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豊明卸問屋マガジン

多肉植物の卸売で廃棄が増える!ロスを減らす在庫管理と仕入れ改善

植物の仕入れ

多肉植物の卸売で廃棄が増える!ロスを減らす在庫管理と仕入れ改善

「売れ残った多肉植物の状態が悪くなって廃棄している」「いつ仕入れた商品なのか分からず古い在庫が残っている」「多肉植物は売れているのに、廃棄まで考えると利益が少ない」。卸売で多肉植物を仕入れている店舗では、販売数だけでなく商品ロスの管理も重要です。1回の廃棄数は数鉢でも、毎月繰り返せば年間では大きな金額になります。今回は「多肉植物 卸売」を利用する園芸店や花屋、雑貨店、ECショップ向けに、廃棄を減らすための仕入れ数量、在庫管理、販売方法の見直し方を解説します。

ロスを減らす在庫管理と仕入れ改善

多肉植物の卸売で利益を改善したい場合、「何鉢売れたか」だけでなく「何鉢廃棄したか」を確認することが重要です。売上だけを見ていると好調に感じても、商品ロスが多ければ実際の利益は下がります。

例えば1鉢300円の商品を毎月100鉢仕入れ、そのうち5鉢を廃棄しているとします。仕入れ原価ベースでは毎月1,500円、年間では18,000円分が廃棄になります。月10鉢なら年間36,000円です。さらに送料や管理作業まで考えると、実際の損失はもう少し大きくなります。

まず始めたいのが、廃棄数を必ず記録することです。「枯れた」「傷んだ」で終わらせるのではなく、商品名、仕入れ日、廃棄日、数量、理由の5項目を記録します。

例えば「エケベリア、4月1日入荷、5月20日廃棄、3鉢、長期在庫」というように残します。この記録を1か月ごとに集計すれば、どの商品にロスが多いのか分かります。

次に確認したいのが在庫期間です。入荷した商品に日付を付けて、「入荷から30日」「60日」「90日」といった区切りで管理します。30日以上在庫している商品が増えてきたら、売り場変更や販促の対象にします。

例えば毎週月曜日に在庫を確認し、入荷30日以上の商品を一覧にします。その中で販売可能な状態の商品は、入口付近へ移動する、セット商品にする、POPを追加するなど、販売方法を変更します。

入荷から60日以上経過した商品については、仕入れ数量そのものを見直すことも重要です。毎回12鉢仕入れて6鉢以上が60日後まで残る商品なら、次回は6鉢に減らすなど調整します。

廃棄率を計算する方法もあります。例えば1か月に200鉢仕入れて10鉢廃棄した場合、廃棄率は5%です。翌月は200鉢中6鉢なら3%となり、改善していることが数字で分かります。

目標値は店舗によって異なりますが、まず現在の廃棄率を3か月程度記録し、その平均より1~2ポイント下げることを目標にすると取り組みやすくなります。

管理面では、商品を古い順に販売することも大切です。新しく入荷した商品を手前に置き、古い商品が奥に残る状態を繰り返すと、長期在庫が発生しやすくなります。入荷日が古い商品を優先的に見やすい場所へ移動しましょう。

バックヤード在庫にも入荷日を表示します。例えば棚に「8/1入荷」「8/15入荷」のような札を付けるだけでも、古い商品を先に補充しやすくなります。

また、廃棄原因を3~5種類程度に分類すると改善しやすくなります。「売れ残り」「管理ミス」「配送傷み」「害虫」「その他」などです。

仮に廃棄10鉢のうち7鉢が売れ残りなら、管理方法より仕入れ数量を見直す必要があります。一方、10鉢中6鉢が管理ミスなら、水やりや置き場所、スタッフ間の管理ルールを見直す必要があります。

仕入れ頻度を変えることも有効です。月1回100鉢仕入れて大量在庫を持つより、月4回25鉢ずつ仕入れたほうが、販売状況を見ながら数量を調整できます。送料とのバランスは必要ですが、商品ロスが大きい店舗では仕入れ頻度を増やしたほうが結果的に効率がよい場合があります。

売れ残り商品は値下げだけに頼らず、セット販売も検討しましょう。例えば単品で動かない多肉植物3鉢を「寄せ植え用3点セット」として販売する方法があります。単品では比較されにくい商品でも、用途を提案することで新たな需要を作れる可能性があります。

さらに、月1回「廃棄金額」を確認しましょう。鉢数だけではなく、仕入れ原価でいくら廃棄したかを算出します。例えば廃棄5鉢でも1鉢200円なら1,000円ですが、1鉢1,500円の商品なら7,500円になります。

高単価商品の廃棄は利益への影響が大きいため、3号以上の大きめ商品や高価格商品については、週2回程度状態を確認するなど管理頻度を増やす方法があります。

多肉植物の廃棄をゼロにすることは簡単ではありません。しかし、毎週1回古い在庫を確認し、月1回廃棄率と廃棄金額を集計するだけでも、改善ポイントは見つけやすくなります。

多肉植物の卸売を効率的に活用するためには、「仕入れ→販売→在庫→廃棄」まで一連の数字として管理することが重要です。売れ残りが多ければ次回仕入れを減らし、管理ミスが多ければ店舗ルールを変更する。この改善を3か月、6か月と続けることで、商品ロスを抑えた仕入れに近づけます。

よくある質問

Q1. 多肉植物の廃棄は何を記録すればよいですか?

A. 商品名、仕入れ日、廃棄日、数量、廃棄理由の5項目を記録すると原因を分析しやすくなります。

Q2. 古い在庫はどのくらいで見直せばよいですか?

A. まず入荷から30日、60日、90日などの区切りで確認し、長期在庫の商品は販売方法や次回仕入れ数量を見直しましょう。

Q3. 廃棄率はどのように計算しますか?

A. 1か月の廃棄数を仕入れ数で割って計算します。200鉢仕入れて10鉢廃棄した場合は5%です。

Q4. 売れ残り商品はすぐ値下げしたほうがよいですか?

A. 値下げ以外にも、売り場変更、セット販売、寄せ植え提案、POP追加などの方法があります。

Q5. 廃棄が多い場合、仕入れ頻度を増やすべきですか?

A. 月1回大量に仕入れている場合は、月2~4回程度へ分散することで在庫調整しやすくなることがあります。送料とのバランスも確認しましょう。

まとめ

多肉植物の卸売で廃棄を減らすには、商品ロスを数字として把握することが第一歩です。毎週1回、30日以上経過した在庫を確認し、月1回廃棄率と廃棄金額を集計しましょう。売れ残りが原因なら仕入れ数量を減らし、管理ミスが原因なら店舗内の管理ルールを改善します。3か月以上データを残すことで、利益を圧迫している原因を見つけやすくなり、無駄の少ない多肉植物仕入れにつながります。

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この記事の作成者

豊明卸問屋ドットコム 編集部

鉢物植物を中心に卸売ネット通販を行っている豊明卸問屋ドットコムの編集部です。

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