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豊明卸問屋マガジン

観葉植物店を開業したいけどお客様のニーズが分からない!売れる店に近づく調査方法

植物の仕入れ

観葉植物店を開業したいけどお客様のニーズが分からない!売れる店に近づく調査方法

観葉植物店を開業するとき、「どんな植物を置けば喜んでもらえる?」「初心者向けと珍しい植物、どちらを増やせばよい?」とお客様のニーズが分からず悩む方は多いでしょう。開業前は販売データがないため、自分の好みだけで品揃えを決めてしまいがちです。しかし、実際のお客様が求めるサイズ、価格、用途を調べれば、仕入れや売場づくりの精度を高められます。今回は、観葉植物店を開業するときに行いたい顧客ニーズの調査方法を、具体的な人数や頻度を交えて解説します。

売れる店に近づく調査方法

観葉植物店を開業する際、「自分が好きな植物を扱いたい」という気持ちは大切です。

しかし、店舗経営として考えるなら「お客様が何を買いたいか」も同時に確認する必要があります。

例えば珍しい植物を100種類揃えても、周辺のお客様が初心者中心で「2,000〜3,000円程度の育てやすい植物」を探しているなら、品揃えと需要が合わない可能性があります。

そこで、開業前から簡単な顧客調査を行いましょう。

まず身近な人だけではなく、想定顧客に近い20〜30人程度へ質問する方法があります。

例えば、

観葉植物を購入した経験はあるか

購入予算はいくらか

どのサイズが欲しいか

何に困っているか

どこで購入することが多いか

など5〜10問程度にします。

質問数を増やしすぎると回答してもらいにくいため、3〜5分程度で終わる内容にしましょう。

例えば30人へ聞いた結果、

1,000〜3,000円希望 12人

3,001〜5,000円 10人

5,001〜10,000円 5人

1万円以上 3人

という結果なら、5,000円以下を希望する人が22人、約73%です。

このデータを参考に、開業時の商品構成を考えることができます。

例えば在庫100鉢のうち70鉢程度を5,000円以下、残り30鉢を中高価格帯にするという仮説が立てられます。

次に競合店を調査しましょう。

近隣5〜10km程度にある観葉植物店、園芸店、ホームセンターなど5〜10店舗を確認します。

調査項目は、

商品数

価格帯

小型・大型の比率

鉢や園芸用品の品揃え

駐車場

営業時間

SNS更新頻度

口コミ

など8項目程度です。

例えば5店舗調査した結果、すべての店舗が大型植物中心で、小型観葉植物や初心者向けの商品説明が少ない場合、「小型・初心者向け」という差別化が考えられます。

反対に、小型植物店ばかりなら、大型植物や法人向けに特化する余地があるかもしれません。

口コミも重要な情報源です。

競合店舗の口コミを50〜100件程度確認すると、お客様が何を評価しているか、何に不満を感じているかが見えてきます。

例えば、

店員が詳しく教えてくれた

種類が多い

駐車場が便利

値段が分かりにくい

大型植物が少ない

初心者には選びにくい

などです。

同じ意見が5件、10件と繰り返されているなら、その地域のニーズを知るヒントになります。

開業後はさらに正確な調査ができます。

来店したお客様へ、「何を探していますか?」と尋ね、その回答を記録しましょう。

例えば1か月100人分の問い合わせを記録して、

初心者向け 30件

大型植物 20件

ギフト 15件

小型植物 15件

珍しい植物 10件

その他 10件

という結果なら、初心者向けの需要が最も多いことが分かります。

次回仕入れでは初心者向けの商品比率を増やす判断ができます。

「売れなかった商品」だけでなく、「問い合わせがあったのに置いていなかった商品」を記録することも大切です。

例えば1か月で「ウンベラータありますか?」と10回聞かれたのに在庫がなかった場合、販売機会を逃している可能性があります。

このような未販売ニーズを「欠品問い合わせ」として記録し、週1回まとめます。

同じ品種への問い合わせが3回以上あれば、試験的に3〜5鉢仕入れてみる方法があります。

購入理由も聞いてみましょう。

「自宅用」「新築祝い」「開店祝い」「オフィス」「プレゼント」など用途別に記録すると、販促内容を作りやすくなります。

例えば月100件のうちギフト用途が30件あるなら、ラッピングやメッセージカードを強化する価値があります。

法人用途が20件あれば、請求書対応や配送サービスを整える方法も考えられます。

年齢層や生活スタイルもヒントになります。

例えば来店客の多くが20〜30代でマンション住まいなら、幅30〜50cm程度の小型・中型植物が好まれるかもしれません。

一方、戸建て住宅が多い地域なら、高さ150cm以上の大型植物への需要がある可能性があります。

ただし、先入観で決めずに実際の購入データで確認することが大切です。

SNSも調査に使えます。

例えばInstagramで「どちらが欲しい?」とアンケートを行い、

A 小型植物

B 大型植物

という2択を出します。

100人が回答して小型70人、大型30人なら、一つの参考データになります。

「予算3,000円以内と5,000円以内ならどちら?」「珍しい植物と育てやすい植物ならどちら?」など、月2〜4回程度質問するとフォロワーの興味を把握できます。

重要なのは、調査を1回だけで終わらせないことです。

季節によって需要は変化します。

春は新生活、5月はギフト、夏は暑さに強い植物、冬は室内管理しやすい植物など、お客様の関心も変わります。

そのため毎月1回、問い合わせ内容、販売数、欠品リクエストなどをまとめ、3か月ごとに品揃えを見直す方法がおすすめです。

例えば3か月で300件の販売データが集まれば、開業前の予想よりも精度の高い判断ができます。

また、売上上位10商品だけでなく、問い合わせ上位10商品も確認しましょう。

売上上位商品は「今売れているもの」、問い合わせ上位商品は「今後売れる可能性があるもの」です。

両方を見ることで、仕入れの幅を広げられます。

観葉植物店で売れる商品は、店舗の立地や顧客層によって異なります。

全国的に人気の植物だけを揃えるのではなく、自店のお客様が実際に何を求めているかを数字で確認することが重要です。

開業前は20〜30人のアンケート、競合5〜10店舗の調査、開業後は毎月100件程度の問い合わせや購入理由を記録する。このような地道な調査を続けることで、売れる店へ少しずつ近づけていきましょう。

よくある質問

Q1. 開業前にお客様のニーズを調べる方法はありますか?

A. 想定顧客20〜30人程度への簡単なアンケートや、近隣店舗5〜10店程度の競合調査を行う方法があります。

Q2. アンケートでは何を聞けばよいですか?

A. 購入予算、欲しいサイズ、利用目的、困り事、普段の購入場所など5〜10問程度がおすすめです。

Q3. 競合店の口コミも調べた方がよいですか?

A. 50〜100件程度確認すると、その地域のお客様が評価している点や不満を把握するヒントになります。

Q4. 開業後は何を記録すればよいですか?

A. 購入商品だけでなく、問い合わせ内容、欠品商品、利用目的なども記録しましょう。

Q5. 品揃えはどのくらいの頻度で見直しますか?

A. 毎月データを確認し、3か月ごとに大きく見直す方法があります。季節による需要変化にも対応しやすくなります。

まとめ

観葉植物店でお客様のニーズを知るためには、自分の感覚だけで品揃えを決めず、実際の声や数字を集めることが大切です。

開業前は20〜30人程度へのアンケート、近隣5〜10店舗の競合調査、口コミ50〜100件程度の確認から始めてみましょう。開業後は問い合わせや欠品希望を毎日記録し、月1回集計、3か月ごとに品揃えを見直します。「売れた商品」だけでなく「欲しいと言われた商品」まで分析することで、お客様の需要に近い店舗づくりができるようになります。

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この記事の作成者

豊明卸問屋ドットコム 編集部

鉢物植物を中心に卸売ネット通販を行っている豊明卸問屋ドットコムの編集部です。

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