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豊明卸問屋マガジン

アガベの仕入れで新商品が増えすぎる!定番とテスト商品の比率を整える方法

植物の仕入れ

アガベの仕入れで新商品が増えすぎる!定番とテスト商品の比率を整える方法

「新しいアガベを見るとつい仕入れてしまう」「売場に珍しい品種は増えたけれど、定番商品が欠品している」「テスト仕入れのつもりが在庫ばかり増えている」。アガベは品種や個体差が豊富なため、仕入れ担当者にとって新商品を探す楽しさがある一方、仕入れ内容が新規商品へ偏りやすい植物でもあります。新しい商品は売場の魅力を高めますが、増やしすぎると在庫回転や資金繰りが悪化する可能性があります。今回は、アガベの定番商品とテスト商品の比率を整理し、無理なく新商品を増やすための仕入れ方法を具体的に解説します。

在庫を定番・準定番・テストに分類する

アガベの仕入れで新商品が増えすぎる原因の一つが、「新しい商品ほど魅力的に見える」という点です。すでに何度も仕入れている定番品種より、初めて見る品種や特徴的な株の方が仕入れ担当者の目に留まりやすくなります。

しかし、店舗経営という視点では「珍しい商品」と「売れる商品」は必ずしも同じではありません。

まず、現在のアガベ在庫を「定番」「準定番」「テスト」の3つに分類してみましょう。

例えば在庫が100鉢ある場合、

定番商品:60鉢

準定番商品:25鉢

テスト商品:15鉢

という構成から始める方法があります。

定番商品は過去3か月以上継続して販売実績があるもの、準定番は販売実績はあるものの数量が安定していないもの、テスト商品は初回または2回目程度の仕入れ商品とします。

テスト商品を全体20%以内・初回3鉢に抑える

新しい商品を仕入れる際は、テスト商品の上限を全体の15~20%程度に設定すると、増えすぎを防ぎやすくなります。

例えば100鉢の在庫に対してテスト商品がすでに20鉢ある場合、新しい品種を追加する前に既存テスト商品の結果を確認します。

30日以上経過してもほとんど売れていない商品が10鉢あるのであれば、さらに新商品を増やすより既存在庫の販売改善を優先した方がよいでしょう。

テスト商品は1品種あたりの数量も制限します。

例えば初回は3鉢まで、30日以内に2鉢以上売れたら次回5鉢、さらに販売率70%以上なら定番候補というルールです。

3鉢中3鉢が30日以内に売れれば販売率100%です。

3鉢中1鉢しか売れなければ約33%です。

このように数字で判断すれば、「なんとなく売れそうだから追加する」という仕入れを減らせます。

30日・60日・90日でテスト結果を判定する

テスト期間を決めることも重要です。

例えば初回仕入れから30日、60日、90日の3段階で評価します。

30日以内に販売率70%以上なら追加仕入れ候補。

60日で50%未満なら写真や価格、陳列を見直します。

90日でほとんど動かなければ定番化を見送り、次回発注を止めます。

このルールを作れば、テスト商品が半年、1年と在庫に残り続ける状態を防ぎやすくなります。

3か月販売実績から定番と安全在庫を決める

定番商品についても条件を明確にします。

例えば過去3か月間、毎月5鉢以上売れている商品を定番とします。

3か月で15鉢以上売れているなら、一定の需要があると判断できます。

さらに在庫切れ問い合わせが月3件以上ある商品なら、安全在庫を増やすことも検討できます。

定番商品は新商品より地味に見えるかもしれませんが、売上の土台になる重要な商品です。

例えば月間アガベ売上100万円のうち、定番商品で60万円、新商品で20万円、希少商品で20万円を作れているなら、定番を欠品させることは売上全体への影響が大きくなります。

区分別に仕入れ予算と予備枠を配分する

仕入れ予算も分けましょう。

月間仕入れ予算が50万円なら、

定番:30万円

準定番:10万円

テスト:7万5,000円

予備:2万5,000円

などと設定できます。

テスト商品に使える予算を15%程度に抑えておけば、担当者が新しい商品を見つけても仕入れすぎを防げます。

新規品種数を制限して登録作業を抑える

また、新商品を仕入れる「回数」を決める方法もあります。

例えば新規品種の導入は月2回まで、1回につき最大3品種とします。

これなら1か月最大6品種です。

年間では最大72品種になります。

実際に定番化する商品が20~30%程度でも、年間15~20品種ほど新しい売れ筋候補を見つけられる可能性があります。

一方、毎週10品種ずつ新商品を追加すると、1か月40品種、年間480品種になり、管理が非常に複雑になります。

商品登録や写真撮影にも時間がかかります。

新商品を1品種登録するのに写真撮影5分、説明文作成5分、登録5分の計15分かかるとします。

月40品種なら600分、約10時間です。

月6品種なら90分程度です。

新商品を増やすことは、在庫だけでなく作業コストにも影響します。

4条件からテスト商品を定番へ昇格する

また、テスト商品から定番へ昇格する基準を決めると仕入れが整理されます。

例えば、

30日販売率70%以上

3回以上追加仕入れ実績あり

粗利益率が自社基準以上

90日超在庫がほとんどない

この4項目のうち3項目以上を満たせば定番化するという方法があります。

逆に販売率が低い商品は、一度売り切った後に再仕入れしないという判断も必要です。

構成比を月次確認して新鮮さと在庫を両立する

アガベの仕入れでは、新商品を増やすこと自体が目的ではありません。

新しい需要を探しながら、実際に売れる商品を定番へ育てることが重要です。

定番60%、準定番20~25%、テスト15~20%程度からスタートし、月1回構成比を確認することで、新鮮さと在庫安定を両立しやすくなります。

よくある質問

Q1. テスト商品は全在庫の何%くらいがよいですか?

A. まず15~20%程度から始め、販売実績や在庫スペースを見ながら調整する方法があります。

Q2. 新しいアガベは何鉢ずつ試せばよいですか?

A. 初回は1品種3鉢程度から始め、30日以内に2鉢以上売れたら数量を増やす方法があります。

Q3. 定番商品にする基準は何ですか?

A. 例えば過去3か月で毎月一定数売れている、30日販売率が70%以上、粗利益が基準を満たすなど複数条件で判断するとよいでしょう。

Q4. テスト商品が売れない場合はいつ仕入れを止めますか?

A. 30日・60日・90日と期間を決め、90日経過しても動きが弱い場合は追加発注を止める方法があります。

Q5. 新商品の導入頻度はどのくらいがよいですか?

A. 例えば月2回、1回最大3品種など上限を設けると、在庫や登録作業が増えすぎるのを防ぎやすくなります。

まとめ

アガベの新商品が増えすぎている場合は、定番・準定番・テストの3区分で在庫を管理しましょう。例えば定番60%、準定番20~25%、テスト15~20%程度から始め、テスト商品は1品種3鉢程度に抑えます。30日・60日・90日の販売実績を確認し、売れる商品だけを定番へ昇格させる仕組みを作ることが重要です。新商品を無制限に増やすのではなく、月ごとの導入数と予算にも上限を設定することで、売場の新鮮さを保ちながら在庫過多を防げます。

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この記事の作成者

豊明卸問屋ドットコム 編集部

鉢物植物を中心に卸売ネット通販を行っている豊明卸問屋ドットコムの編集部です。

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