく、まず130品種、3か月後110品種というように調整します。
例えば最初の3か月で販売下位20品種を停止します。
売上がほぼ変わらず、在庫原価が30,000円減ったなら成功です。
次の3か月でさらに20品種見直します。
この方法なら売上への影響を確認しながら整理できます。
棚卸し時間も測りましょう。
150品種で棚卸し3時間、100品種で2時間に短縮できれば月1時間削減です。
年間12時間です。
商品ページ管理も同様です。
ECで150商品を月1回各2分確認すれば300分、5時間です。
100商品なら200分、3時間20分です。
月1時間40分、年間20時間削減できます。
売れない商品を減らすことは、在庫金額だけでなく作業時間削減にもつながります。
新商品を入れるときは「1入れ1出し」のルールも有効です。
例えば現在100品種が上限なら、新商品を5品種追加する際、低回転5品種を終了候補にします。
品種数が無制限に増えることを防げます。
もちろん、新商品が売れれば定番化し、既存定番との入れ替えを行います。
30日販売率70%以上なら継続、30%未満なら終了など明確にします。
お客様からの要望も整理に使います。
販売数は少なくても「いつも問い合わせがある商品」は残す価値があります。
例えば販売月2鉢でも問い合わせ10件、利益が高いならB商品として残します。
逆に販売0、問い合わせ0、在庫90日以上ならD候補です。
売上だけでなく問い合わせ数や利益も補助指標として使いましょう。
月1回、品種数そのものを記録することも重要です。
例えば1月120品種、2月130、3月145と毎月増えているなら、仕入れルールに問題があります。
「常時取扱100品種以内」など上限を設定します。
品種上限を守ることで、魅力的な新商品を見つけても「何を外すか」を同時に考える習慣ができます。
管理表も整理します。
終了商品は現役商品一覧から外し、「休止・終了」シートへ移します。
商品マスターが500品種あっても、現在取扱100品種だけ表示できれば作業しやすくなります。
再度仕入れる場合は履歴から復活させればよいでしょう。
多肉植物の卸売で品種が増えすぎた場合は、「たくさんあること」を目的にせず、「役割のある商品だけを残す」ことが重要です。
過去90日の販売実績を基準にA・B・C・Dへ分類し、Dは停止、Cは半減、A・Bへ予算を集中させましょう。
常時80品種+入れ替え20品種など、明確な上限を設定することで、品揃えと管理負担のバランスを取りやすくなります。
よくある質問
Q1. 多肉植物の品種数は多いほどよいですか?
A. 必ずしもそうではありません。売上への貢献が少ない商品が多いと、在庫や管理作業だけ増える場合があります。
Q2. どの商品から整理すればよいですか?
A. 過去90日販売0の商品、60~90日以上在庫の商品などから追加仕入れ停止を検討しましょう。
Q3. 品種を減らすと売り場が寂しくなりませんか?
A. 常時在庫と入れ替え商品を分け、20%程度を定期的に変更することで新鮮さを維持できます。
Q4. 新商品を増やすとまた品種数が増えませんか?
A. 「新商品1品種を入れたら低回転1品種を外す」という1入れ1出しルールが有効です。
Q5. 品種数の見直しは何か月ごとに行えばよいですか?
A. 3か月ごとに過去90日の販売実績を確認し、段階的に整理すると売上への影響を確認しやすくなります。
まとめ
多肉植物の卸売で品種数が増えすぎた場合は、過去90日の販売実績からA・B・C・Dへ分類しましょう。90日販売0の商品は追加仕入れ停止、低回転商品は数量半減を検討します。常時80品種+入れ替え20品種など取扱上限を決め、新商品は1入れ1出しで管理することで、品揃えを維持しながら在庫金額と作業時間を減らしやすくなります。
植物の仕入れに関する情報を確認できます。