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豊明卸問屋マガジン

観葉植物のダンボール代が高い!サイズ統合で梱包資材コストを減らす方法

園芸資材の仕入れ

観葉植物のダンボール代が高い!サイズ統合で梱包資材コストを減らす方法

観葉植物の発送量が増えて、「ダンボール代だけで毎月かなりの金額になる」「サイズを増やしすぎて少量発注になり単価が高い」「似た大きさの箱を何種類も在庫している」と困っていませんか?観葉植物は個体差が大きいため、商品ごとに箱を用意するとダンボールの種類が増えやすくなります。しかし、似たサイズを整理して標準箱へ統合することで、発注ロットをまとめ、箱単価や在庫管理コストを改善できる場合があります。今回は、安全性を維持しながら観葉植物用ダンボールの種類を整理する方法を具体的に解説します。

箱別使用数から低頻度サイズを見つける

観葉植物ECの梱包コストを考えるとき、緩衝材やテープだけでなく、ダンボール本体の購入費も無視できません。

例えば1枚250円の箱を月1,000枚使用すれば、月25万円、年間300万円です。

1枚20円の差でも月2万円、年間24万円になります。

そのため発送量が増えるほど、箱単価の小さな違いが大きなコスト差になります。

最初に確認したいのが、現在使用しているダンボールの種類です。

例えばA~Lまで12種類使用しているとします。

過去3か月の使用数を集計したところ、A箱300枚、B箱250枚、C箱180枚、D箱120枚、残り8種類は合計150枚だったとします。

この場合、A~Dの4種類だけで850枚、全体の85%を占めています。

残り15%のために8種類の特殊箱を在庫している状態です。

寸法が近い箱を統合して発注単価を下げる

まず、使用頻度の低い箱同士を統合できないか確認します。

例えばE箱が幅35cm×奥行35cm×高さ70cm、F箱が36cm×36cm×高さ75cmというように、差が数cmしかない場合があります。

両方を同じ標準箱へ統合しても植物を安全に梱包できるなら、1種類減らせます。

箱を統合すると発注数量をまとめやすくなります。

例えばE箱を月30枚、F箱を月30枚購入している場合、それぞれ少量発注になり単価が高いことがあります。

統合して月60枚の箱として発注すれば、購入条件によって単価を下げられる可能性があります。

仮にそれぞれ1枚280円だった箱が、まとめることで1枚240円になれば40円の削減です。

月60枚で2,400円、年間2万8,800円になります。

これを3~4サイズで行えば年間10万円以上の差になる可能性があります。

箱代・送料・資材・時間・破損率で判断する

ただし、箱種類を減らすためにすべての商品を大きな箱へ統一するのは避けましょう。

大きな箱はダンボール単価が上がるだけでなく、送料や緩衝材も増える場合があります。

例えば小型植物を大型箱へ入れたことで1件あたり送料が100円増え、月500件なら5万円の増加です。

箱代を1万円削減できても、送料が5万円増えれば意味がありません。

そのため箱統合では、「総コスト」で判断することが重要です。

総コストには、箱代、緩衝材、送料、梱包時間、破損率の5項目を含めて考えます。

例えばA箱の箱代200円、緩衝材80円、作業時間10分、破損率1%。B箱へ統合すると箱代220円、緩衝材50円、作業時間9分、破損率1%だったとします。

箱単価は20円高くなっていますが、緩衝材30円削減、作業時間1分短縮できるため、全体としては改善になる可能性があります。

主要商品を5~8種類の標準箱へ整理する

箱統合は、似た商品グループから進めると安全です。

例えば3~4号鉢の小型商品、5~6号鉢の中型商品、7~8号鉢の大型商品という3区分です。

さらに高さによって低型・高型を分け、最終的に5~8種類程度の標準箱へ整理します。

例えば「小型低」「小型高」「中型低」「中型高」「大型」「横広」「縦長」の7種類です。

この7種類で全体の85~90%をカバーし、残りだけ特殊箱にします。

過去3か月の発送データを使って、どの商品がどの箱へ入っているか一覧化すると分かりやすくなります。

例えば商品100種類に対して箱20種類を使っている状態なら、まず売上や発送数上位30商品を対象に標準箱へ割り当てます。

この上位30商品で発送件数の70%を占めるなら、最初の改善対象として十分です。

段階テストで箱統合の安全性を確かめる

新しい箱へ統合するときは、必ずテスト梱包を行います。

植物の高さ、葉張り、鉢径を確認し、葉が圧迫されないか、鉢を固定できるか、箱内部に余白が大きすぎないかを確認します。

代表商品を各5~10件程度梱包し、問題がなければ実配送へ進みます。

例えば統合候補の箱で20件発送し、トラブル0件なら次に50件、100件へ増やします。

一方、20件中3件で葉折れが発生したなら15%と高いため、統合を見直します。

保管スペースと箱選び時間も効果へ含める

在庫スペースも改善効果に含めましょう。

12種類のダンボールを保管する棚が6台必要だったところ、7種類へ減らして4台で済むようになれば、2台分のスペースが空きます。

そのスペースを商品在庫や作業場へ使える可能性があります。

箱選び時間も短縮できます。

スタッフが12種類から選ぶより7種類から選ぶ方が判断しやすくなります。

1件あたり30秒短縮し、1日50件なら25分です。

月20営業日で500分、約8時間20分になります。

年間では100時間近い差です。

主力箱と特殊箱で在庫確認頻度を分ける

箱の種類を減らすと発注ミスも減らしやすくなります。

例えば12種類について毎週在庫確認するより、主力7種類を確認する方が作業が簡単です。

主力箱は週1回、特殊箱は月1回など、在庫確認頻度も分けられます。

発注担当者の負担も小さくなります。

商品構成に合わせて統合候補を定期更新する

ただし商品構成は変化します。

半年後に大型観葉植物の販売比率が増えれば、最適な箱構成も変わる可能性があります。

そのため箱種類の構成は3~6か月に1回程度見直します。

「3か月間使用ゼロの箱」「月5枚未満の箱」「似た寸法の箱」を抽出し、統合候補として検討しましょう。

観葉植物用ダンボールのコスト削減では、一番安い箱を探すだけではなく、種類を適正化することも重要です。

発送量の80~90%を5~8種類程度の標準箱でカバーし、使用頻度の低い箱を統合することで、購入単価、在庫スペース、箱選び時間など複数のコストを同時に改善できます。

よくある質問

Q1. 観葉植物用ダンボールは何種類くらいにまとめるとよいですか?

A. 商品構成によりますが、5~8種類程度の標準箱で発送件数の80~90%をカバーできる形を目指すと管理しやすくなります。

Q2. 箱を統合するときは何を比較しますか?

A. 高さ・葉張り・鉢径に加えて、箱代、緩衝材、送料、梱包時間、破損率を比較しましょう。

Q3. 一番大きい箱に統一してもよいですか?

A. 送料や緩衝材が増える可能性があるため、おすすめできません。似たサイズ同士を統合するのが基本です。

Q4. 統合した箱はすぐ全商品に使えますか?

A. まず5~10件程度の梱包テストと20件程度の配送テストを行い、安全性を確認する方法がおすすめです。

Q5. 箱の種類はどのくらいの頻度で見直しますか?

A. 使用実績を月1回記録し、全体構成は3~6か月に1回程度見直すとよいでしょう。

まとめ

観葉植物用ダンボールの購入費が高い場合は、箱単価だけでなく種類数を見直しましょう。発送件数の80~90%を占める主力商品を5~8種類程度の標準箱へ集約し、月5枚未満しか使わない箱や似た寸法の箱を統合できないか確認します。ただし大箱への一律統合は送料増加につながる可能性があるため、「箱代・緩衝材・送料・梱包時間・破損率」の5項目で総合判断することが重要です。3~6か月に1回見直し、資材費と作業効率の両方を改善しましょう。

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この記事の作成者

豊明卸問屋ドットコム 編集部

鉢物植物を中心に卸売ネット通販を行っている豊明卸問屋ドットコムの編集部です。

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