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豊明卸問屋マガジン

【どの観葉植物が本当に売れ筋か分からない!卸売市場仕入れで死に筋商品を見抜く方法】

植物の仕入れ

【どの観葉植物が本当に売れ筋か分からない!卸売市場仕入れで死に筋商品を見抜く方法】

「よく売れていると思って多めに仕入れたのに、実は値下げで動いていただけだった」「売れ筋と死に筋の判断が担当者ごとに違う」と困っていませんか。観葉植物の売れ筋を判断するときは、販売数量だけを見ると誤ることがあります。販売日数、定価販売率、粗利益、在庫期間などを合わせて確認することが重要です。今回は、観葉植物卸売市場で次に何を仕入れるべきか判断しやすくなる、売れ筋・死に筋商品の見分け方を解説します。

販売数だけでなく在庫日数と値下げ率から死に筋を判定

観葉植物販売で利益を高めるためには、「売れる商品を多めに仕入れ、売れにくい商品を減らす」という考え方が基本です。

しかし、実際には「何をもって売れ筋とするか」が曖昧な店舗も少なくありません。

例えば商品Aが月20鉢、商品Bが月10鉢売れている場合、販売数だけならAが売れ筋です。

ところがAは20鉢中10鉢を20%値下げしており、Bは10鉢すべて定価販売だった場合、利益面ではBのほうが優秀な可能性があります。

そこで売れ筋判断では複数の指標を使います。

1つ目は「販売数量」です。

まず直近30日、90日の販売数量を確認します。

例えば直近30日15鉢、過去90日45鉢なら月平均15鉢で安定しています。

一方、30日20鉢でも、その前の60日で5鉢しか売れていなければ一時的な需要かもしれません。

30日と90日の両方を見ることが重要です。

2つ目は「14日以内販売率」です。

仕入れた商品がどのくらい早く売れたかを確認します。

例えば10鉢仕入れて14日以内に8鉢売れれば80%です。

売れ筋候補は14日以内販売率70〜80%以上を一つの目安にできます。

3つ目は「30日後在庫率」です。

10鉢仕入れて30日後に6鉢残っていれば在庫率60%です。

この状態が2〜3回続く商品は死に筋候補になります。

反対に30日後在庫率20%以下なら回転は比較的良好です。

4つ目は「定価販売率」です。

販売数量が多くても値下げが多い商品は注意が必要です。

例えば月20鉢販売して定価12鉢、値下げ8鉢なら定価販売率60%です。

商品Bが月15鉢でも14鉢定価なら約93%です。

仕入れを増やすならBのほうが安全かもしれません。

5つ目は「粗利益額」です。

1鉢の利益×販売数量で月間粗利益を確認します。

商品Aは1鉢500円×月30鉢=15,000円です。

商品Bは1鉢2,000円×月10鉢=20,000円です。

販売量はAが3倍でも、利益額はBのほうが高くなります。

6つ目は「在庫金額」です。

死に筋商品が少数でも高額なら資金への影響が大きくなります。

例えば60日以上残る商品が5鉢、1鉢仕入れ1万円なら5万円です。

小型商品20鉢、1鉢500円なら1万円です。

鉢数だけでなく金額も確認しましょう。

7つ目は「商品をA・B・C・Dに分類すること」です。

例えばAは14日以内販売率80%以上、Bは60〜79%、Cは30〜59%、Dは30%未満とします。

毎月分類を更新します。

Aは仕入れ量維持・増加候補、Bは維持、Cは数量削減、Dは仕入れ停止候補とします。

8つ目は「問い合わせ数を見ること」です。

在庫が少ないため販売数が少ない商品もあります。

例えば商品Cは月5鉢しか売れていなくても、欠品期間中に10件問い合わせがあれば需要は高い可能性があります。

売上データだけでは見えない需要を補足できます。

9つ目は「季節要因を分けること」です。

冬に売れない商品を死に筋と判断して仕入れ停止したら、春に需要が戻る場合があります。

直近30日だけでなく前年同月や過去12か月も確認します。

例えば春は月20鉢、冬は月3鉢なら季節商品として扱うべきです。

10個目は「売れ筋の中にも欠品リスクを見ること」です。

Aランクだから大量仕入れするのではなく、次回市場へ行くまでの日数や供給量を考えます。

週10鉢売れて市場へ週1回行けるなら、10〜15鉢程度で十分な場合があります。

11個目は「死に筋商品をすぐ処分しないこと」です。

Dランクだからとすぐ値下げする前に、売場、価格、POP、サイズなどを見直します。

14日間だけ入口へ移動し、それでも売れないなら仕入れ停止という段階を作ります。

12個目は「月3〜5品種だけ改善すること」です。

100品種を一度に分析すると作業が続きません。

毎月Dランクから5品種を選び、仕入れ停止・数量半減・売場変更などを行います。

1年間で最大60品種を見直せます。

13個目は「売れ筋へ浮いた予算を回すこと」です。

死に筋商品を月5万円減らしたら、その一部をAランク商品へ回します。

例えば3万円を定番、1万円を新商品、1万円を予備費へ配分します。

単純に仕入れ総額を減らすだけでなく、資金配分を変えることが重要です。

14個目は「3か月連続で評価すること」です。

1か月だけ販売が悪かった商品をすぐ死に筋扱いしないことも重要です。

2〜3か月連続で30日販売率30%未満、定価販売率50%未満など複数条件を満たした場合に、仕入れ停止候補へします。

15個目は「売れ筋ランキングをスタッフと共有すること」です。

毎月上位10商品と下位10商品を共有します。

販売スタッフが「問い合わせは多い」「価格が高いと言われる」など現場情報を加えることで、数字だけでは見えない理由を把握できます。

観葉植物卸売市場での仕入れを改善するには、担当者の印象だけで売れ筋を決めないことが大切です。販売数、販売速度、定価販売率、粗利益、在庫金額の5つを組み合わせることで、本当に増やすべき商品と減らすべき商品が見えてきます。

よくある質問

Q1. 売れ筋商品は販売数量だけで判断できますか?

A. いいえ。販売速度、定価販売率、粗利益額、在庫期間も合わせて確認することが重要です。

Q2. 売れ筋の目安は何日以内に売れる商品ですか?

A. 店舗によりますが、14日以内販売率70〜80%以上の商品を売れ筋候補とする方法があります。

Q3. 死に筋商品はすぐ仕入れ停止すべきですか?

A. 売場や価格などを一度見直し、2〜3か月連続で低い販売率が続く場合に停止を検討すると安全です。

Q4. 値下げして完売した商品は売れ筋ですか?

A. 必ずしもそうではありません。定価販売率を確認し、利益を残して販売できているかを見る必要があります。

Q5. 売れ筋・死に筋分析はどのくらいの頻度で行えばよいですか?

A. 月1回、上位・下位10商品程度を確認すると継続しやすくなります。

まとめ

観葉植物の売れ筋を正しく判断するには、販売数量だけでなく14日以内販売率、30日後在庫率、定価販売率、粗利益額、在庫金額を確認することが重要です。毎月商品をA〜Dなどに分類し、Aは維持・増量、C・Dは数量削減や仕入れ停止を検討しましょう。ただし1か月だけで判断せず、2〜3か月連続の結果と季節要因も確認します。数字と販売スタッフの声を組み合わせることで、卸売市場での仕入れ精度をさらに高められます。

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この記事の作成者

豊明卸問屋ドットコム 編集部

鉢物植物を中心に卸売ネット通販を行っている豊明卸問屋ドットコムの編集部です。

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