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アガベの仕入れで季節ごとの売上差が大きい!年間販売計画から発注量を調整する方法
植物の仕入れ
アガベの仕入れで季節ごとの売上差が大きい!年間販売計画から発注量を調整する方法
「春はよく売れるのに冬になると在庫が増える」「夏に仕入れすぎて秋まで残ってしまう」「毎月同じ数量を発注していて適正在庫が分からない」。アガベの仕入れでは、季節による販売数の違いを考慮することが重要です。植物需要は気温や園芸シーズン、売場イベントなどによって変化するため、年間を通して同じ数量を仕入れると、ある時期は欠品し、別の時期は過剰在庫になることがあります。今回は、月別の販売データを使いながら年間のアガベ仕入れ計画を作る方法を具体的に解説します。
過去12か月の月別販売数で季節差を見る
アガベの仕入れ数量を安定させるためには、「毎月20鉢仕入れる」と固定するのではなく、季節ごとの販売実績に合わせて変えることが重要です。
まず過去12か月の月別販売数を確認します。
例えば年間の販売数が、
1月:10鉢
2月:12鉢
3月:20鉢
4月:30鉢
5月:35鉢
6月:30鉢
7月:25鉢
8月:20鉢
月平均ではなく繁忙月と閑散月を分ける
9月:28鉢
10月:25鉢
11月:15鉢
12月:10鉢
だったとします。
年間合計は260鉢です。
月平均は約21.7鉢ですが、実際には5月35鉢、1月10鉢と3倍以上の差があります。
この状況で毎月22鉢仕入れると、春は欠品しやすく、冬は在庫が増えやすくなります。
前年同月と直近3か月から発注量を決める
そこで、前年同月の販売数を一つの基準にします。
例えば前年4月に30鉢売れたのであれば、今年4月も30鉢前後を基準に仕入れ計画を作ります。
ただし、前年実績だけでは今年の状況に対応できません。
そこで直近3か月の販売傾向も組み合わせます。
例えば前年5月35鉢、今年2~4月の平均販売数が30鉢なら、5月は30~35鉢程度を一つの目安にします。
さらに安全在庫を加えます。
月30鉢売れる商品群で仕入れが月2回なら、半月分は約15鉢です。
次回入荷までの欠品を避けるために5鉢程度の安全在庫を追加し、20鉢前後を発注単位として考える方法があります。
冬前に発注を減らして年越し在庫を抑える
一方、冬季は在庫を抑えます。
例えば12月と1月の販売数が各10鉢程度なら、30鉢、40鉢と在庫を持つ必要性は低いでしょう。
販売速度が月10鉢なのに在庫30鉢なら約3か月分です。
冬季に入る前の10~11月に在庫量を確認し、発注数量を減らしておくことで年越し在庫を抑えやすくなります。
サイズ・価格カテゴリー別の季節需要を見る
年間計画は品種別にも作るとより効果的です。
例えば小型アガベは年間を通して安定して売れる一方、大型アガベは春と秋に動きやすいなど、自店独自の傾向があるかもしれません。
そこで「定番小型」「中型」「大型」「高額・希少」の4カテゴリー程度に分け、月別販売数を確認します。
例えば4月の販売が、
小型:15鉢
中型:8鉢
大型:5鉢
高額:2鉢
なら合計30鉢です。
冬と春でカテゴリー別数量を切り替える
一方1月が、
小型:7鉢
中型:2鉢
大型:1鉢
高額:0鉢
なら、小型商品以外は大幅に需要が下がっています。
このデータがあれば、冬は小型中心、春は中型・大型も増やすといった発注ができます。
季節別に年間仕入れ予算を配分する
仕入れ予算も季節に合わせて変えましょう。
例えば年間仕入れ予算600万円を毎月50万円ずつ均等に使う必要はありません。
春の繁忙期に月70万円、冬に30万円など販売計画に合わせて配分する方法があります。
例えば、
春3~5月:月70万円×3=210万円
夏6~8月:月50万円×3=150万円
秋9~11月:月50万円×3=150万円
冬12~2月:月30万円×3=90万円
なら年間600万円です。
こうすることで、需要が高い時期に在庫を厚くし、低い時期には資金を在庫へ変えすぎることを防げます。
週次進捗から月中の追加発注を調整する
ただし、季節予測だけで大量仕入れするのは危険です。
前年春に売れた商品でも、今年は人気が変化している可能性があります。
そのため、月初に計画を立て、週1回販売進捗を確認します。
例えば月間販売目標30鉢に対して、第1週で10鉢売れれば進捗33%です。
4週間のうち25%しか経過していない段階で33%売れているなら、予定より好調です。
追加仕入れを検討できます。
逆に第2週終了時点で5鉢しか売れていなければ、進捗17%です。
月目標30鉢に対して50%の期間が経過しているため、仕入れ数量を抑える判断が必要です。
イベント追加在庫の消化率を翌年へ反映する
イベントも年間計画へ入れます。
例えば春の園芸フェア、ゴールデンウィーク、秋の植物イベントなど、自店で毎年販売数が増える時期があるなら、前年イベント期間の販売実績を記録します。
通常週5鉢のところイベント週に15鉢売れるなら、3倍です。
次年度はイベントの2~3週間前から在庫を準備する方法があります。
ただしイベント終了後に大量在庫を残さないよう、イベント用仕入れは通常在庫と分けて管理します。
例えばイベント追加分20鉢のうち、終了時に10鉢残れば消化率50%です。
翌年は追加数量を減らす判断ができます。
月次更新とシーズン達成率で年間計画を直す
気温変化にも注意しましょう。
同じ4月でも暖かい年と寒い年では園芸需要の動きが違う場合があります。
年間計画は固定ではなく、毎月更新することが重要です。
例えば月末に翌月計画を見直し、販売数、在庫数、入荷予定、前年同月実績の4項目を確認します。
月1回この見直しを行うだけでも、年間計画と実際の販売状況のズレを修正できます。
また、シーズン終了後には振り返りを行います。
例えば春3か月で予定販売90鉢に対して実績105鉢なら達成率約117%です。
秋は予定80鉢に対して60鉢なら75%です。
この結果を翌年の仕入れ計画へ反映します。
アガベの仕入れで重要なのは、「今年は売れそう」と感覚で判断するのではなく、前年同月、直近3か月、週次進捗の3つを組み合わせることです。
年間の大まかな計画を作りながら、毎月・毎週微調整することで、春の欠品と冬の過剰在庫を同時に防ぎやすくなります。
よくある質問
Q1. アガベの年間仕入れ計画には何か月分のデータが必要ですか?
A. 可能であれば12か月分、より精度を高めるなら2~3年分あると季節傾向を比較しやすくなります。
Q2. 毎月同じ数量を仕入れるのは問題ですか?
A. 販売数が年間を通して一定なら問題ありませんが、季節差が大きい場合は月別に数量を調整した方が在庫を管理しやすくなります。
Q3. 前年同月だけを見ればよいですか?
A. 前年同月に加えて直近3か月の販売状況も確認すると、最近の需要変化を反映しやすくなります。
Q4. 仕入れ計画はどのくらいの頻度で修正しますか?
A. 月1回翌月計画を見直し、売れ筋商品は週1回販売進捗を確認する方法があります。
Q5. イベント用の商品は通常在庫と分けた方がよいですか?
A. おすすめです。イベント追加分の販売数と残数を別管理すると、翌年の仕入れ数量を決めやすくなります。
まとめ
アガベの季節ごとの売上差が大きい場合は、年間を通して同じ数量を仕入れるのではなく、前年同月と直近3か月の販売実績から月別の発注量を調整しましょう。春など需要の高い時期は仕入れ予算を増やし、冬は販売速度に合わせて在庫を減らします。また、月1回計画を見直し、週1回販売進捗を確認することで需要の変化にも対応しやすくなります。12か月の販売データを活用しながら、季節ごとに仕入れ数量と予算を変えることが、欠品と過剰在庫を抑えるアガベ仕入れにつながります。
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