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豊明卸問屋マガジン

多肉植物の卸売で仕入れ時期を間違える!季節に合わせた発注タイミングの考え方

植物の仕入れ

多肉植物の卸売で仕入れ時期を間違える!季節に合わせた発注タイミングの考え方

「仕入れた直後に売れ行きが落ちた」「季節商品を多めに注文したのに時期を外してしまった」「いつ多肉植物を増やせばよいのか分からない」。多肉植物の卸売では、何を仕入れるかだけでなく、いつ仕入れるかも重要です。同じ品種でも季節や気温、イベント、売り場の状況によって販売速度は変わります。仕入れ時期を誤ると、在庫日数が長くなり、管理負担や値下げの原因にもなります。今回は「多肉植物 卸売」で年間を通じて効率よく商品を仕入れたい事業者向けに、季節に応じた発注タイミングと数量調整の考え方を紹介します。

季節に合わせた発注タイミングの考え方

多肉植物の卸売で仕入れを安定させるためには、「毎月同じ日に同じ数量を注文する」という方法だけでは不十分です。販売数は年間を通じて一定とは限らないため、季節ごとに発注量とタイミングを調整する必要があります。

例えば通常月に100鉢売れる店舗でも、春に120鉢、夏に70鉢、秋に110鉢、冬に60鉢というように変動することがあります。このような店舗が毎月100鉢ずつ仕入れると、夏や冬に在庫が増え、春や秋には欠品しやすくなります。

まず確認したいのが、前年同月の販売数です。前年4月に120鉢、5月に130鉢、6月に90鉢売れているなら、春から初夏にかけて販売速度が変化していることが分かります。

前年データがない場合は、まず3か月ごとの販売数を記録しましょう。1月~3月、4月~6月、7月~9月、10月~12月という4区分で見るだけでも年間の傾向をつかみやすくなります。

仕入れのタイミングは、販売開始したい日の1~2週間前から逆算する方法があります。例えば4月1日から春向けの売り場を強化したい場合、3月中旬から下旬にかけて商品を揃えます。直前にまとめて仕入れると、納期遅れや欠品があった場合に売り場が完成しない可能性があります。

ただし、1か月以上前に大量仕入れすると、販売開始前から在庫日数が増えてしまいます。そのため、イベントや季節企画では「2週間前に50%、1週間前に30%、直前に20%」など、複数回に分けて発注する方法があります。

例えばイベント用に100鉢必要な場合、2週間前に50鉢、1週間前に30鉢、3日前に20鉢というように分散します。最初の50鉢の反応や予約状況を見ながら後半数量を調整できます。

春は新生活や園芸需要を意識し、初心者向け、小型サイズ、寄せ植え向けなどを増やす方法があります。通常80鉢仕入れている店舗なら、販売実績に応じて90~100鉢程度から試します。

夏は高温や管理負担を考え、仕入れ量を通常の70~90%程度へ抑える方法があります。通常100鉢なら70~90鉢です。ただし、実店舗の環境やEC中心かどうかによっても違うため、過去の数字を基準にしましょう。

秋は再び売り場を強化しやすい時期です。9月から11月にかけて、春に売れた品種や寄せ植え向け商品などを増やします。前年秋に月100鉢売れているなら、その実績を目安に10%程度増減させる方法があります。

冬は販売数量を抑えるだけでなく、商品構成を変えます。小型商品、室内で楽しみやすい商品、ギフト向けのセットなどへ比重を変えることで、単純な数量減少だけではない調整ができます。

仕入れ時期を決める際には、卸売先の営業日も確認しましょう。大型連休や年末年始などは出荷スケジュールが通常と異なる場合があります。

例えば通常3営業日で届く商品でも、連休前後は7日以上かかる可能性があります。売れ筋商品の在庫が5鉢しかない状態で連休に入ると、欠品期間が長くなることがあります。

そのため、長期休業前には通常より1週間早く在庫確認を行いましょう。例えば毎週金曜日に確認している店舗なら、連休の2週間前から売れ筋商品の在庫を確認し、1~2週間分を追加する方法があります。

季節商品については「いつまで販売するか」も決めます。例えば秋企画を11月30日までと設定するなら、11月中旬以降は大量の追加仕入れを控えます。

イベント終了10~14日前から発注量を減らすことで、終了後の在庫を抑えられます。

また、仕入れ時期と販促を連動させることも重要です。新商品を仕入れたのに告知が1週間後では、最も鮮度の高い入荷直後の販売機会を逃します。

商品入荷当日または翌日には、売り場変更、EC掲載、SNS告知などを行える体制を作りましょう。例えば週2回火曜日と金曜日を入荷日にし、その日のうちに新着情報を公開すると運用しやすくなります。

月末には「入荷日から何日で50%売れたか」を確認する方法もあります。100鉢入荷して10日で50鉢売れたなら、販売速度は比較的高いと判断できます。30日で50鉢しか売れないなら、次回は数量や時期を見直します。

季節ごとの販売データは最低1年間、できれば2年間保存しましょう。前年同月だけでなく2年前と比較することで、一時的な変動なのか継続的な傾向なのか判断しやすくなります。

多肉植物の卸売では、「売れた後に仕入れる」のではなく、「売れる時期の少し前に準備する」ことが重要です。ただし早すぎる大量仕入れは在庫増加につながります。1~2週間前から分割発注し、週1回販売状況を確認しながら数量を調整する方法が、季節変動への対応に役立ちます。

よくある質問

Q1. 季節商品はいつ頃から仕入れるとよいですか?

A. 販売開始予定日の1~2週間前から分割して仕入れると、在庫を増やしすぎず準備しやすくなります。

Q2. 夏は仕入れ数量を減らしたほうがよいですか?

A. 販売数が落ちる店舗では通常の70~90%程度へ調整する方法があります。必ず自店の過去実績を確認しましょう。

Q3. イベント前は一度に大量仕入れすべきですか?

A. 100鉢必要なら50鉢、30鉢、20鉢など複数回に分けて発注すると、売れ行きを見ながら調整できます。

Q4. 長期休業前は何日前から確認すればよいですか?

A. 通常より1週間程度早く在庫確認を始め、売れ筋商品は1~2週間分程度を確保する方法があります。

Q5. 季節ごとの販売データはどのくらい保存すべきですか?

A. 最低1年間、可能であれば2年間以上保存すると前年同月比較がしやすくなります。

まとめ

多肉植物の卸売で仕入れ時期の失敗を減らすには、前年同月の販売数やイベント日程を確認し、販売開始の1~2週間前から分割発注することが重要です。季節によって数量を10~30%程度調整し、週1回販売状況を確認しましょう。さらにイベント終了10~14日前から追加発注を抑えることで、季節終了後の在庫も減らしやすくなります。

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この記事の作成者

豊明卸問屋ドットコム 編集部

鉢物植物を中心に卸売ネット通販を行っている豊明卸問屋ドットコムの編集部です。

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