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豊明卸問屋マガジン

【今の観葉植物卸売市場に不満がある!仕入れ先を変更すべきタイミングと判断基準】

植物の仕入れ

【今の観葉植物卸売市場に不満がある!仕入れ先を変更すべきタイミングと判断基準】

「最近、欲しい観葉植物が揃わない」「品質にばらつきがあり、別の卸売市場を探すべきか迷っている」と感じていませんか。長年利用している仕入れ先でも、自店の販売商品や顧客層が変われば合わなくなることがあります。しかし、一時的な欠品や価格上昇だけで仕入れ先を変更すると、かえってコストや手間が増える可能性もあります。今回は、観葉植物卸売市場を変更・追加すべきタイミングと、感覚ではなく数字で判断するための具体的な基準を解説します。

主力商品の欠品率と品質ロスから追加市場を検討

観葉植物卸売市場との取引が長くなると、多少の不満があっても「昔から使っているから」という理由で同じ仕入れ先を利用し続けることがあります。

長期的な関係には大きなメリットがあります。自店の好みを理解してもらいやすく、商品情報も受け取りやすくなります。しかし、仕入れ条件が現在の店舗に合っているかは定期的に確認する必要があります。

仕入れ先変更を検討する1つ目のサインが「欠品の増加」です。

例えば売れ筋上位10品種について、月4回市場へ行っても3品種以上が毎回仕入れられない状態が3か月続いている場合、品揃えに影響が出ています。

欲しい商品が見つかった回数を記録し、仕入れ成功率を計算します。12回探して8回仕入れられれば約67%です。主力商品で成功率が50%を下回る状態が続くなら、サブ市場の追加を検討する価値があります。

2つ目は「品質ロスの増加」です。

例えば以前は100鉢中3鉢程度だった値下げ・廃棄が、最近は8鉢になっている場合、不良・ロス率は3%から8%へ上昇しています。

月500鉢仕入れる店舗なら5%の差は25鉢です。平均仕入れ価格2,000円なら、5万円分の商品に影響する計算になります。

3か月程度記録し、特定の市場や生産者だけロス率が高い場合は改善相談や仕入れ先変更を検討します。

平均仕入れ価格を交通費・人件費まで含めて比較

3つ目は「価格」です。

同じ商品が一時的に10%高くなっただけなら、すぐ市場を変える必要はありません。植物相場は変動するからです。

しかし、主要20品種の平均仕入れ価格を3〜6か月比較し、他の仕入れルートより恒常的に15〜20%高い状態なら、比較する価値があります。

ただし商品代だけでなく、送料、交通費、人件費も含めて比較しましょう。

現在の市場は片道30分、新市場は片道90分なら、1回あたり往復2時間余計に必要です。月4回なら8時間、年間96時間です。商品が少し安くても、移動時間を含めるとメリットがなくなる可能性があります。

商品構成・最低ロット・注文方法の変化を確認

4つ目は「自店の商品構成とのズレ」です。

以前は一般的な5〜7号観葉植物が中心だったものの、現在は希少植物や10号以上の大型商品を増やしている場合、既存市場の得意分野と合わなくなることがあります。

過去6か月の売上をカテゴリー別に集計し、売上構成が変わっているなら、そのカテゴリーに強い別市場を追加する方法があります。

例えば大型植物の売上比率が10%から30%へ増えたなら、大型を多く扱う市場をサブルートとして持つことを検討します。

5つ目は「最低ロット」です。

店舗が小型化したり販売量が減ったりしたのに、24鉢・48鉢単位の仕入れが中心だと在庫リスクが高くなります。

月販売数8鉢の商品を24鉢単位で仕入れると、約3か月分の在庫です。別仕入れ先で6鉢から購入できるなら、単価が10%高くても小ロットのほうが適している場合があります。

6つ目は「注文方法」です。

市場へ毎回足を運ぶ必要があり、オンライン注文や事前発注ができないことで業務負担が大きくなっている場合も見直しポイントです。

例えば週2回、1回4時間の仕入れで月32時間使用しているなら、一部をオンライン化できる仕入れ先へ移すことで月10〜15時間程度削減できる可能性があります。

新市場へ10〜20%を振り分け同一商品で試験

7つ目は「完全変更ではなく追加から始めること」です。

現在の市場に不満があるからといって、翌月からすべて別市場へ移す必要はありません。

まず仕入れ全体の10〜20%程度だけ新しい市場へ振り分けます。例えば月仕入れ50万円なら5〜10万円程度です。

3か月間テストし、品質、価格、販売速度、送料、作業時間などを比較します。

8つ目は「同じ商品で比較すること」です。

A市場とB市場を比較するなら、なるべく同じ品種・同じサイズの商品を仕入れます。

例えばフィカス6号をそれぞれ6鉢仕入れ、仕入れ価格、品質不良数、14日以内販売数を比較します。

Aは1,500円で14日以内5鉢販売、Bは1,350円で3鉢販売なら、安いBが必ずしも優れているとは言えません。樹形や品質の違いによって販売速度が変わっている可能性があります。

変更コストと効果を3〜6か月の数字で判断

9つ目は「市場変更による手間も記録すること」です。

新規登録、取引条件確認、配送方法変更、スタッフ教育など、仕入れ先を変えるには見えないコストがあります。

最初の1〜3か月は作業時間が増える場合があるため、短期間だけで判断せず3〜6か月程度確認することがおすすめです。

10つ目は「変更理由を数字で残すこと」です。

「なんとなく最近良くない」ではなく、「欠品率40%」「ロス率8%」「平均仕入れ価格15%高い」など具体的にします。

数字を残しておけば、新市場を試した後に改善したか比較できます。

例えば3か月後に欠品率40%から15%、ロス率8%から4%になったなら、変更効果が明確です。

反対に改善がなければ、元の市場へ戻したり、用途別に使い分けたりする判断ができます。

観葉植物の仕入れ先は、一つに決めたら変えてはいけないものではありません。一方で、長年の関係を一時的な価格差だけで切り替える必要もありません。現在の市場を基本にしながら、新しい市場を10〜20%程度から試し、3〜6か月かけて比較する方法が安全です。

よくある質問

Q1. 仕入れ先変更を検討する主な理由は何ですか?

A. 欠品増加、品質ロス、価格、最低ロット、取扱商品のズレ、注文方法などが主な確認ポイントです。

Q2. 一度にすべて新市場へ変更してもよいですか?

A. リスクがあるため、最初は仕入れ全体の10〜20%程度からテストする方法がおすすめです。

Q3. 新しい市場は何か月試せばよいですか?

A. 最低3か月、可能であれば3〜6か月程度比較すると一時的な条件に左右されにくくなります。

Q4. 商品価格だけで市場を比較してもよいですか?

A. いいえ。送料、交通費、人件費、品質、販売速度まで含めて比較することが重要です。

Q5. 現在の市場と新市場を併用してもよいですか?

A. はい。定番は既存市場、大型や希少品は別市場など、得意分野で使い分ける方法も有効です。

まとめ

現在の観葉植物卸売市場に不満がある場合でも、感覚だけで全面変更するのはおすすめできません。欠品率、品質ロス率、平均仕入れ価格、最低ロットなどを3か月以上記録し、問題を数字で確認しましょう。新しい市場を試す場合は仕入れ全体の10〜20%程度から始め、3〜6か月かけて品質・価格・販売速度・作業時間を比較します。市場ごとの得意分野を理解し、必要に応じて複数市場を使い分けることで、より安定した仕入れ体制を作れます。

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この記事の作成者

豊明卸問屋ドットコム 編集部

鉢物植物を中心に卸売ネット通販を行っている豊明卸問屋ドットコムの編集部です。

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