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豊明卸問屋マガジン

多肉植物の卸売で売れ筋の入れ替わりについていけない!月ごとの人気変化を仕入れに反映する方法

植物の仕入れ

多肉植物の卸売で売れ筋の入れ替わりについていけない!月ごとの人気変化を仕入れに反映する方法

「先月まで売れていた多肉植物が急に動かなくなった」「人気商品だと思って追加仕入れしたのに在庫が残った」「新しい売れ筋へ仕入れを切り替えるタイミングが分からない」。多肉植物の卸売では、売れ筋がずっと同じとは限りません。季節、SNS、イベント、価格帯、客層の変化によって、人気品種は1~3か月単位で入れ替わることがあります。今回は「多肉植物 卸売」で売れ筋の変化に遅れず対応するために、30日・60日・90日の販売数を比較し、仕入れ数量を段階的に調整する方法を解説します。

月ごとの人気変化を仕入れに反映する方法

多肉植物の仕入れでよく起こる失敗の一つが、「以前よく売れた」という理由で同じ数量を買い続けることです。

例えばA商品が3か月前に月30鉢、2か月前に25鉢、先月15鉢、今月8鉢まで落ちているとします。

3か月前の30鉢を基準に、毎月30鉢仕入れ続ければ在庫が増えていきます。

今月販売8鉢なのに30鉢仕入れれば22鉢残ります。

翌月も同じことをすれば、長期在庫につながります。

そこで、売れ筋管理では直近30日だけでなく、60日・90日の変化を見ることが重要です。

例えば商品Aが30日8鉢、60日前15鉢、90日前30鉢なら明確な下降傾向です。

一方、商品Bが30日20鉢、60日前12鉢、90日前5鉢なら上昇傾向です。

この変化を「増加」「横ばい」「減少」の3つに分類します。

例えば直近30日販売数が、前月比120%以上なら増加、80~119%なら横ばい、79%以下なら減少とする方法があります。

A商品が15鉢から8鉢なら約53%なので減少です。

B商品が12鉢から20鉢なら約167%なので増加です。

この分類を月1回行います。

増加商品は次回仕入れを10~20%増やします。

例えば月20鉢売れ、現在20鉢仕入れているなら22~24鉢程度です。

いきなり40鉢へ倍増させるのではなく、段階的に増やします。

横ばい商品は基本的に現状維持です。

減少商品は10~30%程度減らします。

例えば月20鉢仕入れていた商品が販売8鉢へ落ちたなら、次回12~15鉢程度まで減らすことを検討します。

販売速度が大きく落ちている場合はさらに減らします。

重要なのは、仕入れ数量の変更を「前回仕入れ数」ではなく「販売変化率」で決めることです。

売れ筋ランキングも月1回作り直しましょう。

例えば100品種扱っている場合、販売数上位20商品を重点管理します。

先月5位だった商品が今月25位へ落ちたなら、売れ筋枠から外します。

逆に30位だった商品が今月8位へ上がったなら重点商品へ加えます。

ランキングを固定すると、古い人気商品に仕入れ予算が残り続けます。

上位20商品のうち5商品程度が毎月入れ替わる状態でも問題ありません。

売れ筋は「永久定番」ではなく、「現在よく売れている商品」と考えることが重要です。

季節変動も確認しましょう。

例えば春に月30鉢売れた商品が夏に10鉢へ減っていても、毎年同じ傾向なら需要低下ではなく季節要因です。

前年同月のデータがある場合は比較します。

前年8月10鉢、今年8月12鉢なら前年比120%で好調です。

直前の春30鉢と比べるだけでは「売れなくなった」と判断してしまいます。

そのため、直近前月比と前年同月比の2つを見る方法があります。

例えば前月比60%、前年同月比120%なら季節要因の可能性があります。

前月比60%、前年同月比50%なら需要自体が下がっている可能性があります。

新商品が売れ筋へ入るスピードも確認します。

例えば新商品を5鉢仕入れ、7日で完売した場合、単純に人気商品に見えます。

しかし初回数量が少ないため、すぐ上位商品と同じ30鉢を仕入れるのは危険です。

次回8鉢、次に12鉢、15鉢というように20~50%ずつ増やします。

2~3回連続で30日販売率70%以上なら売れ筋候補とします。

一方、既存売れ筋でも3か月連続で販売数が減っている商品は仕入れ数量を減らします。

例えば30→20→12鉢と推移しているなら、次回15鉢以下に調整します。

販売数が減っているのに「人気品種だから」と24鉢ケースを買い続ける状態を止めましょう。

売れ筋変化は価格帯でも起こります。

例えば500~800円商品の販売比率が3か月前60%、今月40%まで減り、1,000~1,500円の商品が25%から45%へ増えている場合があります。

客単価や客層が変化している可能性があります。

月1回、低・中・高価格帯の販売比率も確認しましょう。

例えば低価格40%、中価格45%、高価格15%なら、その比率を次回仕入れ予算へ近づけます。

商品サイズも同様です。

2号販売比率が50%から30%へ減り、2.5号が35%から55%へ増えているなら、仕入れ数量を調整します。

100鉢仕入れる場合、2号50鉢から30~35鉢へ減らし、2.5号を増やします。

一度に完全変更せず5~10ポイントずつ変えることで、需要変化を確認できます。

SNSの反応は補助データとして活用できます。

例えば商品Aは販売数が前月比80%まで落ちている一方、投稿保存数が増えている場合、まだ購入につながっていない需要があるかもしれません。

価格や入荷タイミングを見直します。

ただしSNS反応だけで仕入れ増量せず、実販売と組み合わせます。

例えば「保存100件以上+30日販売率70%以上」の商品だけ増量するなど条件を作ります。

問い合わせ数も売れ筋の先行指標になります。

まだ販売数は少なくても、「次回入荷はいつですか」という問い合わせが1週間で10件ある商品は需要増加の可能性があります。

逆に以前問い合わせが多かった商品が1か月0件なら関心が落ちている可能性があります。

週1回または月1回、問い合わせ上位5品種を記録します。

仕入れ先の在庫状況にも注意します。

人気が上昇している商品は卸売先でも欠品しやすくなることがあります。

販売数が2か月連続120%以上増えている商品は、安全在庫を少し増やす方法があります。

例えば通常2週間分を持つところ、2.5週間分へ増やします。

週10鉢なら20鉢から25鉢程度です。

ただし、人気が一時的な可能性もあるため、大量在庫にはしません。

売れ筋が下がった商品は売り場からすぐ外す必要はありません。

例えばランキング上位から外れた商品でも、定番として月5~10鉢安定して売れるなら残します。

「売れ筋」と「定番」は別に考えます。

売れ筋=今伸びている商品、定番=安定して一定数売れる商品です。

例えば定番60%、現在の売れ筋20%、新商品20%という仕入れ構成にします。

こうすれば人気変化へ対応しながら売上基盤も守れます。

月間仕入れ予算100,000円なら、定番60,000円、売れ筋20,000円、新商品20,000円です。

売れ筋枠の商品は月1回入れ替えます。

A商品が減少、B商品が増加ならAの予算をBへ移します。

仕入れ総額を増やさず、中身だけ変える方法です。

在庫日数も同時に確認しましょう。

売れ筋だった商品が減速すると、過去の大量仕入れ分が残ります。

例えば現在庫40鉢、直近30日販売8鉢なら約5か月分です。

この商品は新規仕入れを止めます。

売れ筋ランキングが下がっただけでなく、現在庫も多いなら明確な停止候補です。

反対に販売20鉢、現在庫3鉢なら追加優先です。

ランキングだけでなく在庫を必ず見ます。

3か月ごとに「売れ筋残存率」も確認できます。

例えば3か月前の上位20商品のうち、今月も上位20に残っているのが12商品なら60%です。

残り8商品は入れ替わっています。

売れ筋変化が大きい店舗なら、新商品テスト枠を20~30%確保する必要があります。

残存率90%以上なら、定番比率を高めてもよいでしょう。

店舗ごとに変化速度が違うため、自店データを使います。

売れ筋変化を仕入れへ反映するためには、月1回30分程度のランキング確認を習慣にします。

上位20、上昇5、下降5の合計30商品だけでも十分です。

それぞれ「増量」「維持」「減量」「停止」の4つへ分類します。

例えば上昇商品5つは10~20%増、下降商品5つは10~30%減と具体的に変更します。

多肉植物の卸売では、売れ筋を見つけることより「売れ筋が変わったことに気づく」ことが重要です。30日・60日・90日の販売数を月1回比較し、10~30%ずつ仕入れ量を修正することで、古い人気商品を仕入れ続ける失敗を減らしやすくなります。

よくある質問

Q1. 売れ筋はどのくらいの頻度で見直しますか?

A. 月1回、直近30日・60日・90日の販売数を比較し、上位20商品を更新する方法がおすすめです。

Q2. 販売数が増えている商品はどのくらい仕入れを増やしますか?

A. 前月比120%以上が続く場合でも、まず10~20%程度ずつ増やすと在庫リスクを抑えやすくなります。

Q3. 売れ筋だった商品が減速したらどうしますか?

A. 現在庫を確認し、販売数が前月比80%以下なら次回発注を10~30%減らす方法があります。

Q4. 季節商品も前月比で判断してよいですか?

A. 季節変動がある商品は前年同月比も確認し、一時的な季節要因か需要低下かを分けて判断しましょう。

Q5. 売れ筋商品だけを仕入れればよいですか?

A. 売上安定のため、定番60%程度を確保し、売れ筋・新商品を残り40%程度で入れ替える方法があります。

まとめ

多肉植物の卸売で売れ筋の変化に対応するには、30日・60日・90日の販売数を比較しましょう。前月比120%以上の商品は10~20%増、80%以下の商品は10~30%減など基準を作ると判断しやすくなります。月1回上位20商品のランキングを更新し、仕入れ予算の中身を入れ替えることで、売れなくなった旧人気商品へ資金を使い続ける状態を防ぎやすくなります。

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この記事の作成者

豊明卸問屋ドットコム 編集部

鉢物植物を中心に卸売ネット通販を行っている豊明卸問屋ドットコムの編集部です。

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