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豊明卸問屋マガジン

観葉植物の梱包で葉が擦れて傷だらけ!輸送中の葉擦れを減らすダンボール内の保護方法

園芸資材の仕入れ

観葉植物の梱包で葉が擦れて傷だらけ!輸送中の葉擦れを減らすダンボール内の保護方法

観葉植物を発送した際、「葉の表面に擦れた跡が付いていた」「葉先が茶色く傷んでいた」「枝折れはないのに見た目が悪くなっていた」と困っていませんか?観葉植物は配送中に大きな衝撃がなくても、トラックの振動や仕分け時の移動によって葉がダンボール内側や葉同士と何度も擦れることがあります。特に大きな葉を持つ植物や、柔らかい葉を持つ品種では注意が必要です。今回は、観葉植物の葉擦れを減らすための梱包ダンボールのサイズ選び、葉の保護、鉢固定、発送前確認の方法を具体的に解説します。

繰り返し振動と箱の横幅が葉擦れを招く

観葉植物の配送トラブルというと、鉢割れや枝折れのような大きな破損をイメージしがちです。しかし実際には、植物自体は折れていないのに「葉の表面が擦れて白っぽくなった」「葉先だけが傷んだ」といった細かなダメージが発生することがあります。

この原因の一つが、配送中の繰り返し振動です。

宅配便では、集荷から配達までの間に荷物が何度も移動します。箱の中で植物が1cm、2cm程度揺れるだけでも、葉がダンボールの側面へ接触している状態なら同じ部分が何度も擦れる可能性があります。

まず確認したいのが、植物と箱の横幅です。

例えば葉張りが45cmある植物を、内寸40cmのダンボールへ入れた場合、少なくとも左右合計5cm分は葉を内側へ押し込む必要があります。その状態で1日、2日配送されれば、葉の表面や葉柄へ継続的に力がかかります。

箱を選ぶ際は、高さだけでなく「最大葉張り」を測定しましょう。

高さ70cm、葉張り45cm、鉢径18cmという3つの数値を確認したうえで、葉が箱の側面へ強く押し付けられないサイズを選びます。

適正サイズの箱と鉢固定で接触を抑える

ただし、必要以上に大きなダンボールへ入れることも避けたいところです。

箱に余白がありすぎると、今度は鉢が動きやすくなります。鉢が左右へ5cm移動すれば、植物上部の葉はそれ以上に大きく揺れる可能性があります。

そのため葉擦れ対策の基本は、「適正サイズの箱」と「鉢の固定」をセットで考えることです。

鉢を前後左右から固定し、箱の中で簡単に動かない状態にします。その上で葉が直接ダンボールへ強く触れる部分だけを保護します。

薄紙など柔らかい資材を利用して、葉同士や葉と箱の接触を和らげる方法もあります。

しかし、葉全体を強く束ねるのは避けましょう。

例えば葉張り50cmの植物を幅30cm程度まで無理にまとめると、葉柄や葉の付け根へ負荷がかかります。配送中の揺れが加われば、葉擦れ対策のつもりが葉折れの原因になる場合があります。

植物の葉形に合わせて保護方法を分ける

植物ごとに葉の硬さや形状が違うため、同じ梱包方法をすべての植物に適用しないことも大切です。

例えばサンスベリアのような比較的縦方向へ伸びる植物と、モンステラのような横方向に大きな葉を広げる植物では必要な箱形状が異なります。

発送量が多い店舗では、植物を「縦型」「横広がり型」「葉が柔らかいタイプ」の3区分程度に分類してもよいでしょう。

それぞれに基本のダンボールと葉保護方法を設定すると、スタッフが判断しやすくなります。

例えば月600件発送している店舗で、葉擦れに関する問い合わせが12件あれば発生率は2%です。

植物タイプ別に調べると、横広がり型200件のうち10件で発生しているなら5%になります。一方、縦型300件で2件なら約0.67%です。

この場合、全体の梱包方法を変えるより、横広がり型植物の箱サイズや葉保護方法を重点的に見直す方が効率的です。

箱を閉じる前の短時間チェックを習慣にする

梱包後の確認も重要です。

箱を閉じる前に、葉が側面へ強く押し付けられていないか確認します。また箱を軽く左右に動かし、鉢ごと植物が大きく揺れていないかもチェックします。

1件あたり20秒確認したとして、1日30件なら10分です。月20営業日でも約3時間20分です。

この短い確認で葉擦れによる返品や値引き対応が減るなら、十分な効果が期待できます。

傷の発生場所とトラブル率から梱包を見直す

発送後には、葉擦れの発生場所も記録しましょう。

「葉先」「葉の中央」「葉柄付近」「箱側面側」など、どこに傷が集中しているかによって原因を推測しやすくなります。

箱側面側だけ傷が多い場合は横幅不足、葉柄付近に傷が集中する場合は束ね方が強すぎるなど、梱包方法の問題を見つけられる可能性があります。

観葉植物の葉擦れ対策では、緩衝材を増やすことだけが正解ではありません。植物に合った箱サイズを選び、鉢を安定させ、接触する部分だけを適切に保護することが重要です。

高さ・葉張り・鉢径を測り、月1回程度トラブル率を確認することで、見た目の品質まで意識した梱包へ改善していきましょう。

よくある質問

Q1. 観葉植物の葉擦れはなぜ起こりますか?

A. 配送中の細かな振動によって、葉がダンボールや他の葉と繰り返し接触することが主な原因の一つです。

Q2. 葉をまとめて固定すれば擦れませんか?

A. 強くまとめすぎると葉柄や葉の付け根を傷める可能性があります。自然な形を保ちながら必要な部分だけ保護しましょう。

Q3. 葉擦れ対策では箱を大きくした方がよいですか?

A. 葉を圧迫しない余裕は必要ですが、大きすぎると鉢が動きやすくなります。適正サイズが重要です。

Q4. 葉擦れが多い植物だけ梱包方法を変えてもよいですか?

A. はい。植物の樹形や葉質ごとに3種類程度へ分類して、個別ルールを設定すると効率的です。

Q5. 葉擦れの発生率はどのくらいの頻度で確認しますか?

A. 日々記録し、月1回程度まとめて確認すると、箱サイズや植物タイプごとの傾向を把握しやすくなります。

まとめ

観葉植物の葉擦れを減らすには、高さだけでなく最大葉張りまで測って梱包ダンボールを選ぶことが重要です。さらに鉢を前後左右から固定し、葉が箱側面へ強く接触する場所だけを適切に保護しましょう。月600件中12件なら発生率2%というように数字で管理し、特定タイプの植物だけトラブルが多い場合は梱包方法を個別に見直します。「箱サイズ・鉢固定・葉保護」の3点を組み合わせることで、配送後の見た目まできれいな状態を保ちやすくなります。

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この記事の作成者

豊明卸問屋ドットコム 編集部

鉢物植物を中心に卸売ネット通販を行っている豊明卸問屋ドットコムの編集部です。

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