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豊明卸問屋マガジン

観葉植物店を開業したいけど開業後に何を改善すればいいか分からない!3か月で見直す経営チェック項目

植物の仕入れ

観葉植物店を開業したいけど開業後に何を改善すればいいか分からない!3か月で見直す経営チェック項目

観葉植物店を開業できたものの、「毎日営業するだけで精いっぱい」「売上が良いのか悪いのか分からない」「どこから改善すればいい?」と悩む方も多いでしょう。開業直後は想定と実際の売れ方が違うことも多いため、最初から完璧な店舗を目指すより、売上、来店数、客単価、在庫、仕入れなどを定期的に確認しながら改善することが重要です。今回は、観葉植物店を開業して最初の3か月で確認したい数字や改善項目を具体的に整理します。

3か月で見直す経営チェック項目

観葉植物店を開業した後は、毎日の接客、仕入れ、水やり、SNSなどに追われ、経営状況を振り返る時間がなくなりがちです。

しかし、開業直後の1〜3か月は非常に重要な期間です。

開業前に予想していた商品と実際に売れる商品、想定した客単価と実際の金額、来店が多い曜日などが徐々に分かってくるからです。

そこで、開業後は「毎日」「毎週」「毎月」「3か月ごと」に確認する項目を分けておくと店舗改善を続けやすくなります。

まず毎日確認したい数字は5項目程度です。

来店人数

購入人数

売上

客単価

購入率

例えば1日の来店人数が30人、購入者が12人、売上72,000円だった場合、客単価は6,000円です。

購入率は40%です。

この数字を毎日記録します。

1日だけでは判断できませんが、30日分集まれば平均値が見えてきます。

例えば1か月平均で、

来店25人

購入8人

客単価5,500円

購入率32%

という数字が分かります。

ここで月商を増やしたい場合、「来店人数」「購入率」「客単価」のどこを改善するかを考えます。

例えば来店25人を30人へ増やすだけでも、購入率32%なら購入者数は約1.6人増える計算です。

客単価5,500円なら、1日の売上が約8,800円増える可能性があります。

月25日営業なら約22万円です。

もちろん単純計算どおりにはなりませんが、改善する数字を明確にできます。

次に毎週確認したいのが商品です。

最低でも週1回、

販売数上位10商品

販売数ゼロの商品

欠品商品

問い合わせが多かった商品

在庫数

を確認します。

例えばポトスが1週間で15鉢、モンステラ10鉢、フィカス8鉢売れているなら、その3商品は追加仕入れの優先度が高いと判断できます。

逆に4週間売れていない商品が20鉢あるなら、仕入れ停止や売場変更を検討します。

売れ筋商品だけでなく「欲しいと言われたけれど在庫がなかった商品」も重要です。

例えば1週間でウンベラータへの問い合わせが5件あったなら、次回3〜5鉢程度試験仕入れして反応を見る方法があります。

このように問い合わせ情報も仕入れへ反映します。

毎週の仕入れ額も確認しましょう。

例えば1週間の売上が25万円なのに、毎週30万円仕入れていれば現金が減りやすくなります。

商品カテゴリーによって原価率は異なるため単純比較はできませんが、売上に対して仕入れが増え続けていないかを見ることが重要です。

「売れているから仕入れる」のではなく、「売れた商品を中心に補充する」という考え方を持ちましょう。

毎月確認したいのは、売上と経費です。

例えば月商120万円だった場合、

植物売上70万円

鉢・鉢カバー25万円

資材10万円

法人15万円

というようにカテゴリー別に分けます。

さらに、

家賃15万円

人件費25万円

広告費5万円

光熱費4万円

システム費2万円

など主要経費も確認します。

売上だけ見て「120万円売れたから順調」と判断するのではなく、最終的にいくら残っているのかを見ることが重要です。

在庫金額も月1回確認します。

例えば開業時の在庫80万円が、

1か月目100万円

2か月目130万円

3か月目160万円

と増えている場合、売上が伸びていても注意が必要です。

在庫が増えているということは、現金が商品へ変わっているからです。

一方、

80万円

85万円

90万円

程度の変化で売上が伸びているなら、比較的効率よく商品が回転している可能性があります。

在庫については数量だけでなく、入荷後の日数も確認します。

例えば、

30日以内 70%

31〜60日 20%

61日以上 10%

という比率を一つの基準として管理する方法があります。

3か月後に61日以上の商品が25%へ増えているなら、仕入れ量を見直します。

広告やSNSも月1回確認します。

例えばInstagramを月16回更新し、Instagram経由の来店が20人だったとします。

一方、Google検索経由は40人、チラシは5人だった場合、翌月はGoogleマップや検索対策へ時間を増やす判断ができます。

来店時に「何を見て来ましたか?」と聞き、

Instagram

Google検索

口コミ

通りがかり

チラシ

その他

の6種類程度で記録します。

1か月100人分のデータが集まれば、効果の高い集客経路が分かりやすくなります。

そして重要なのが3か月目の総合見直しです。

開業から約90日分のデータが集まったら、最初に作った事業計画と実績を比較します。

例えば開業前の計画が、

月商100万円

客単価5,000円

購入200件

在庫100万円

だったとします。

3か月平均の実績が、

月商80万円

客単価6,000円

購入133件

在庫150万円

だった場合、客単価は計画を上回っていますが、購入件数が少なく在庫が多いことが分かります。

この場合、「もっと客単価を上げる」ことより、来店数や購入件数を増やし、仕入れを抑えることが優先課題になります。

逆に月商100万円を達成していても、客単価3,500円で購入件数が多い場合は、鉢や関連商品の提案で客単価を高める余地があります。

このように数字によって改善策は変わります。

3か月目には営業時間も見直しましょう。

例えば10時〜19時営業で、18〜19時の平均売上が1日2,000円しかない場合、営業時間短縮を検討できます。

反対に開店直後の10〜11時に毎日10人以上来店するなら、その時間は重要です。

1時間ごとの売上と来店数を最低30日程度記録しておけば判断しやすくなります。

商品構成も3か月単位で見直します。

例えば開業時は、

小型40%

中型35%

大型15%

珍しい植物10%

という構成だったのに、売上実績では小型60%、中型25%、大型10%、珍しい植物5%だったとします。

次の3か月は仕入れ構成を実績に近づけ、小型を50〜60%程度へ増やす方法があります。

ただしすべて売れ筋だけにすると店舗の個性がなくなるため、10〜20%程度は新商品やテスト商品に使う方法もあります。

スタッフがいる場合は、3か月目に業務時間も確認します。

例えば1日8時間勤務のうち、

接客3時間

植物管理2時間

梱包1時間

SNS1時間

事務1時間

という配分なら、どの業務が負担になっているかを確認できます。

ネット注文が増えて梱包が1日3時間になっているなら、発送補助スタッフを検討するなど対応が必要です。

また、3か月ごとにお客様の声もまとめましょう。

例えば3か月で50件の意見を集め、

「初心者向け表示が分かりやすい」20件

「大型植物を増やしてほしい」10件

「鉢がもっと欲しい」8件

「駐車場が分かりにくい」7件

その他5件

という結果なら、強みと改善点が明確になります。

すべての要望へ対応する必要はありませんが、同じ意見が5件、10件と続く場合は検討する価値があります。

開業直後にありがちな失敗は、数字を確認する前に大きく方向転換することです。

例えば開業2週間で大型植物が売れないから全部やめる、1か月でSNSの反応が少ないから投稿を停止するなどです。

短期間だけでは判断しにくいため、重大な問題がない限り、まず3か月程度のデータを集めます。

そのうえで「続ける」「増やす」「減らす」「やめる」の4つに分けて判断します。

例えば、

売れ筋植物は増やす

長期在庫は減らす

反応の良いSNS投稿は続ける

効果のない有料サービスはやめる

という形です。

さらに6か月後、12か月後にも同じチェックを行えば、店舗運営の精度が高まります。

1年分の実績があれば、翌年は前年同月と比較できます。

前年4月120万円、今年4月132万円なら前年比110%です。

単に「今年は忙しかった」という感覚ではなく、数字で成長を確認できます。

観葉植物店を長く運営するためには、開業した時点の計画へ固執するのではなく、実際のお客様と販売データから店舗を改善していくことが重要です。

毎日5項目、週1回商品確認、月1回収支確認、3か月ごとの総合見直しというルールを作り、「なんとなく経営」から「数字で改善する経営」へ変えていきましょう。

よくある質問

Q1. 開業後は何を毎日記録すればよいですか?

A. 来店人数、購入人数、売上、客単価、購入率など5項目程度から始めると店舗状況を把握しやすくなります。

Q2. 在庫はどのくらいの頻度で確認しますか?

A. 数量や売れ筋は週1回、在庫金額や長期在庫比率は月1回程度確認する方法があります。

Q3. 開業後すぐに商品構成を変更してもよいですか?

A. 大きな問題がない限り、まず1〜3か月程度販売データを集めてから判断すると、短期的な変動に振り回されにくくなります。

Q4. 3か月目には何を見直せばよいですか?

A. 売上、客単価、購入件数、在庫、仕入れ、集客経路、営業時間、商品構成などを事業計画と比較しましょう。

Q5. お客様の要望はすべて対応した方がよいですか?

A. すべて対応する必要はありません。同じ要望が5件、10件と繰り返されている場合は優先的に検討するとよいでしょう。

まとめ

観葉植物店は開業して終わりではなく、開業後のデータをもとに改善することで店舗の完成度を高めていきます。

毎日は来店人数、購入者数、売上、客単価、購入率の5項目、毎週は売れ筋や欠品、毎月は経費と在庫金額、そして開業3か月後には事業計画と実績を総合的に比較しましょう。月商、客単価、購入件数、在庫などを数字で見ることで、「集客を増やすべきか」「仕入れを減らすべきか」といった改善の優先順位が分かります。3か月、6か月、12か月と定期的に見直しを続けることが、安定した観葉植物店経営につながります。

植物の仕入れに関する情報を確認できます。

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この記事の作成者

豊明卸問屋ドットコム 編集部

鉢物植物を中心に卸売ネット通販を行っている豊明卸問屋ドットコムの編集部です。

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