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豊明卸問屋マガジン

観葉植物の梱包でテープを使いすぎる!封かん作業を効率化して資材費を抑える方法

園芸資材の仕入れ

観葉植物の梱包でテープを使いすぎる!封かん作業を効率化して資材費を抑える方法

観葉植物の発送作業で、「ダンボールに何重もテープを巻いている」「スタッフによって使うテープ量が違う」「資材費が思った以上にかかっている」と困っていませんか?観葉植物は重量があり、縦長のダンボールも多いため、箱をしっかり閉じようとしてテープを多く使いがちです。しかし、必要以上のテープ使用は資材費だけでなく、作業時間や開封のしにくさにも影響します。今回は、安全性を維持しながら封かん方法を標準化し、テープ使用量と梱包時間を減らすための具体的な方法を紹介します。

箱サイズ別にテープ使用量を測って基準化する

観葉植物の梱包では、ダンボールを確実に閉じるためのテープは欠かせません。

特に植物、鉢、土を含めて5kg、10kgと重量が増える商品では、「念のため多めに貼っておこう」と考えるスタッフも多いでしょう。

しかし、スタッフごとにテープ使用量が違う状態では、資材コストも梱包時間も安定しません。

例えば同じ6号鉢の商品で、スタッフAは1箱あたり3m、スタッフBは5m、スタッフCは7m使用しているとします。

最大で4mもの差があります。

月500箱発送し、平均2m余分に使っているだけでも月1,000mです。

年間では12,000mになります。

最初に確認したいのが、現在の1箱あたりテープ使用量です。

代表商品を10件程度選び、実際に何m使用しているか測ってみましょう。

例えば小型箱平均2.5m、中型箱4m、大型箱6.5mという結果なら、箱サイズ別に基準を作れます。

重量別に貼る位置と追加補強を統一する

次に「どこに貼るか」を統一します。

テープ使用量のばらつきは、必要な長さだけでなく、貼る位置がスタッフごとに違うことも原因です。

例えば底面は中央1本、必要に応じて左右補強、天面は中央1本というように基本ルールを作ります。

重量別に追加補強する方法も有効です。

例えば「5kg未満は標準」「5~10kgは底面補強1本追加」「10kg以上は底面と側面を追加確認」といった3段階です。

これによって軽量商品まで何重にも補強する必要がなくなります。

箱強度を見直して過剰なテープ補強を減らす

ダンボール自体の強度も確認しましょう。

箱の強度が不足しているためテープを大量に巻いて補っている場合、テープの問題ではなくダンボール選びに原因があります。

例えば10kgの商品を薄い箱へ入れ、テープを10m使って補強しているなら、強度の高い箱へ変更して5mで済む可能性があります。

1箱あたりテープを5m減らし、月200件なら1,000mの削減です。

箱単価が多少上がっても、作業時間や破損率を含めると総コストが改善する場合があります。

封かん時間の短縮効果を測る

作業時間も測りましょう。

1箱に何重もテープを巻く作業に3分かかっているところを、貼り方を標準化して1分30秒にできれば1件1分30秒の短縮です。

1日30件なら45分、月20営業日なら900分、15時間になります。

年間では180時間です。

封かんだけでも標準化によって大きな差が出る可能性があります。

カッター配置と交換頻度から使用量を改善する

テープカッターの位置も重要です。

作業台ごとに1個しかなく、複数スタッフが共有していると、待ち時間や探す時間が発生します。

スタッフ3人で作業するなら、必要に応じて各作業台に1台ずつ設置するなど、作業動線を改善します。

また、テープの交換頻度も確認しましょう。

1巻を平均2日で使い切っていたものが、使用量を標準化して3日持つようになれば、月間使用本数を減らせます。

例えば月30巻使用していたものが20巻になれば10巻削減です。

1巻400円なら月4,000円、年間4万8,000円になります。

必要強度を保ちながら開封しやすくする

さらに、テープ使用量を減らすことは購入者の開封しやすさにもつながります。

箱全体へ何重にも巻かれていると、受け取った人がカッターやハサミで何か所も切る必要があります。

大型観葉植物では、開封時にカッターが葉へ当たるリスクもあります。

必要な強度を確保しながら、開封位置を分かりやすくすることが大切です。

例えば天面は1か所から開けられるようにし、「こちらから開封」などの表示を付ける方法があります。

段階テストで箱開き率を確認する

ただし、テープ削減だけを目的にして必要な封かんまで減らすのは危険です。

改善前後で配送トラブル率を比較しましょう。

例えば旧ルールでは月500件中箱開きが1件で0.2%、新ルールで月500件中1件なら品質を維持できています。

一方、新ルールで5件に増えれば1%です。

この場合は補強方法を再検討する必要があります。

封かん方法を変更するときは、まず20件、50件程度でテストする方法がおすすめです。

問題がなければ100件、500件へ広げます。

いきなりすべてを変更するより安全です。

完成写真と月次使用効率で標準化を定着させる

スタッフ教育では、正しいテープ位置を写真で示すと分かりやすくなります。

例えば小型、中型、大型の3パターンについて、箱底と天面の完成写真を用意します。

「テープをしっかり貼る」という曖昧な指示ではなく、何本、どの位置に貼るのかを明確にします。

月1回程度、テープ使用本数と発送件数を確認すると改善効果を把握できます。

例えば月500件で25巻なら1巻あたり20箱、改善後に月500件で20巻なら1巻あたり25箱です。

使用効率が25%向上したことになります。

観葉植物の梱包でテープを減らす目的は、単純な節約ではありません。

箱強度、商品重量、封かん位置を標準化し、安全性を保ちながら無駄な作業と資材を減らすことが重要です。

「箱サイズ別」「重量別」の2つの基準を作り、月1回使用量とトラブル率を確認することで、効率的な梱包へ改善できます。

よくある質問

Q1. テープは多く貼るほど安全ですか?

A. 必ずしもそうではありません。箱の強度と重量に合った必要量を適切な位置へ貼ることが重要です。

Q2. テープ使用量はどう管理すればよいですか?

A. 小型・中型・大型など箱別に代表10件程度を測定し、1箱あたりの標準量を設定すると管理しやすくなります。

Q3. 重量によって貼り方を変えるべきですか?

A. はい。5kg未満、5~10kg、10kg以上など重量帯ごとに補強ルールを設定する方法があります。

Q4. テープ削減後の安全性はどう確認しますか?

A. 20~50件程度でテストし、箱開きや底抜けなどの発生率を比較しましょう。

Q5. テープ使用量はどのくらいの頻度で見直しますか?

A. 月1回程度、使用巻数と発送件数を確認すると改善効果を把握しやすくなります。

まとめ

観葉植物の梱包でテープを使いすぎている場合は、箱サイズと重量別に封かん方法を標準化しましょう。同じ商品で3m、5m、7mとスタッフによって使用量が違う状態を減らすことが重要です。1件2mの削減でも月500件なら1,000m、年間12,000mの差になります。ただし節約を優先しすぎず、20~50件程度のテスト発送を行い、箱開きや破損率が増えていないか確認してください。資材費・作業時間・開封しやすさの3点を改善する封かん方法を目指しましょう。

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この記事の作成者

豊明卸問屋ドットコム 編集部

鉢物植物を中心に卸売ネット通販を行っている豊明卸問屋ドットコムの編集部です。

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